環境の設定では、Music Studio Standardをカスタマイズ出来ます。
「起動時に開く」では、起動時に開くウインドウを選択します。
「停止ボタンで再生開始位置に戻る」がチェックされていると、停止ボタン(F4キー)で再生を開始した位置へ移動し、停止します。
「ダブルクリックで開く」がチェックされていると、各ウインドウのトラック、またはオーディオエントリをダブルクリックした時、指定したウインドウが開きます。
●オーディオラベルの種類 − オーディオデータの上に表示されるラベルの種類を設定します。
「Name」に設定すると、ウエーブウインドウで設定したNameが表示されます。
●波形表示
「表示色」では、オーディオエディットウインドウでの波形の表示色を指定します。
「連続貼り付け」がチェックされていると、小節、タイムで貼り付けを行う場合、張り付けの度に貼り付け位置が移動します(同じ小節を何度も並べるような場合に便利です)。
インストゥルメントマップの設定については、最初の設定から、再生までも合わせてご覧ください。
インストゥルメントマップの設定では、各デバイス、チャンネルに使用する音色表の設定をします。
「デバイス、チャンネル」で変更したいデバイス、チャンネルを選択すると、「インストゥルメントマップ」にそのデバイス、チャンネルで現在使用されている音色表が表示されます。ここで「インストゥルメントマップ」を変更することで、そのデバイス、チャンネルの音色表を変更できます。
MIDI環境の設定については、最初の設定から、再生までも合わせてご覧ください。
MIDI環境の設定では、MIDI関係の各種カスタマイズ、設定などを変更できます。
●MIDI接続の設定
●再生の設定
●デフォルトデバイス
●中央のC
●トラック情報送信の設定
●シンク設定
クロックを送受信するデバイスは、セットアップメニューのクロック送受信デバイスの設定で設定します。
デバイスの割り当てでは、MIDI In、MIDI Out、それぞれのデバイス1〜16にどのドライバを使用するか選択します。グリッドをクリックすると、現在Windowsに組み込まれているMIDIドライバのコンボボックスが表示されますので、その中から割り当てるドライバを選択して下さい。
ディアクティブ時にMIDIデバイスを開放をチェックしておくと、他のアプリケーションに移った時MSSはすべてのMIDIデバイスを開放します(演奏も止まります)。BGMプレイヤーとしてもMSSを使うような場合はチェックを外しておいてください。
クロック送受信デバイスの設定では、MIDIシンク時にクロックを受け取るデバイス、送信するデバイスを設定します。
インプットフィルターを使ってMIDI Inからの入力を制限できます。
チェックされているチェックボックスのイベントのみ、MIDI Inから受信します。コントロールチェンジ情報に関してはそれぞれにON、OFFを設定します。コントロールチェンジのチェックボックスがOFFになっていると、全てのコントロールチェンジ情報を受信しません。
「初期化」ボタンをクリックすると、コントロールチェンジ102番以降以外全てのイベントを受信する設定になります。
メトロノームの設定では、メトロノームを鳴らす場合と、メトロノームに使用する音を設定します。
「再生中メトロノームを使用」がチェックされていると、再生中にメトロノームがなります。
「1拍目」では、小節の最初の拍で使われるメトロノーム音を設定します。
「Beep」に設定すると、PCスピーカーのBeep音がメトロノーム音に使用されます。
「ノート」に設定すると、指定されたノートがメトロノーム音に使用されます。
MIDIレコーディングの設定については、リアルタイムレコーディングも合わせてご覧ください。
MIDIレコーディングの設定では、リアルタイムレコーディング、ステップレコーディングの設定をします。メトロノームの設定に関しては、セットアップメニューのメトロノームの設定で行います。
●モード
「オーバーダブ」に設定すると、すでにトラックに入っていたデータに新しくレコーディングされたデータがマージされます。
●パンチイン、アウト
「オートパンチイン」がチェックされていると、再生が指定された場所に差し掛かると自動的に録音状態になります。
●レコーディング開始設定
インプットクオンタイズの設定では、リアルタイムレコーディング時にかかるクオンタイズの設定をします。
「インプットクオンタイズを使用する」がチェックされていると、リアルタイムレコーディング時に全てのイベントに指定されたクオンタイズがかかります。
クオンタイズのパラメーターの詳細についてはクオンタイズを参照して下さい(インプットクオンタイズには、ノーマルクオンタイズのみ使用することができます)。
SMF読み込みの設定では、SMFの読み込み方法を設定します。
「エラーを無視して読み込む」がチェックされていると、SMFにエラーを発見しても無視して読み込みを続けます。これによってエラーのあるSMFを読み込んだ結果に関しては責任を負いかねます。
「テキストデータをトラックの名前として読み込む」がチェックされていると、SMFデータ中にテキスト情報(スペシャルのテキスト〜キューポイント)が入っていると、それをトラックの名前にします。
