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vacation は、長期不在時などに送られたメールに対してサーバーが自動的に
送信元に返信(不在通知)をしてくれるサービスです。


[01] 設定できる条件

vacation を使うためには、ホームディレクトリを持っているユーザーであり
シェルが passwd などになっていない通常の人が利用できます。

"FreeBSD の運用の基本" のところで説明している様な、ホームディレクトリ
を共通にしていたり、起動シェルを passwd にしている場合は、vipw で編集
して、ホームを割り当てシェルを /bin/csh にしておく必要があります。

[02] vacation の設定

設定をしたいユーザーでログインし、(ホームディレクトリに移って)そこに
".forward" というファイルを作り、

\username, "|/usr/bin/vacation username"

というふうに書いておく。

同じディレクトリに、".vacation.msg" というファイルを作って、

(例)
From: username
Subject: username は現在長期出張中です。

--- このメールは、サーバーによる自動返信です ---

残念ながら user は長期出張の為、しばらくメールの読み書きができません。
頂いたメールに対して返事を出すことができませんので、あらかじめご了承
下さい。

という内容を書いておく。

*注意 この内容は、漢字コードを JIS にしておくこと。
 それ以外(S-JISなど)では、文字化けする場合があります。

[03] vacation の確認

設定した人宛にメールを送ってみて、[02] で設定したメッセージが返って
くればOKです。

ただしデフォルトの設定では、同じ人に対しての返信は1週間以上たたないと
2回目以降繰り返し送らないようになっております。

その他詳しい説明は、% man vacation としてヘルプをご覧下さい。


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