[ Samba で AXIS(NPS) にぶらさがっているプリンタを共有する ]
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<参照>
1.AXIS NPSシリーズ ユーザーズマニュアル 5.4.1.4 LPD を利用する方法
2.Samba Home page ( http://samba.bento.ad.jp/ )


[01] はじめに

AXIS NPS-550 or 560 に IP を設定した状態になっていること。

AXIS NPS に IP を設定するには、FreeBSD で root(su) になり、arp コマンド
で設定することができます。

(例)
% arp -s hostname 00:40:8c:12:34:56 temp
         * hostname は、DNS または /etc/hosts にすでに定義しておくこと。
           192.168.0.10  hostname
         ( nslookup で hostname の IP が引けていれば良い。)

% ping hostname を行って、データが受信できていることを確認する。

次に、FreeBSD 上で、lpd が動いているか確認する。( ps -aux | grep lpd )
lpd が動いていれば次へ

lpd が動いていない場合で、FreeBSD 2.2.1 以下の場合は /etc/sysconfig を
FreeBSD 2.2.2 以上の場合は、/etc/rc.conf を vi などで開いて lpd_enable
のところを "YES" にして、reboot すれば自動的に lpd が起動します。

[02] 各プリンタ用のスプールディレクトリとログファイルの作成

Port1 用
% touch /var/log/printer1_log  (適宜位置とファイル名を変更)
% mkdir /var/spool/lpd/printer1 (適宜位置とフォルダ名 printer1 を変更)

port2 用
% touch /var/log/printer2_log  (適宜位置とファイル名を変更)
% mkdir /var/spool/lpd/printer2 (適宜フォルダ名 printer1 を変更)

[03] 02 で作ったファイルとディレクトリのパーミッション設定

% chmod 777 /var/log/printer1_log
% chmod 777 /var/log/printer2_log
% chmod 777 /var/spool/lpd/printer1
% chmod 777 /var/spool/lpd/printer2

[04] /etc/printcap の設定

NPSユーザーズマニュアルを参考にして、/etc/printcap にプリンタの
エントリーを追加する。

(例)
#
printer1|Canon LBP-720:\
 :lp=:\
 :lf=/var/log/printer1_log:\
 :rm=axis_hostname:\
 :rp=pr1:\
 :sd=/var/spool/lpd/printer1:
#
printer2|Canon BJC-610JW:\
 :lp=:\
 :lf=/var/log/printer2_log:\
 :rm=axis_hostname:\
 :rp=pr2:\
 :sd=/var/spool/lpd/printer2:
#

ここで、lf= sd= は、[02]で作ったパス/名前にすること。
rp= のところの pr1 は port1 、pr2 は port2 の意味。
rm= の axis_hostname は、DNS や hosts に設定している NPS の ホストネーム

% nslookup で
> axis_hostname とやって、IP が引けるかどうか確認。
>exit (nslookup からの exit)

[05] lpd の再起動

% lpc restart printer1
% lpc restart printer1

% lpc restart printer2
% lpc restart printer2

lpc コマンドを2度繰り返すこと。(とマニュアルに書いてあった)
これで、lpd は準備OK。

[06] Samba の設定

/usr/local/etc にある smb.conf を vi 等で編集。

[printers]エントリを追加する。

(例)
[printer1]                     # ここの printer1 は、[04]で設定した名前
 comment = Canon LBP-720
 printable = yes
 public = yes
 writable = no
 create mode = 0700

[printer2]                     # ここの printer2 は、[04]で設定した名前
 comment = Canon BJC-610JW
 printable = yes
 public = yes
 writable = no
 create mode = 070

[07] smbd の再起動

通常 smbd は inetd によって起動されているので、inetd の再起動を行う。

% ps -aux | grep inetd で inetd の ID を確認し、-HUP シグナルを送る。
% kill -HUP (inetd-ID)

smbd をデーモンとして起動している場合は、 ps -aux | grep smbd で ID 確認し
kill -HUP する。

以上で、Windows 95 等のクライアントからの使用準備が完了。

Windows 95 などのネットワーク一覧で、samba サーバーを開いてみて、プリンタ
が表示されていれば、おそらくOKでしょう!

Canon BJC-610JW をネットワークプリンタとして使用したい場合は、付属のドライバ
ではなく、Canon のホームページ から Rasterドライバをダウンロードしてインス
トールしないとうまくプリントできません。


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