同じ人と何度もメールのやりとりを行っていると、引用文字列などを付加することにより行の長さが長くなっていきます。 パソコン通信などではある一定行で折り返されたり、切られたりして非常に読みづらいことになります。 そのため、一端メッセージを組み直して、折り返すことにより指定行内に収めるためのソフトです。
また、パソコン通信でメッセージをアップするときに、指定桁数で折り返さなければいけませんが、その時にこのプログラムで処理することによって、折り返し作業が楽になります。
なお、このソフトはWin95で動作確認されております(と言うか、ほぼ毎日作者が使っています)。 また、Win95上での動作に使いやすいように少し手が加えられています。
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このプログラムは起動したときにアイコン化しますので、そのアイコンにファイルマネージャーから入力ファイルをドロップする事で実行できます。 なお、アイコン化したプログラムを通常表示に戻すと(ダブルクリックで戻ります)設定画面が表示されます。 そのFile指定...ボタンでファイルオープンダイアログを開いてファイル名を指定することもできます。
Windows95ではアイコン状態が無くなってしまったのでファイルマネージャー(やエクスプローラ)からドロップすることが出来なくなりました。 そのためWindows95対策としてショートカットにドラッグアンドドロップが出来る機能を付け加えました。 もちろん設定画面を表示した状態にドロップすることでも処理をすることが出来ます。 また、Windows95用の設定で処理終了時にプログラムを終了することや起動時にアイコンでなくノーマル表示などを付け加えました。
メール及びパソコン通信での使い方はMS-DOS版と変わりません(起動方法以外は)。 そのためMS-DOS版のメールのやりとりでの使い方とパソコン通信などでのメッセージ整形での使い方を参照してください。
設定画面での画面表示とその説明をします。
pri入力拡張子
前処理を行うときに対象とするテキストファイルの拡張子を指定します。 この拡張子とpri出力拡張子、post入力拡張子を同じにしないで下さい。
pri出力拡張子
前処理を行うときに出力として作られるファイルの拡張子です。 入力拡張子をこの拡張子に変更したファイルが出力されます。 この拡張子とpri入力拡張子を同じにしないでください。
post入力拡張子
後処理を行うときに対象とするテキストファイルの拡張子を指定します。 この拡張子とpri入力拡張子、post出力拡張子を同じにしないで下さい。
post出力拡張子
後処理を行った後に出力されるファイルの拡張子です。 入力拡張子をこの拡張子に変更したファイルが出力されます。 この拡張子とpost入力拡張子、エラー出力拡張子を同じにしないでください。
タブ展開数
ハードタブを1からこの数までのいずれかの半角空白に置換して出力します。 この数毎にタブストップがあって、そこまでの空白に置き換えられると考えた方が簡単でしょう。
インデント空白数
インデント指定(@i+, @i-)のとき、そのインデントをいくつの半角空白に置き換えるかの指定です。 少なくすれば、インデントをきめ細かく設定できますし。大きくすれば、インデントの効果がはっきり見えます。
改行開始位置
この数値の桁位置を超えた場所から改行を開始しようとします(ただし単語の途中でこの位置がきた場合は前で改行される可能性もある)。 行末禁則、行頭禁則、英単語中では改行されません。
改行許容+
改行開始位置よりこの桁数以上超えて改行できなかった場合はエラーとして報告します。 そのため、改行許容+が小さい場合はエラーが報告される可能性が非常に大きくなります。 なお、長い単語が行末に来る時に、その単語を行末に入れると最終改行位置を超える場合は、次の行に送ります。 その時に行末禁則文字が行末に来ないように単語の前の文字も次の行末に送る場合があります。 最終改行位置を超えた場合(行頭禁則文字が続いた場合)はエラーとして表示します。
改行許容−
行が改行開始位置よりこの桁数未満で改行された場合はwarningとして報告します。 もちろん行自体が短い場合はwarningとして報告することはありません。 ここでwarningがでる場合は長い単語を次の行に送ったため(または行末禁則で次の行に送るのが多くなったため)に行が短くなった場合です。
行頭禁則文字
この文字が行頭に来ないように改行位置を調節します(前の行末に送って、行頭に来ないようにする)。 行の最初にある場合は禁則しませんが、そんな文章の書き方は余り好ましくないですね。 この文字が続く場合でも、終わるまで前の行に送ります。