SMF形式で保存では、SMF形式での保存方法を指定します。SMFで保存するには、ファイルメニューの保存で、拡張子を「Mid」にしてください。自動的にSMF形式で保存ダイアログが開き、SMFで保存されます。
●フォーマット
●分解能
●Tempo、Meter、Keyトラック
「トラックにマージして出力」では、これら3つのトラックを指定したトラックにマージして出力します。
「トラックのVel+、Key+を計算する」がチェックされていると、トラックグリッドのKey、Velが計算されたものが出力されます。
SMF形式で保存すると、トラックの音色、ボリューム、パンや、テンポなどの情報は保存されません。これらの情報も保存するには、実行メニューからトラック初期化情報の挿入を行い、これらの情報をイベントに書き出しておく必要があります。
「選択位置をループ範囲に設定」がチェックされていると、範囲選択時、選択範囲を自動的にループ範囲に設定します。
「シャトルバーを使う」がチェックされていると、コントロールボタン下のバーは、シークバーとしてではなく、シャトルバーとして働きます。シャトルバーを使うと、微妙な巻き戻しや早送りが可能になります。
「最小の桁を表示」がチェックされているとTick、フレームがリアルタイムに表示されます。
「1トラックにのみレコーディング」がチェックされていると、トラックの「R」の列には1つしか「R」がつかず、1トラックしかレコーディング状態になりません。今のところOFFにする必要はないと思われます。マルチトラックレコーディングを行う場合は、MIDI環境の設定で「入力データをトラックのチャンネルに出力」のチェックをはずして下さい。
「空白小節を表示」がチェックされていると、トラックウインドウの小節グリッドで、さらに後ろにイベントがある場合、何もない小節にも空白小節が表示されます。
「コントロールを塗りつぶす」がチェックされていると、ピアノロール、スコアロール下のコントロールチェンジの表示を塗りつぶして表示します。
「256色対応」がチェックされていると、256色モードでの表示に対応します。ただし、この場合描画速度が低下したり、256色モード以外で使用する場合に色化けが起こる可能性があります。
「連続貼りつけ」がチェックされていると、貼りつけ後、貼りつけ位置が自動的に貼りつけた範囲の後ろへ変更されます。
「編集単位を音符の長さに設定」がチェックされていると、ピアノロール、スコアロールで編集単位を変更すると、音符の長さも編集単位と同じ値に設定されます。
「イベントを色分け表示」がチェックされていると、イベントリストでイベントの種類に応じてイベントの表示色が変わります。
「デフォルトでオートスクロール」がチェックされていると、新しく作成されるイベントリストは全て最初からオートスクロールONの状態になります。
「完全スクロール」の場合、小節グリッドは1小節単位で、イベントリストは1イベント単位でスクロールするようになります。しかし、特にイベントリストを大画面で表示するような場合、処理がかなりもたつきます。よほど高機能なパソコンで無い限りお勧めしません(特にオーディオトラックのスクロールは、現行のパソコンでは無理があるでしょう)
「ページスクロール」の場合、小節グリッド、イベントリスト共にページ単位でスクロールします。
「壁紙」では、メインウインドウの壁紙をしていできます。クリアでは壁紙をクリアし、参照で壁紙のBMPファイルを指定します。「グリッドにも壁紙を表示」がチェックされていると、トラックウインドウ、オーディオトラックウインドウのグリッドにも壁紙が表示されます。
「File Name」に設定すると、ウエーブのファイル名が表示されます。
「NO.」に設定すると、プロジェクトに登録されているウエーブの番号が表示されます。
「なし」に設定すると、オーディオラベルは表示されません。
「デバイス、チャンネル」は複数同時に選択できます。例えば、デバイス1の音色表を全てSC-55に変更したいときは、まず「デバイス、チャンネル」でデバイス1の1〜16チャンネルを全て選択します。その後インストゥルメントマップでSC-55を選択するとデバイス1の音色表は全てSC-55の音色表になります。
「MIDIデータをトラックにThru」をチェックしておくと、MIDI Inから入った情報はすべて現在のトラックのデバイス、チャンネルにThruされます。MIDIキーボードがマスターキーボード、コントロールキーボードの場合(音源を内蔵していない)場合は、チェックしておいて下さい。また、音源内臓のキーボードの場合でトラックにThruしたい場合は、キーボード側のLocal設定をOFFにして下さい。
「入力データをトラックのチャンネルに出力」をチェックしておくと、MIDI Inから入った情報のチャンネルはそのトラックのチャンネルに置き換えられます。キーボード側で録音先のチャンネルを変更するような場合はチェックをはずしておいて下さい。また、マルチトラックレコーディングをしたい場合もはずしておいて下さい。マルチトラックレコーディングは、1トラックに全てのチャンネルの情報をレコーディングしておいて、後から各トラックに分けるという方法になります。
「シャトルバー使用中にも発音」をチェックしておくと、シャトルバーで早送り再生中にも発音されるようになります。
