ツタンカーメン王のエンドウ豆

育て方、食べ方はこちらをご覧ください。


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 黄金のマスクで有名なツタンカーメン王(BC1358〜BC1349)は、3300年以上前にエジプトを統治した、歴史上大変重要な人物です。

 彼の陵墓は、1923年(大正12年)に、イギリスの考古学者B.カーター氏によって発掘されました。

 この時、王の遺体と一緒に発掘された副葬品の中に、当時エジプトの人たちが栽培し、食料にしていたと思われるエンドウ豆の種子がありました。B.カーター氏はこの豆をイギリスに持帰って栽培に成功し、その一部が米国に伝えられました。

 このエンドウ豆が日本に来たのは、昭和31年です。『世界友の会』水戸支部の大町武雄氏あてに、米国のV.イレーヌ.フランソワース夫人より、大町氏が送ったサクラ、イチョウなどの種子のお礼として、いわれが書かれた手紙と共に送られて来ました。

 その後、全国の学校などにこのエンドウ豆の種子が配布され、栽培が続けられています。

 私は、1997年に、こちらのサイト→『みんばのお店』よりこの豆を購入し、1997年秋から翌1998年春にかけて、栽培に成功しました。

 3粒購入したうち、1つは芽が出て間もなく折れてしまったのですが、残りの2つが成長して濃い紫色のサヤが実り、二握りほどの種子が収穫できました。

 また、たまたま1997年の読売新聞に、当時中学生だった大町氏の御子息がエンドウ豆の栽培を続けており、希望者に種子を分けて下さるという記事が掲載されているのを読み、大町氏に手紙を書いて種子を分けてもらいました。こちらは、福島県の実家の畑で栽培してもらい、やはり沢山の種子が採れました。
 ただし、こちらは近くで日本在来種のエンドウ豆が栽培されていましたので、もしかすると交配して雑種となっている可能性があります。こちらは、自家消費分として、食用にしてみたいと思っています。

 『みんばのお店』からは、3粒1500円で購入しましたので、これで豆ご飯を作ったら、松茸ご飯よりもはるかに贅沢かも・・(笑) (食べ方はこちらをご覧ください。)

 なお、このエンドウ豆に関する記事は、こちらのサイトなどでも読むことができます。

 育てかた等の御質問などがあれば、メールMail Iconにてお問い合わせ戴ければ、このホームページ上でわかる範囲でお答え致します。


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