MI ザウルスに共通する本体標準機能。 その一つに HTML ブラウザがあります。
インターネットがこれだけ注目される中、 他の機能が変更、修正、シリーズによっては削除されても、 ブラウザだけは重要な機能としての地位が確保されています。
ブラウザは、基本的には HTML というフォーマットで書かれたデータを表示するためのソフトです。
HTML には、テキストなど ページの整形 や 文章データの構造、 そして ハイパーリンク といった情報を 記述することができます。
ファイルの中を見るとわかりますが、HTML ではフォーマットを指定するために 文字列の合間に、 <hr> や <b> など、タグと呼ばれる特殊な記号が 多数埋め込まれています。
この HTML データを、インターネット上から通信で取ってきて、 リアルタイムに表示するのが「インターネットブラウザ」です。
ちなみにこのときの通信プロトコルには、http が使われます。 (実際にはパソコンではftpや他のプロトコルも使える) URL の先頭に必ず書いてある「http:」の部分は、http を使って データを取ってきなさい、という意味です。
インターネットからではなく、 Zaurus 本体から HTML データを取り出して表示する機能もあります。 これが、Zaurus の「インターネットライブラリ」機能です。
とあるページから、他のページを呼び出したり参照したりすることができます。 任意の単語に関連付けても構わないし、メニューやボタン、画像に関連させても 構いません。
このように、特定の階層などの構造にとらわれず、他のデータを直接参照 できるのがハイパーリンクの特徴です。
インターネットにおいては、このリンクが全世界規模、 ネットワークにつながっていて、外から見ることができるすべてのコンピュータを 参照することができます。
インターネットはもともと文字だけのわかりにくい世界でした。 それを、機種を選ばない HTML/http という標準をもとに、 画像をふんだんに使い見栄え良くまとめたこと。 マウスだけのわかりやすいブラウザの操作だけで済むこと。 そしてハイパーリンクによる世界中のコンピュータを密に繋げる 自由度の高さ。 これが、インターネットが爆発的に普及した理由です。
インターネットライブラリは、Zaurus を使ってインターネットに接続し、 ブラウザから「保存」を選んだり、オートサーフィン機能を使えば 勝手に作成されます。
その他にも、ザウルスパワーコネクションを使って、 パソコンから MI Zaurus に直接 HTML で書かれたページデータを転送することができます。
仮にこのフォルダの名前を「adv01」とします。
画像など必要なもは全部いれます。
他のページは index.htm から参照するように作ってください。 また拡張子は .htm でなければならず、index.html は使えません。
ザウルスパワーコネクションの「インターネットライブラリ」フォルダに 最初に作った「adv01」のフォルダをドラッグします。
adv01 を開くと、最初に index.htm が表示されます。
HTML を覚えれば、適当なテキストエディタを使い、 自分でタグ(<a href=index.htm>こういうやつ) を書いて作成することができます。
といってももちろん、 ページを作るためのツールがいろいろ公開されているので、 それらのツールを使うほうが普通だと思います。
筆者は独自のフィルタツールを作り、 タグをマクロにまとめて ページを記述しています。
何のツールを使うにしろ、 最終的には最小限のタグの知識は必要になると思うので、 覚えておいて損は無いでしょう。
ページの表示が遅いのが難点ですが、 文字サイズを変えたり表を作ったり、 パーソナルデータベースだけではできない たっぷり画像が入った自分だけのデータベースも作れます。
昔、PI ZAURUS 用に、テキストアドベンチャー作成ツールを作ったことがあります。 これは ZauSH 上で動く Addin ソフトで、簡単なインタプリタ型 プログラミング言語になっていました。
結局このツール「ZauADV」 を使ったアドベンチャーデータは、 付属のサンプル以外には全く出てこなかったのですが・・・
唯一! ZauADV を使ったデータが、コミケで配布されたらしいです。
その ただ一人の ZauADV ユーザーのデータの作者様からの連絡で 「MI Zaurus 用には ZauADV は作らないのですか?」 といわれたことがありました。 SZAB が一般発売される前の話で、当時は何もかもが不可能だったのです。
ところが、内容にもよりますが、簡単なアドベンチャーゲーム程度なら、 HTML だけで作れなくもありません。 リンクをうまく使えば簡単です。 (Back できてしまうのが欠点ですが)
画像も使えますので、かなり応用が利くと思いますがいかがでしょう。 もちろん インターネットライブラリへ、Zaurus で直接ダウンロードもできます。
(ここにサンプルデータが入る予定)(ここにサンプルデータソースが入る予定)
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