[ シングルモードについて ] [FreeBSDページに戻る] [HOMに戻る]
FreeBSD(UNIX)
では、通常起動したときにはマルチユーザーモードと呼ばれる状態で起動
しますが、サーバーのメンテ時や何らかのトラブルでシングルモードで立ち上げる場合が
あります。
故意にシングルモードにする場合は、起動時に
Boot: と出た所ですかさず -s と入力し
[Enter]
を押せば、シングルモードで起動が開始されます。
すると、 Enter pathname of shell or RETURN for sh: となって入力を待っています。
なんらかのトラブル(ハードディスク不良、シェル不良など)で、上記のような状態で
起動された場合、ハードディスクがマウントされず
usr コマンドが使えない状態であり
書込みも出来ない状態になってしまうことがあります。
[01] コマンドを使用可能にする
# mount /usr
で、/usr 以下をマウントし、コマンドが使える状態にする。
* /usr が別スライスになっていない場合は、必要ないかもしれません。
[02] / のマウントおよび書き込み可能をにする
# mount -u -o rw /
とやって、/ を書き込み可能モードに変更します。
あとは、通常のコマンドなどが使用できると思うので、設定ファイルの変更などを行う。
特に、ハードディスクの不良などでマウントできなくなってしまったところがあった場合
/etc/fstab
を開いて、不良と思われるところをコメントアウトするなどの処置が必要です。
root のログインシェルを例えば csh から tcsh
に変えたりして、パスを間違ってしまっ
たりすると、ログインすらできずにシングルモードになってしまいます。
こんなときには、上記のような順でマウントしてから
# vipw で、適宜修正しなければな
りません。
ひととおり復旧処置が終わったら、# umount -A してから reboot してください。