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JPEG Directシリーズがサポートする画像ファイル形式

ファイルの種類解説対応JD
JPEGホームページで良く使われる画像形式のファイル。
劣化式圧縮アルゴリズムですが、特に自然画に対しては
驚異的な圧縮率を誇る
すべてのJDシリーズ
暗号化JPEGJPEG画像ファイルをBLOWFISH暗号化アルゴリズムで
暗号化したファイル。当然ながら、対応していないアプリでは
見ることが出来ません。
すべてのJDシリーズ
インプラントJPEGJPEGファイル中に他のファイルを埋め込んだファイル。
遮蔽・ファイル取り出しのロック機能が有り。

ヘッダからEnd Of Imageまでのフォーマットが通常の
JPEGファイル形式にしたがっているため他の画像
ビューワーやWWWブラウザは通常のJPEGファイルと
見分けが付かない。もちろん普通に表示可能です。

ただし、埋め込まれたファイルを取り出すには
JPEG Direct Annexが必要です。

JPEG Direct Annex
暗号化インプラントJPEGインプラントJPEGにおいて、JPEGストリーム以外のバイナリを
すべてBLOWFISH暗号化アルゴリズムで暗号化したファイル。

あくまでインプラントJPEGなので、他の画像ビューワーや
WWWブラウザでも表示可能。

暗号化JPEGと名前が似ていますが、全然違うものです。

埋め込まれたファイルを取り出すにはJPEG Direct Annex
が必要です。

JPEG Direct Annex
Ver2.50以降
クローキングBitmapBitmapファイル中に他のファイルを埋め込んだファイル。
インプラントJPEGのような物理的連結ではなく、完全な
論理融合なので、ファイルを埋め込んでもファイルサイズが
変わらないという特徴があります。

バイナリエディタ等で切り出すことも不可能です。

例)
 500KByteのBitmapファイルに100KByteのファイルを
 埋め込んでも 600KByteではなくて 500KByteの
 クローキングBitmapファイルになります

しかも、色数や画素には変化がありませんので見た目からは
判別できません。

ぜひ、埋め込む前と埋め込んだ後のBMPを見比べて下さい。
きっと不思議な気分になれます。(^^

もちろん他のビューワー等でも普通に表示可能です。

ただし、埋め込まれたファイルを取り出すには
JPEG Direct Annexが必要です。

       →クローキングBitmapの作り方と解説

JPEG Direct Annex
Ver2.87以降
その他.MAG .PI .PIC .TIM等など、Susieプラグインが用意されている
画像形式は JPEG Direct TypeIIで表示可能です。
JPEG Direct TypeII

さらに詳しく...

☆インプラントJPEG機能とは?☆

JPEGファイルに別のファイルを物理的に埋め込む機能です。

たとえば、AAA.JPGというJPEGファイルにBBB.LZHというファイルを埋め込んでCCC.JPGというJPEGファイルを作ることが出来ます。

CCC.JPGは、普通の画像ビューワーやWWWブラウザで見るとAAA.JPGと同じ画像が表示されます。

もちろん、JPEG Direct Annexを使えば、簡単に CCC.JPGからBBB.LZHを取り出せます。


☆インプラントJPEGの遮蔽オプションとは?☆

遮蔽されたインプラントJPEGは、JPEG Direct Annexですら普通のJPEGと見分けがつきません。ですから、遮蔽されたインプラントJPEGからファイルを取り出すには、まず遮蔽解除コードを使って遮蔽を解除します。

インプラントJPEGを作るときに遮蔽を組み込むかどうかは、簡単に選択できます。

遮蔽機能は暗号化機能では有りませんので、秘匿性の確保にはあまり向いていません。秘匿性が重要である場合は、暗号化インプラントJPEG形式で作成してください。こちらはBLOCK系最強の暗号化アルゴリズムであるBLOWFISHで暗号化しますので非常に安全で堅牢です。


☆インプラントJPEG機能の利用例☆

◇JPEGファイルの添付ドキュメントや著作権表記を埋め込む。

◇複数のファイルの配布をJPEGファイル1つで配布する。

◇子供には見せられない画像は暗号化JPEGで埋め込んでおく。

◇内緒にしたいファイルの隠蔽工作。(^^


☆インプラントJPEGのサンプル☆

SAMPLE.JPG (54 KByte)

まずは普通にクリックして、ブラウザで見て下さい。
JPEG Directのロゴが表示されましたね。

次に、名前を付けて保存してからJPEG Direct Annexで見て下さい。

ウインドウ下部のステータスバーに「取り出しボタン」が表示されましたね。
(Ver2.50では、ツールバーに「取り出しボタン」があります。)
これを押すと、埋め込まれたファイルを開いたり名前をつけて保存することが出来ます。

ちなみに、このSAMPLE.JPGには WAV音声ファイル(DL.WAV)が埋め込まれています。


☆現在のインプラントJPEGの仕様☆

・複数のファイルを埋め込みをサポート
・埋め込み時にファイルとレイヤーデータを圧縮
・署名の付加機能
・一言メッセージの付加機能
・CRC32による埋め込まれたファイルの同一性チェック
・遮蔽機能
・ファイルの取り出しのパスワードロック機能


☆暗号化JPEGとは?☆

皆さん、画像マスクツールはご存知ですよね?
これは画像の特定の部分にモザイクや一定の法則で色相変換などを施すもの ですが、これらの多くは逆の操作をする事でマスクを解除する事が出来ます。

マスクを解除出来る。これはマスクツールの利点です。
もしマスクを解除出来なくしたいなら、ペイントツールを使って塗りつぶした 方が良いですからね〜。

でも、このマスク解除の方法ははっきり言ってカンタン。
「特定の人」にだけ見てもらいたい場合でも、第3者がカンタンにマスク解除 出来ちゃいますので、機密保持には全然向いていません。

ではどうすれば良いのか? たとえばPGP等を使ってファイルそのものを 暗号化してしまうのが一番安全ですが、これはめんどくさいですね。

そこで、このJPEG Directシリーズの暗号化JPEGの登場です。
JPEG Directシリーズの暗号化JPEGは、JPEGファイルそのものを暗号化している にもかかわらず、普通のJPEGファイルのように扱う事が出来ます。
もちろん、見る時には正しいパスフレーズが必要なのは言うまでもないですが。