NBTSTAT(えぬびーてぃーすていと)

<機能>
・プロトコルの統計情報と、NBT (TCP/IP 上の NetBIOS) を使う現在の TCP/IP 接続を表示します。

<書式>
nbtstat [-a リモート名] [-A IP アドレス] [-c] [-n] [-R] [-r] [-S] [-s] [間隔]

-a リモート名 指定したリモート名を使ってリモートコンピュータの名前テーブルの一覧を表示します。
-A IP アドレス 指定した IP アドレスを使って、リモートコンピュータの名前テーブルの一覧を表示します。
-c 各名前の IP アドレスを提供する NetBIOS 名キャッシュの内容を一覧表示します。
-n ローカル NetBIOS 名の一覧を表示します。
"Registered" は、ブロードキャスト (Bnode) または WINS (別のノード型) によりその名前は登録されていることを表します。
-R NetBIOS 名キャッシュからすべての名前を取り除いた後で、LMHOSTS ファイルを再読み取りします。
-r Windows ネットワークの名前解決統計情報の一覧を表示します。
WINS を使用するように構成された Windows NT コンピュータでは、このオプションは、ブロードキャストまたは WINS を介して解決した名前および登録した名前の数を返します。
-S IP アドレスのみによるリモートコンピュータを一覧表示して、クライアントおよびサーバー ッションの両方を表示します。
-s クライアントおよびサーバーセッションの両方を表示します。
リモートコンピュータの IP アドレスを HOSTS ファイルを使って名前に変換しようとします。
間隔 指定した秒間隔で、選択した統計情報を再表示します。
統計情報の再表示を停止するには、Ctrl + C キーを押します。
このパラメータが省略されると、nbtstat は、現在の構成情報を一度だけ印刷します。

<使い方>
・とくにありません。

<注意事項>
とくにありません。

<Nbtstat に関する詳細情報>
nbtstat ユーティリティにより生成されたヘッダー欄には、次の意味があります。

Input 受信バイト数。
Output 送信バイト数。
In/Out 接続は、このコンピュータ (発信) からなのか、または別のシステムからローカル コンピュータ (着信) へなのかを示します。
Life 名前テーブル キャッシュ エントリが取り除かれるまでの残り時間。
Local Name 接続に関連付けられたローカル NetBIOS 名。
Remote Host リモート コンピュータに関連付けられた名前または IP アドレス。
Type 名前の種類を示します。名前は、一意名 (unique name) かグループ名 (group name) のいずれかです。
<03> 各 NetBIOS 名の長さは 16 文字です。
1 つのコンピュータで、最後のバイト以外は同じ名前が複数存在することがあるので、最後のバイトが重要な意味を持ちます。
この表記は、最後のバイトを単純に 16 進表記に変換したものです。たとえば、<20> は ASCII 文字の空白です。
State NetBIOS 接続の状態。状態には次のようなものがあります。
状態 意味
Connected セッションが確立されています。
Associated 接続端点 (endpoint) が作成され、IP アドレスと関連付けられています。
Listening 端点を受信 (inbound) 接続のために利用することができます。
Idle 端点は開かれていますが、接続を受け取ることはできません。
Connecting セッションは接続段階です。送信先名から IP アドレスへのマッピングは解決されつつあります。
Accepting 現在、受信セッションが受け入られており、まもなく接続されます。
Reconnecting 現在、受信セッションが受け入られており、まもなく接続されます。
Outbound 現在、TCP 接続が作成されており、セッションが接続段階にあります。
Inbound 受信セッションが接続段階にあります。
Disconnecting セッションは切断手続き中です。
Disconnected ローカル コンピュータが切断の指示を発行し、リモート システムからの確認を待っています。

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