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Apache は、おそらく世界で最も多く使われている WWW サーバーです。
詳細は、http://www.apache.or.jp/ を参照してください。


[01] apache package の入手

FreeBSD の CD-ROM をお持ちの人は、/packages/All にある apache-1.3.3.tgz
などを使用しますので、フォルダ( /usr/local/packages )を作って、そこへ入れて
おきます。

無い場合は、ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/packages-2.2.8 等から最新の apache
をダウンロードして、ローカルのフォルダへ持ってくる。

[02] apache のインストール

スーパーユーザー(su)となって、apache-1.3.3.tgz のあるディレクトリへ移り
% pkg_add apache-1.3.3.tgz
とすると、勝手にインストールしてくれます。

/usr/local/sbin に httpd ができていることを確認する。

[03] httpd 起動ユーザー/グループの作成

/etc/group に www というグループを追加する。

こんな感じで(ID は、man の次ぐらいで 10)
www:*:10:www,tommy

% vipw で、www というユーザーを追加する。

こんな感じで(U-ID は、man の次ぐらいで 10、G-ID は上記で設定した ID に)
www:*:10:10::0:0:WWW Server:/:/sbin/nologin

[04] 各種設定ファイルの編集

パッケージインストールし場合、/usr/local/etc/apache にサンプルファイルが
できているので、それらのファイル名を .default を除いた名前にする。

access.conf httpd.conf magic mime.types srm.conf 計5つのファイル

[05] access.conf の設定

(例)
<Directory /html>                        # 適宜ディレクトリ名変更
Options Indexes FollowSymLinks Includes  # ServerSideInclude 使用時
AllowOverride All              ~~~~~~~~  # 
order allow,deny
allow from all
</Directory>

<Directory /html/cgi-bin>                # 適宜ディレクトリ名変更
AllowOverride None
Options None
</Directory>

[06] httpd.conf の設定

(例)
ServerType standalone                    #
Port 80                                  #
HostnameLookups on                       #
User www                                 # [03]で作ったユーザー
Group www                                #        〃     グループ
BrowserMatch Mozilla/2 nokeepalive       #
ServerAdmin webmaster@temp.co.jp         # 管理者のメールアドレス
ServerRoot /usr/local                    #
ErrorLog /var/log/httpd-error.log        # エラー ログ出力先
CustomLog /html/log/access.log combined  # アクセス  〃
PidFile /var/run/httpd.pid               #
ScoreBoardFile /var/run/apache_status    #
Timeout 300                              #
KeepAlive On                             #
MaxKeepAliveRequests 100                 #
KeepAliveTimeout 15                      #
MinSpareServers 5                        #
MaxSpareServers 10                       #
StartServers 5                           #
MaxClients 150                           #
MaxRequestsPerChild 30                   #

[07] srm.conf の設定

次の行を変更する。

(例)
DocumentRoot /html                       # ページデータの格納ディレクトリ
UserDir html                             # ユーザーホームの位置
DirectoryIndex index.htm                 # ファイル名指定無しの時の表示ページ
ScriptAlias /cgi-bin/ /html/cgi-bin/     # cgi-bin の位置
AddHandler cgi-script .cgi               # 
AddType text/html .shtml                 # SSI とするページの拡張子
AddHandler server-parsed .shtml          #      〃

[08] mime.types magic の設定

これらは、そのままで良い。必要なら適宜変更しておく。

[09] ディレクトリごとのアクセス制限

ページデータのあるディレクトリごとに、アクセス制限を掛けたいときはその
ディレクトリへ .htaccess というファイルを作り、下記のようにしておく。

<LIMIT GET>
deny from all                        # ここですべての端末からアクセス禁止し
allow from 192.168.0 temp.co.jp      # ここで 172.16.94 tommy からのアクセス許可
</LIMIT>

ErrorDocument 403 /error/other.htm   # 許可以外の端末からアクセスされたとき
                                     # に表示するページをここで指定

[10] apache の起動準備

起動の前にやらなければならないことがあります。

・html データを置くディレクトリの準備をします。
 access.conf の Directory および srm.conf の DocumentRoot で設定したホーム
 ディレクトリが存在すればそのアクセス権があるかどうか?
 なければ mkdir で作成し、chown または chmod でアクセス権を設定しておきます。

・log ディレクトリの準備。
 httpd.conf の CustomLog に指定したディレクトリがあるか確認し、なければ上記
 同様作成しアクセス権を設定しておく。

[11] apache の起動

/usr/local/etc/rc.d に apache.sh という起動スクリプトができているので
FreeBSD を reboot すれば、自動的に立ち上がる。

いますぐ起動させたい場合は、/usr/local/etc/rc.d/apache.sh を実行する。


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