行末禁則文字
改行したい場合で、この文字が行末に来た場合は、次の行に送ってこの文字が行末に来ないようにします。
参照文字
前処理では行頭がこの文字の場合に参照文字として参照記号(@~数字)に変更して、この文字を削除します。 後処理では参照記号を必要な個数の参照文字に変更します。
エラー出力拡張子
後処理を行っているときにエラーがあった場合にこの拡張子のファイルに出力します。 post出力拡張子と同じにしないで下さい。
処理終了時にプログラムを終了する
このチェックボックスをチェックしていると処理終了時にプログラムを終了します。 ただし、エラーが発生したときはプログラムを終了しませんので、終了ボタンでプログラムを終了させて下さい。
file指定... ボタン
ファイルを指定して処理を開始したい場合に使用します。 処理を始めると同時にアイコン化します。 処理内容(前処理/後処理)は拡張子によって判断されます(画面表示参照)。 ここで最初に開かれるディレクトリを指定することも可能です。詳しくはmailtfw.iniを参照して下さい。
アイコン化ボタン
このボタンを押すとアイコンになります。 (Windows3.1の)右上の下向き三角やシステムメニューのアイコン化と同じ動作です。
設定保存ボタン
今の画面表示の内容をmailtfw.iniに保存します。 次からはその内容に従って起動します。 このボタンを押さない限り表示されている設定を変化させても保存はされません。
Help... ボタン
ヘルプを表示します。 使い方が分からなかった場合などに使用して下さい。
About... ボタン
アバウトを表示します。 このソフトの正式名称やバージョン番号が知りたい場合はこのボタンを押して下さい。
終了ボタン
プログラムを終了します。 画面表示の内容が変更されていても保存しません。保存したい場合は終了の前に設定保存ボタンを使用して下さい。
コマンドはMS-DOS版と同じです。 そのためコマンドはコマンドリファレンスを参照してください。
mailtfw.iniファイルに保存される設定を説明します。
Windows版では、アイコンをダブルクリックした時に設定画面が表示されるので、このファイルを見ることはほとんどありませんが、4ヶ所だけはエディタでしか変更できません。 ただ、これを変更しなくても、使用する上では何の問題もないので、変更したくない人はそのまま使用して頂いて結構です。 ただし、この変更は使用する上でとても便利になりますので、自分の環境にあったように変更していただくことが良いと思います。
どうしてこれを画面表示から変更できないようにしたかというと、この部分は変更することがほとんどないと思われるからです。
説明文中このような表示になっているところは自分で設定するテキストを表しています。 項目自体がない場合は追加する必要があります。
CurrentOpenDir=.
File指定...でダイアログが開くときのディレクトリを指定します。 変更しない場合はプログラムの存在するディレクトリが開きます。 この部分をメールのやり取りするディレクトリに指定しておけば、ファイルマネージャーで他のドライブやディレクトリを見ていても、すぐファイルを指定することができます。
この項目は[File]セクションに記入します。
wavefile=
ここでWindowsのウェーブファイル(拡張子がwavのファイル)を指定しおくと、エラー表示とともに音で知らせてくれるというものです。 エラーウィンドウで表示しているので気づかないことはないと思いますが、音でも教えてもらった方が親切でしょう。 好きなウェーブファイル名を指定しておけばいいと思います。
この項目は[File]セクションに記入します。
RunNormal=0
アイコン状態で起動するか、通常のウィンドウ状態で起動するかを指定します。 この項目が無いまたは0の場合はアイコン状態で起動します。 1が設定されている場合は通常のウィンドウ状態で起動します。
この項目は[Other]セクションに記入します。
TagJump=0
エディタのタグジャンプ形式を指定します。 デフォルトのタグジャンプ形式でうまくタグジャンプができない場合に0から1に変更、もしくはこの項目を追加してください。
この項目は[Other]セクションに記入します。
この4点以外は設定画面で変更できますので、触らない方が賢明です。 もしファイルがおかしくなったらiniファイルを削除してこのプログラムを起動して、設定を行った後に設定保存を行うとiniファイルが作成されますので、それを元にして再度変更するようにすればいいと思います。
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