開発の背景

 タイピング練習ソフトなんて沢山出まわっているのに、なんでいまさら?

実は私も自問自答しました。市販ソフトやオンラインソフトを試したりして、私の授業でどれを採用しようか検討しました。しかし以下の点でどれも決定的なものはありませんでした。

その一方で、数年前からJavaにあこがれ(?)のような感じをいだいていて、いつかかじってみたい(Javaだから「飲んでみたい」かな?)と思っていました。この年(44)でプログラミング畑出身でもないのに‥‥と躊躇しましたが、もともとコーヒー好き!Javaというその名前の雰囲気に引かれて、そしてなによりそのコンセプトに引かれて手を出してしまいました。

ですから、当然未熟なアプレットでしかありません。

実は、うまくできなかったら市販のソフトを使おう、と次年度予算で○○万円の枠を予定していました。そんな状況で、なんとか動きそうなものができつつあったとき、ゲーム以外ほとんどパソコンを触ったことのない中2の娘が勝手にこのアプレットで練習を始めました。毎日20〜30分楽しんでいたようです。すると知らないうちにランダムの1分間の練習を300回も終えていました。その頃、私もびっくりしたのですがまったく手元を見ないで打てるようになっていたのです。その後、ローマ字や英文の例文練習をまったくしていなくても、いきなりローマ字、英文のタッチタイプができるではありませんか!

もしかしたら、このトレーニングのポリシーとこのアプレットは意外にいけるのではと思いはじめ、俄然熱が入ってしまいました。


おまけ

実は例文の練習は重点を置くつもりはなかったのですが、アプレット開発でもっとも手間がかかったのがローマ字つづりのゆらぎを許容する処理でした。あとは日本語変換表示(疑似的な変換の演出表示)でした。プロの方なら何ということもない処理でしょうけど。

ローマ字というのもいざその処理を実現しようとするとやっかいですね。子音を重ねるとか、NNが一つでよいときと2つにしなくてはならないときがあったり。特殊な拗音なんて誰が決めた綴りか分からないまま押しつけられている。小学校で習ったローマ字綴りの呪縛から解き放たれればもっと快適になるのに‥‥以上拡張ローマ字入力AZIKの宣伝でした。

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