gACT10では上記以外にも様々な打ち方(省略法)を用意しています。
あまりにも多くて、戸惑うかもしれませんが、覚えなけれは打てないというものではありません。 日頃の日本語入力で、よく出てくるパターンに気づいたら、その時に省略法を試してみてください。
省略打ちは、速記法の考え方を一部取り入れ、指の感覚で覚えやすいものを中心にしています。 指の動きや学習のコストが大きいものはごく僅かで、それらはたいてい、省略の度合いを高くしています。
「っ」の直後に「たちつてと」が来るケースです。
左手[っ]キーの次に同じ左手上段のキーを打ちます。使用する指は、母音キーと同じものです。
このパターンは非常に多いので、すぐに手になじんで効果を実感することでしょう。
2音目に「く」が付く場合の省略打ちです。
子音キーに続けて、その下の段の人差指あるいは小指を打ったあと、1音めの母音を打ちます。
「ま行」「ざ行」「ば行」など、子音キーが下段の場合は、2打目はその上の段を使います。
さ行、た行で、2音目に「つ」や「き」が付く場合も同様の省略打ちを用意しています。
2音目にら行音「らりるれろ」が付く場合、2文字を3打で打つものです。
原則として、1打目の子音キーの直後に[ら行]キーを打ち、3打目に「らりるれろ」に相当する母音を打ちます。
子音キーに続けて子音キーを打つ組み合わせに、比較的良く出てくる文字列を割り付けます。 (従来のACTで特殊拡張と言っていたものに相当します。)
これらの説明を言葉でするよりも、図で表したほうがわかりやすいでしょう。
以下の図は、右手上段中指の[か行]キーを打ったとき、 次にどのキーを打つと、どうなるかを表した図です。 つまり、[か行]キーを打った直後の盤面の配置を表したもので、 これを「か行面」と呼びます。
この盤面図の色分けや表記は以下のようになっています。
1打目のキーを表します | |
か | 母音キーを打った時に出力(確定)される文字です |
黒文字 | そのキーを打って出力(確定)される文字です |
太字 | ほぼ規則的な場所に割りつけられているキー(機能)であることを表します |
拗音化キーを表します | |
赤いアルファベットと、次に続く母音が組み合わされて目的の文字になります。 (母音キーの上下の拡張キーも有効です) | |
く音省略で使うキーの例です。赤いカタカナ部分が、次に続く母音と組み合わされて変化します。 (母音キーの上下の拡張キーは適用されません。) |
2打目までの盤面図一覧をPDFファイルで用意しました。
gACT10盤面図一覧