<サワディ カツプ>
気分が少しほぐれたところで、タイのみんなと初顔合わせです。あらかじめ、NTTの接続などの支援をしていただくスタッフの方に「サワディーカップ」(こんにちは)と子供たちがあいさつするので、1回目ではタイと接続した画面は出さず、2回目で出してほしいと頼んでおきました。そうして、あたかも大きな声が遠くタイまで届いて、繋がったという印象を与えたかったからです。予想通り、2回目の声は大きくなり、サーとタイのみんなが映っている画面が出ました。その瞬間、授業会場の子供たちから「おおぉー」という声があちこちから漏れてきました。
<テレビ会議の始まり>
司会役のI君、Sちゃんに出てきて貰い、早速テレビ会議の始まりです。こちらから「サワディーカップ」と大声を上げたら、何とタイからは、「こにちは!?」とたどたどしいながら、親しみを込めた大きな声の日本語で返事が返ってきたのです。これは、タイの担任のブンリー先生の心遣いか、それとも現地の佐々木先生の配慮か、とてもありがたく感じました。
子たちは初めてリアルタイムに繋がったタイの友達の表情を見て、どんなことを感じたでしょう。画像が粗く、動きも少しぎこちなく、暗い感じはしましたが、明らかに画面の向こうに私たちの友だちがいることを見て取ったはずです。すでに交流ビデオでブンリー先生のクラスの児童の1人1人の顔と名前を見聞きしているので、見覚えのある顔も見つけたはずです。
<自己紹介>
さて、まず日本側からは3人の子供が簡単な自己紹介をしました。3人はどちらかといえば、日頃おとなしい方ですが、この日はとてもしっかりした口調で挨拶できました。
それからタイのプーケット校の方にも挨拶をしてもらうことになりましたが、これがとても長く感じられました。予定では、3人から5人くらいにしようということになっていたのですが、プーケット校は10人も出てきました。それ以外に、これは後から聞いた話ですが、タイでは、正式名以外にニックネームがあって、この授業の時にもニックネームも言っていたという