「ミュート中にノート以外は発音」をチェックしておくと、非再生時(早送り、ジャンプも含む)にもノート以外の情報は送信されます。しかし、あまりにもノート以外の情報が多いデータだと、スムーズな早送り、ジャンプが出来なくなる事があります。このような時はチェックをはずして下さい。
「レコーディングカウントオフ中にも発音」をチェックしておくと、リアルタイムレコーディングのカウントオフ中にも再生します。
「デフォルトデバイス」は、新しくトラックを作ったときに最初に設定されているデバイス、SMFをロードしたときに最初に割り当てたれるデバイスです。最もよく使うデバイスに設定しておくとよいでしょう。
中央のCは、メーカーによってばらつきがあります。ほとんどの機材の中央はC4ですが、ヤマハなど、C3が中央になっている機材もあります。そのような機材を中心的に使う場合はC3に設定して下さい。
トラックグリッドの「Patch」「Vol」「Pan」及びミキサーの情報をいつ送信するか設定します。すべての情報をイベントリストの中で自分で管理する場合はチェックをはずしておいてください。
「データを開いたときに送信」をチェックしておくと、トラック情報をファイルを開いた時に送信します。
「開始位置から再生時に送信」をチェックしておくと、トラック情報を開始位置から再生ボタンを押した時に送信します。
インターナルに設定しておくと、Music Studio Standardは、自分がマスターになって再生を行います。外部にエクスターナルクロックに設定されたMIDIシーケンサーが接続されていると、そのシーケンサーはMusic Studio Standardの再生に合わせて再生されます。
エクスターナルに設定しておくと、Music Studio Standardは、外部からのMIDI信号に合わせて再生します(不完全)。ただし、Music Studio Standardがオーディオ再生を行う場合(再生対象がMIDI以外(MIDI+Audio、Audio)になっている場合)は、インターナルとしてのみ動作します。
「SMPTE/MTCを送信」がチェックされていると、MIDIクロックと共にMTC(Midi Time Code)が送信されます。SMPTE/MTCのフレームは、「24フレーム」〜「30フレーム」で選択します。
「オフセット」は、Music Studio Standardの時間0に対応する、SMPTE/MTCの時間です。時間、分、秒、1/10000秒で指定します。
「クロック受信」では、エクスターナルクロックで再生するときにクロックを受け取るデバイスを設定します。
「クロック送信」では、インターナルクロックで再生するときにクロックを送信するデバイスを設定します。
シンク設定はMIDI環境の設定で行います。
例えば、Music Studio Standard側のみで音色を切り替えたい場合(MIDIキーボードで音色を切り替えてもMusic Studio Standardは受信しないようにする場合)、プログラムチェンジ、コントロールチェンジ0、32の3つをOFFにします。
「録音中メトロノームを使用」がチェックされていると、録音中にメトロノームがなります。
「1拍目以外」では、小節の最初以外の拍で使われるメトロノーム音を設定します。
「デバイス」は、メトロノームのノートを出力するデバイスです。
「チャンネル」は、メトロノームのノートを出力するチャンネルです。
「ノートNO」は、メトロノームに使用するノートNOをです。
「ベロシティー」は、メトロノームのノートのベロシティーです。
「デュレーション」は、メトロノームのノートの長さです。
レコーディングモードを選択します。
「リプレース」に設定すると、すでにトラックに入っていたデータは全て消去されてからレコーディングされます。
「スタンダード」に設定すると、レコーディング開始地点以降に入っていたデータは消去されてからレコーディングされます。
「オーバーライト」に設定すると、レコーディングされた範囲に入っていたデータは新しくレコーディングされたデータに書き換えられます。
「ニュートラック」に設定すると、レコーディング時に新しくトラックが作成され、レコーディングはそのトラックに対して行われます。ニュートラックはリアルタイムレコーディングのみに有効なモードです。
パンチイン、アウトで、自動的にレコーディング状態になる、またはレコーディング状態から抜ける場所を設定します。
「オートパンチアウト」がチェックされていると、再生が指定された場所に差し掛かると自動的に録音は停止されます。
「カウントオフ小節数」は、リアルタイムレコーディングを開始するまでのカウントオフの小節数を指定します。
「小節の頭からステップレコーディング」がチェックされていると、ステップレコーディングを開始しようとしたときに自動的に現在の小節の頭まで移動します。
SMFのフォーマットを指定します。
「Format0」では、全てのトラックの情報が1トラックにまとめて出力されます。
「Format1」では、それぞれのトラックは個別に出力されます。
保存するSMFの分解能を指定します。
Format1で保存する場合に、テンポ、メーター、キートラックをどのように保存するかを指定します。
「個別に出力」では、それぞれのトラック専用のトラックを出力します。
「1つのトラックにまとめて出力」では、この3つのトラックを1つのトラックにまとめて出力します。