(車速検出回路) 更新日1999/2/22-3/6

車速パルスを検出して何かを作動させる回路です。

車速検出回路です。

ZX11D5さんお勧めの4538で組んでみました。部品点数が減るので、実際はこれを採用します。ただ4538の4番入力ピンのプルアップには泣かされました。計画では47KΩだったのですが、間違えて470Kを入れたら初段のTrがオフの時誤動作しまくりでした。47Kを入れてもダメで、10Kで安定したようです。けど暖機でアイドリングが高い時など誤動作しました。6V入力のTrがオフの時のプルダウン抵抗が100Kなので、これもまずいのかもしれません。6Vが出てTrがオンすると、全く問題ありません。それにしてもバイクはノイズが多いです。電源に33uFのコンデンサを入れたりしてみたのですが、効果ありませんでした。(>_<) 既にバイクには実装済みで、走行後問題有れば改善して公開したいと思います。

車速パルス発生回路(テストジグ)
早い話矩形波を発信するだけです。

車速検出が正しくできているかどうかを検査するのに、テスト台でパルス発生を作っていましたが、自宅などでも手軽にできるよう、車のパルスを想定したものを作ってみました。原理は4093をNAND(シュミットトリガ)を利用した矩形波発信器です。周波数決定はコンデンサに1uFと10uF、抵抗に10K〜1MでDIPの組み合わせで切換です。あり合わせ部品なので適当です。1uF(青)は固定ですが、抵抗や10uFはDIPでon/offできます。全て並列です。(抵抗とコンデンサは並列ではない)10uFをオンにすれば単純に時間が10倍になります。抵抗は小さいほど周波数が高くなります。これで0.5Hz〜1KHzまで発生させられます。車速にすると停止(抵抗全てオフ)から1500Km/hってとこでしょうか (^^ゞ

車速検出回路です。机上とアリストでは動作しました。

車速検出は4030より下方向が実際の検出部で、上半分が駆動部と遊びです。駆動だけならTrとRだけなのですが、場所が余っているのがもったいなかったので、出力反転スイッチと確認用LEDを遊びで付けました。4030はXOR回路で4回路です。動作原理はパルスを積分する回路により、パルスに時差を設けています。時差は最小パルス(1Hzとした)分をキープするよう、コンデンサと抵抗で決定してます。1msecでもパルスが入れば、500msecはオンしていると言うものです。更にパルスを反転させたもので同じ事を行います。4030の下側2回路でこのパルス2つを作ります。(正転積分と反転積分)この出力を上部に送ります。(茶線と赤線)ここで再びXORさせます。もう1つで反転を作ります。スイッチを通してTrのBに接続しOC出力します。出力最大定格は200mAです。消費電力は大部分がTr駆動とLEDで、それぞれ動作時2mA使ってます。従って最大5mA程度ですね。走行中はパルスがあるので、4030の下段からの出力は両方共に”真”になります。4030上段ではこの2つをXORするので”偽”となります。停止すると、パルスが真または偽で止まります。そうなるとどちらかのコンデンサが次第に放電し下段の出力のどちらかが”偽”になります。すると上段で”真”を出力するようになり、検出できたことになるのです。コンデンサに1uFを使いましたが、2uFでもいい気がします。また放電時間調整に1Mを使いましたが、2Mでもいいような気がします。この2つで調整可能です。

停止時、車速パルスはHi(12V)、Lo(0V)のいずれかの状態で不定です。

この車速パルスを利用して、バイクが走っているか、止まっているかを判定します。
次にこの判定を利用して、ライトを消すなどに利用したいと考えております。

システム系統と回路図はこちら、検出Ver1と車速パルス発生の回路図かこちら