日本語テキストモードの擬似テキストバッファアドレスを返します。
設定戻り値
- ES:DI
- あらかじめ B800:0000h を与えておきます。
- ES:DI
- 擬似テキストバッファのアドレス
擬似テキストバッファがない場合は、あらかじめ与えておいた B800:0000h がそのまま返されます。
日本語テキストモード(ビデオモード 03h, 70h)で有効な値が返されます。 $DISP.SYS, JDISP.SYS においては拡張 CGA モード(71h, 73h)でも有効です。
技術解説書によると、ES:DI にはあらかじめ B800:0000h(英語テキストモードの VRAM アドレス)を与えておくことになっています。 もしこれ以外の値をあらかじめ設定しておいたらどうなるのか、ですが、擬似テキストバッファがない時にはディスプレイドライバ内部で int 10h, ah=FEh に相当する部分が実行されないだけの話なので、あらかじめ与えておいた値がそのまま戻されるだけです(仕様としては保証されないのですが)。
任意の画面位置に対応する擬似テキストバッファの内容を書きかえ、int 10h, ah=FFh で表示画面を更新(再描画)することによる文字表示が可能です。
int 10h, ah=FFh