新潟県新潟市の海岸沿い、関屋浜近くにある水族館。
交通:JR新潟駅より水族館行きバス20分終点、または浜浦町先回り西循環線、西部営業所行き岡本小路下車徒歩5分。 北陸(関越)自動車道・新潟西料金所 -> 新潟バイパス(国道8号線)女池インターから県庁方面へ20分。 磐越自動車道・新潟中央料金所から県庁方面へ20分。
入場料:1500円
見学所要時間:2時間程度
1998年9月見学
1999年3月再訪(写真全て差し替え)
海水魚/淡水魚共に幅広く展示、海獣やビーバー、ラッコ等の水生動物も展示。 イルカショーも行われている。
巨大水槽、大型水槽、中型水槽にて多数の種類を展示。 大きな水槽ほど多くの種類が入れられ、中型水槽や小型水槽などは1,2種類のみ飼育されている。 世界の生き物(水温帯ははごっちゃ)と信濃川水槽、海獣類、淡水の動物、ペンギン、イルカなど幅広い展示がされている。
特別展示は特に行われていなかった(どうも巡り合わせが悪いようだ)が、特別展示も随時行われている。 イルカショーは通年行われており(冬季は室内プールで行われるらしい)、これだけでも随分楽しめる。
(99年3月追記)
今回は新潟県の通し回遊魚の特別展示が行われていた。 それに伴い、通し回遊魚に関するパンフレット(6ページ+表裏表紙)が持ち帰り用資料として置かれていた。
和名表示、学名表示は必ず入れられている。 通常展示の生体はそれに加え英語名、分類が入れられている。 水槽の側壁面、下壁面などに特徴などの説明があり。
パソコンや動画資料(レーザーディスク?)が自由に見られる設備あり。 ただし、私が行ったときは調整中で使ってみることはできなかった。
入場券(手渡し)、ショーの時間及び館内図、交通、料金が書かれたパンフレット、情報誌が入手可能(テーブル設置)。
(99年3月追記)
特設展示のパンフレット(特設展示場ラック)、アクセスマップ(テーブル)を新規入手。 なお、今回はアンケートが行われており、アンケートに答えるとマリンピア日本海のロゴシール(aQuarium!)と消しゴム(イルカもしくはペンギン)が貰える。
和名と共に学名が必ず入れられているのが評価できる(臨時に収容しているような生体もこれらが入っている)。 イルカショーのイルカにまでこれが徹底されているのに驚きと共に好感を覚えた。 学名などは例え分かる人が少なくとも、正しい表示を行うという姿勢が見える。 また、通常展示のばあい、分類、英語名があるのがよい。 「この生き物は〜の仲間なんだ」と言うことが分かると、また生き物を見る目が変わってくる(というか〜の仲間という見方が出来るようになる)。
(通常展示の)水槽の大きさは特に大きいものではないが、中に入れられている生体の絶対数が少ない。 これは悪いことではなく、生体を状態よく保つためには一番良い方法だと思う。 そのおかげもあって、状態の良い生体が多かった。
魚、海生生物にとらわれず、海獣、両生類など、その他に水に関係のある生物が幅広く集められているのが良い。 ペンギンがいる水族館は多いが、ビーバー、カワウソ、アザラシ、ラッコ、アシカ、トドがいてなおかつイルカショーが見られる水族館は少ないと思う。 メダカやドジョウ、錦鯉など馴染みのある魚がいるのも良い。
(コンクリート作りだが)自然状態の川みたいな屋外展示(ドジョウやメダカがいる)が面白い。 ドジョウやメダカを見つけるのは困難だが、水辺の草が生い茂っているところにこのような生物がいることを実感させられる。 水族館ではガラスの中に魚たちだけを展示することが多いと思うが、生き物は周りの環境があるから生きていけるのを実によく教えられる。
信濃川水槽とか日本海固有水の生き物や日本海大水槽など地域に密着した展示があるのが良い。 また、姉妹都市の魚というのも新しい視点かもしれない。
(99年3月追記)
今回は新潟県の通し回遊魚の特別展があり、そこで身近な(だったと書いた方が正しいような気もするが)魚たちがいてとても面白かった。 川と海の一方が保全されていても、他方の環境が悪くなると生息できなくなると言うことで、より大きな視点での環境保護が重要だと教えられた。
水槽の上部に通常展示の生体の説明が入れられているが、隅に置かれた大水槽になると二面にわたって説明書きがあるのが気になる。 「この魚は何だろう」と思って上の説明書きを見てもすぐに見つけられず、違うところまで説明文を読みに行かなければならない。
同じく水槽の側壁面、下壁面、水槽奥と説明があちこちに分かれているのも読みにくい。 出来れば一カ所にまとめて説明文を置いて欲しい(水槽の横に説明パネルを作るなりして)。
