昼食をとってすっかり元気になったこぐま組は、骨董通りへと足を運んだ。
通りを進み、ふと左手の路地を見ると、なにやらanan風の女の子ちゃん
たちがたむろしているのを発見。「ぬ、これは!」。これぞ青山というような
小洒落た雑貨屋「Madu」(f)がそこに店を構えていたのであった。これは
調査しない訳にはいくまい。我々も、店に入ってみることにした。店の前で
は、オリジナルの手作りクッキーを販売していた。
「おひとつ、どーぞ。」
エプロンをつけたかわいらしい女の子のアルバイト店員が、我らにクッキー
を差し出した。ついつい、クッキーの甘い香りにつられて、手を伸ばしそう
になったが、
「いかん!罠かもしれぬ。毒が盛られているかもしれないではないか!」
と瞬時に判断し、ニッコリ「結構です。」と断ったのであった。
いやー、危ないところであった。日頃からアーバンサバイバルの訓練を積ん
でいるこぐま組であったからこそ、未然に防げたのだと言えよう。
店内は、洒落た陶器や、キッチン小物などが並べられており、グットであ
る。雑貨屋の奥から隣のレストランへとつながっている。覗いて見ると、若
い女性で店は一杯だ。レストランは、オープンテラスとなっており、道行く
人々を眺めながら、「ビールを一杯」ってな客も多い。
骨董通りを戻り、先ほどの「謎の食パン屋」のあるT字路まで戻ることに
した。「地図の店」が入っている雑居ビルから、10m程「紀ノ国屋」方面
へ戻ったところに「花茂(はなも)(h)」という花屋のビルがある。その脇
から北西へ入る小道がある。この小道を入って50m程行くと、左手に、
「ポロねぎ亭(g)」という店があった。店の入り口に黒板にメニューを書い
て置いてある。山小屋風(?)の渋い造りの店だ。こぐま組はこういう店は
大好きである。黒板メニューを見ると、なんと「味噌かつ定食 800円」
とあるではないか!うーん。入ってみたい。でも、昼食はとったし、これま
た「罠」かもしれないので入らなかったが、次回は是非突撃したいと思った
のであった。
あおやまっぷ3
last modified 1996 1 Sep.