更新日:2010/12/31

その他の頻出文字列の省略打ち

gACT10では上記以外にも様々な打ち方(省略法)を用意しています。

あまりにも多くて、戸惑うかもしれませんが、覚えなけれは打てないというものではありません。 日頃の日本語入力で、よく出てくるパターンに気づいたら、その時に省略法を試してみてください。

省略打ちは、速記法の考え方を一部取り入れ、指の感覚で覚えやすいものを中心にしています。 指の動きや学習のコストが大きいものはごく僅かで、それらはたいてい、省略の度合いを高くしています。

考え方(省略法の類型)

やって良かった打ち

「っ」の直後に「たちつてと」が来るケースです。

左手[っ]キーの次に同じ左手上段のキーを打ちます。使用する指は、母音キーと同じものです。

このパターンは非常に多いので、すぐに手になじんで効果を実感することでしょう。

極楽打ち(く音省略)

2音目に「く」が付く場合の省略打ちです。

子音キーに続けて、その下の段の人差指あるいは小指を打ったあと、1音めの母音を打ちます。

「ま行」「ざ行」「ば行」など、子音キーが下段の場合は、2打目はその上の段を使います。


さ行、た行で、2音目に「つ」や「き」が付く場合も同様の省略打ちを用意しています。

プリクラ打ち

2音目にら行音「らりるれろ」が付く場合、2文字を3打で打つものです。

原則として、1打目の子音キーの直後に[ら行]キーを打ち、3打目に「らりるれろ」に相当する母音を打ちます。

その他

子音キーに続けて子音キーを打つ組み合わせに、比較的良く出てくる文字列を割り付けます。 (従来のACTで特殊拡張と言っていたものに相当します。)

盤面図について

これらの説明を言葉でするよりも、図で表したほうがわかりやすいでしょう。

以下の図は、右手上段中指の[か行]キーを打ったとき、 次にどのキーを打つと、どうなるかを表した図です。 つまり、[か行]キーを打った直後の盤面の配置を表したもので、 これを「か行面」と呼びます。

か行面

この盤面図の色分けや表記は以下のようになっています。

1打目の表記 1打目のキーを表します
母音キーを打った時に出力(確定)される文字です
黒文字 そのキーを打って出力(確定)される文字です
太字 ほぼ規則的な場所に割りつけられているキー(機能)であることを表します
拗音化キー 拗音化キーを表します
プリクラ入力 赤いアルファベットと、次に続く母音が組み合わされて目的の文字になります。 (母音キーの上下の拡張キーも有効です)
く音省略キー く音省略で使うキーの例です。赤いカタカナ部分が、次に続く母音と組み合わされて変化します。 (母音キーの上下の拡張キーは適用されません。)

2打目までの盤面図一覧をPDFファイルで用意しました。
gACT10盤面図一覧