95/04/18 08:04
連載の最後ですから、思ってる事をつらつらと‥‥‥結論出すのって苦手なんだもの。あ、ここでは結論なんか要らないな。
市販のソフトは高い。何に比べてかはわかりませんが、とにかく大半の人はそう思っています。確かに高い気がするのは僕も同じです。ハードウェアに数十万円も平気で投資しても、頭脳労働の結晶に数万円を惜しむのは、理屈ではおかしいとは思っても、「ソフトは機械のオマケ」的な発想に行かざるを得ないような現実になっていると思います。(僕のハードはもっと安いけど)。ソフトウェアに対価を払う、という意識がようやく日本でも芽生えようとする矢先に、パソコンの方で「WINDOWSプリインストールモデル」なんてのが当たり前になってしまうと、ますます「ハードのオマケ」としか扱われなくなるんじゃないか、と余計な心配をしています。
そこへ行くと、フリーウェアソフトは無料ですけれど、パソコンメーカーとして保証しきれないので、決して「ハードのオマケ」になる事はない。だからある意味では、市販ソフトよりもはるかに自己主張が強いわけです。作者の思いがいっぱい詰まっているソフト、ちょっと変だけど、作者の顔がそこにあるようで、何だか憎めないソフト‥‥‥そんな魅力がフリーウェアソフトにあるんじゃないでしょうか。作る方も楽しく作って、使う方も喜んで使う。それがいいんじゃないかな?
全体の仕様を決めて、トップダウンで開発する作り方と、漠然と個別のモジュールを開発しつつ、徐々に積み上げるボトムアップの作り方と両方あると思いますが、僕の場合はもっぱら後者です。何でって?ちょこちょこっと作って、すぐに結果が見たい方なのでね。だってその方がワクワクするでしょ。本質的に、あんまり計画性がないんですよ。これって業務だといけないんですけど(^^;
表示部分は独立して作る事が多いかな(多数作ったわけではないけど)。どうしても表示には凝ってしまうんですね。ただ文字を表示するのはつまんないから、横にスライドしながら出るようにしよう、とか。あ、ただスライドするんじゃ単調だから、真ん中から広がるようにしてみよう、とかね。でも最近センスが欠乏してしまって、というか、忙しくて気力が無くなっちゃて、なぁ〜んにも作ってないんだ、うん。仕事用のツールなんて全然画面凝ってないし。困ったね。
自宅ではDynabookユーザー、会社ではDOS/Vユーザー。ψmenuはPC-9801アーキテクチャでしか動作しない(残念ながらψMenu/Vはアドイン未対応)ので、ちょっと困ってるんです。文字はまだANSI.SYSでも入れておけば座標系も同一操作で動くので問題はないのですが、一番困るのはグラフィックの差。98のGLIOを使ったソフトは、他機種では動作のさせようがない。え?WINDOWSにしろって?だってメモリ増やしてHDD付けなきゃ動かないから‥‥‥お金が無いよぉ(^^;
WINDOWSは互換性の点では画期的な改善があるけれど、ソフトを作る楽しみから考えると、ちょっと疑問があるなぁ。カラー写真は綺麗だけど、自分で現像処理する楽しみがないのと似ているかも知れない。そろそろ挑戦しなくっちゃなって思うんですけどね。だって今後はWINDOWS対応しないと使ってもらえない時代になるでしょ?‥‥‥ははは、困った困った(^^)。
なにしろ時間がないっ!というのが常なのですが、ここ1年余りは特にその傾向が強いので、次期ソフトがすべて時機を逸している!あ、頑張らなくっちゃ(^^)
作ってみたいなぁ、と思ってるソフト‥‥‥ほとんどパズル開発ツールなんだけど、いつになる事やら‥‥‥アイデア提供しますから、誰か作りません?
作ったソフトの感想やら要望やらが返ってくるってのは嬉しいね。一人では出せないアイデアも、誰かからのちょっとしたヒントで、ひゅんと湧いて出る事だってあるし。もっともタイミングってのもあって、せっかくいいアイデアを貰っても、実現する暇がないと、そのまま埋もれちゃう事も‥‥‥今がちょうどそんな時期かな。
今持ってるのが2台目。やっぱり Dynabookの、初めてDOS/V対応になった機種。最初の機種が好きだったのと、中古で5万円台で買える386というと、どうしてもこれになっちゃったんだなぁ。でも初代ほど思い入れが無いですね。
DOS/Vも「対応」だけど使ってません。わざわざOSを買い替えてまで DOS/Vにしようという意欲はない‥‥‥そのうち WINDOWSがマトモに動く機種が5万円台で入手できるようになったら、きっと買い替えてしまうでしょう(5万円にはこだわってたりして)。サブノート機はキーボードが使いにくそうだから、やだ(^^;
KATOCHAN (from Fujisawa)
This page was updated on Sunday, April 09, 2000
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