Win98 Windows 98 β3 PC/AT用 日本語版OS/2 Warp V3.01 赤 フロッピーディスクドライブ A: 作業用ディレクトリ C:\TMP CD-ROM ドライブ D:
D: cd \japanese\win98 extract /L C:\TMP ebd.cab sys.com extract /L C:\TMP precopy1.cab command.com extract /L C:\TMP precopy2.cab winboot.sys
これでフロッピーディスク上にシステムが書き込まれる。 (RUNSYS は DOS のバージョンを一時的にダマして SYS.COM を実行するだけのプログラムです。ハードディスクにシステムを転送するときには RUNSYS を使わない方がよいでしょう)runsys C:\TMP A:
(LASTDRIVE は DOS が使用できるドライブレターの上限を決める。 記述がない場合は E: ドライブまでが使用できる。 ここでの設定では必要ないのだが、あとあとの面倒を避けるためにいれておく)LASTDRIVE=Z DEVICE=oakcdrom.sys /D:MSCD001
CD-ROM ドライバの /D オプションの文字列と、MSCDEX の /D オプションの文字列とを一致させておく必要がある。mscdex /L:D /D:MSCD001
ついでに Adaptec の SCSI アダプタに CD-ROM をつないでいる場合の config.sys を示す。 ATAPI の場合は oakcdrom.sys ひとつですんだが、SCSI の場合は SCSI アダプタ用の ASPI マネージャと、ASPI マネージャ対応の CD-ROM ドライバという二段重ねで CD-ROM をサポートする。 ASPI マネージャのうち、aspi2dos.sys は AHA-151x,152x 系列の PIO 転送 ISA カード用、aspi4dos.sys は AHA-154x 系列のバスマスタ ISA、aspi8dos.sys は AHA-2940 系列の PCI カード用。 複数種類のカードを挿していない限りはこの中のどれかひとつを選んで config.sys に記述するのだが、ASPI マネージャがアダプタの存在確認を行うはずなので、ディスク容量に余裕があるなら3つとも書いてしまうのも手である。
autoexec.bat は ATAPI と同じなので省略。 ちなみに aspicd.sys は PD も CD-ROM ドライブとして認識した。LASTDRIVE=Z DEVICE=aspi2dos.sys DEVICE=aspi8dos.sys DEVICE=aspi4dos.sys DEVICE=aspicd.sys /D:MSCD001
デバイス名 所在 説明 備考 himem.sys base5.cab XMS マネージャ XMS メモリ使用時に必要 emm386.exe win98_47.cab EMS マネージャ EMM, UMB 使用時に必要 jfont.sys base5.cab 日本語フォントドライバ ank16.fnt base5.cab 8x16 半角フォント ank19.fnt base5.cab 8x19 半角フォント kanji16.fnt base5.cab 16x16 全角フォント jdisp.sys base5.cab 日本語表示ドライバ jfont.sys, biling.sys が必要 biling.sys base5.cab 日本語サポートドライバ jkeyb.sys base5.cab キーボードドライバ 日本語キーの時はないと困る jkeybrd.sys base5.cab jkeyb 用設定ファイル ansi.sys win98_51.cab エスケープシーケンスのサポート
コマンド名 所在 説明 備考 format.com ebd.cab フォーマット fdisk.exe base5.cab ハードディスク区画設定 attrib.exe ebd.cab ファイル属性変更 edit.exe ebd.cab 簡易エディタ smartdrv.exe (smartdrv.exe) ディスクキャッシュドライバ CD-ROM 中のものをそのまま使う extract.exe (extract.exe) *.CAB からファイルを展開 CD-ROM 中のものをそのまま使う
日本語表示のできる起動ディスクの config.sys をためしに書いてみると、たとえば以下のようになる。
ここに書かれたドライバは当然ながら起動ディスクにコピーしておく必要がある。 jfont.sys が必要とするフォントファイル(ank16.fnt, ank19.fnt, kanji16.fnt)も同様にコピーする。 oakcdrom.sys は ATAPI の CD-ROM を使う場合に必要であり、SCSI の CD-ROM を使う場合にはこの部分を書き換える。DOS=HIGH,UMB LASTDRIVE=Z DEVICE=himem.sys DEVICE=emm386.exe RAM DEVICEHIGH=biling.sys DEVICEHIGH=jfont.sys /U=0 /24=OFF DEVICEHIGH=jdisp.sys /HS=LC DEVICEHIGH=ansi.sys DEVICEHIGH=jkeyb.sys jkeybrd.sys DEVICEHIGH=oakcdrom.sys /D:MSCD001
autoexec.bat は上に書かれたものでもかまわないが、emm386 があれば UMB と EMM が使えるので LH(command.com の内部コマンド)と MSCDEX の /E オプションが有効になる。
さらに smartdrv.exe をその後に常駐させれば、CD-ROM を含めたディスクアクセスが高速化される。LH mscdex /L:D /D:MSCD001 /E
……こんなもんでいいすか?
おまけ