アクリルガラスが傷ついて見づらい水槽があった。 大きな魚(名前は忘れました^^;)やウミガメがいて結構面白そうな水槽なのに残念だった。
その水槽の水温帯と、海水、淡水の区別が分かりにくい。 水族館に行き慣れている人なら魚を見ればすぐ分かるが、初めて行った場合「この水槽の魚達はどんな環境にいる魚」というのが分からず見ていることになりはしないか。
淡水魚の割合が低いように思う。 熱帯魚店にいるような魚たちは入れないというポリシーなのかもしれないが、それではバランスに欠けるような気がする。 レイアウト水槽を2,3個置けば綺麗な展示が出来るのだから、是非入れて欲しい。 やはり綺麗な水槽があるとみんなも楽しくなるはずだから(管理は大変になるかもしれないが)。
数少ない淡水水槽も状態が悪い魚が多くて残念。 特にピラニアの鰭がボロボロなのが可哀相で。
(99年3月追記)
今回は大きな魚やウミガメの水槽のガラスは綺麗になっていた。 しかしナポレオンフィッシュの水槽が傷ついていた。 これらは来館者のマナーの問題もあると思うが、出来るだけ綺麗なガラスで見やすくして欲しいと思う。
屋内イルカプールが改装工事中で入りにくかった(私は入りませんでした)。 屋内プールはイルカの説明パネルがありいろいろな知識が得られるので、改装中でも入りやすい状態にした方がよいと思う(入口ドアに改装中だと書いてあったが、入って良いかの説明はなかった)。 私みたいに何度か来ている人は良いのだが、初めての人にはちょっと可哀相ではないか。
やっぱり色々な生き物がいる水族館というのは見応えがあって良い。 確かに水族館の本分は水生生物(動植物)だと思うが、水辺にいる生き物や水中生活に適応した獣類などがいるとバラエティに富んでいて楽しい。
また、大水槽は見応えがあって良いが、水槽下を通ることが出来るトンネルというのは私は好きではない。 これは水槽が分断されることで水槽の外から見づらいと言うことと、トンネル内は水深がないように感じて意外と見づらいからだ。 唯一の巨大水槽がトンネル水槽だとがっかりする。 また、水槽の裏から見られないともったいない(マリンピア日本海は覗き窓があって見られるが、人がへばりついていることが多くてなかなか見ることが出来ない)。
日本海という場所、及び信濃川という好条件を活かした展示が良い。 また、姉妹都市の魚というのも面白い視点だと思った。 こういう切り口もあるんだなと少し感心した。 同じ魚を展示していたとしても、「姉妹都市の魚か」と注意を引くことが出来ると思う。 でも、新潟市以外の人にとっては全然関係のない話だが。
大きい水族館だが、以外と休憩できるところが少ないように感じた。 見疲れて休もうと思ってもなかなか休めないのでは、ゆっくりと見て回るのは困難なのではないか(数カ所休める場所はあるのだが、結構分かりづらい)。
イルカショーは文句無く楽しい。 また、カワウソ、ラッコ、ゴマフアザラシは文句無く可愛い。 特にゴマフアザラシの一頭は手を振るとガラスに顔を付けて「何?なに?」って感じで手を追っかけるのも良い(これはそうさせようとしても出来ないだろうけど)。 私個人としてはクラゲ、メダカ、タイガーシャベルノーズあたりが楽しかったが、これは共感できる人は少ないのでは...?
ビーバー、カワウソなどの別館はフラッシュ禁止と書いてあったのだが、それ以外はフラッシュを使った撮影をしても良いんだろうか? 私は水槽撮影を行わなかったがこれが可能ならなかなか良いことだと思う。 撮影可能だとか、フラッシュを使っても良いのなら、パンフレットか冊子などで書いて貰えれば、みんな安心して撮影が出来ると思う。 水槽をバックにした写真などは記念になると思う。
私はマリンピア日本海に行く前にWWWで調べてから行くことが出来た。 何も知識がない状態で行くより、いろいろ知った上で行く方が絶対楽しい。 そういう点でもWWWによる情報発信は有益だし、実際に見てから行ったら事前知識がある分楽しめた。 他の水族館もWWWによる情報発信に熱心になって欲しい(別にWWWに限るわけではないが、情報を提供する手段としては一番手軽だから)。
(99年3月追記)
今回ピラルクーはいなかったのだが、どうしたんだろう。 かわりに隣の水槽からレッドテールキャットやコロソマなどがその水槽に移動してきて、空いた水槽にはアロワナが入っていた。 あれだけ大きい水槽なのだから、ピラルクーがとても似合っていたのに残念。