Last modified:2021/09/01
戻る ここで提案する『SandS』は、スペースキーにシフトキーの機能も持たせたものです。
具体的には、親指でスペースキーを押しながら、アルファベットキーを押すと大文字が入力できるようにするものです。
本来のスペース(空白)を入力するには、スペースキー単独でDOWN/UPします。UPのタイミングでスペースが入力されます。
単にそれだけですが、使って見ると意外に使いやすいです。最近は日本語の文章でもアルファベットが多く混じるようになりました。特にNHK、IBM、SONYなど、アルファベットの大文字が続くようなケースが多いようです。
SandSはこのような場合に威力を発揮します。また、括弧や記号が多いプログラムのソースコードを入力するときにも重宝します。
『SandS』はSpace and Shift の略です。(Shift and Spaceでもいいかと)
SandSの機能は、現在のところ一般的なコンピュータには標準装備されてはいません。そこで、キーをカスタマイズする ソフトを使って実装します。
代表的な例としては、GNU Emacs 上で標準的に使われているSKKをカスタマイズする方法で、 多くのプログラマーがSandSを利用しています。
Windowsパソコンで使うには、
AutoHotkeyのスクリプトを作ってキーをカスタマイズします。
たとえば、
fioreさんは、ご自分のサイト「PCの歯車」で、「
Windows で SandS (Space and Shift) を使うためのソフト
「SandSExe」」を公開しています。
私は、やはりAutoHotkeyを使ってSandSを実装したものを
ベクターのサイトで公開しています(2010年)。
こちらのソフトは、
JCtrlを実現するものですが、
その中にSandSの機能のON/OFF設定を含めています(下図)。
上記はほんの一例です。Googleで、たとえば「 キー SandSを使うには 」として検索すると、様々な実装方法などのページが検索されます。
単に文章中の大文字を入力するだけでも効果を実感しますが、市販の日本語入力IMEと組み合わせると以下のような発展も考えられます。
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