タイトル:下級生2
メーカー:elf
メディア:DVD1枚
チェッカ:SecuROM5−DVD
まずはプロテクト自体の挙動から見てみよう。ディスクを入れて起動。DVDドライブにアクセスに行くが、これがかなり長い。短くて20秒ほど、長いときだと2分近い。もっとも、Alpha-ROMプロテクトが施されたディスクと違い、無茶な唸り方はしないが。
やや暫く待たされた後に起動……すれば良いのだが、俺の環境だと大抵ここでコケる。いわゆる「誤爆」と言う奴だ。
エラーが出て起動してくれない。
何度かやっていると、5〜6回に一度ぐらいは起動する。この際、テンポラリフォルダに4つのファイルが作成される。
DLLが3つ、sysが1つ
このうち、デバイスドライバであるFadpu16E.sysが曲者だ。このドライバはゲーム起動時にロードされるのだが、ゲームを終了してもアンロードされないのである。
例えば、このファイルを移動しようとしてみよう。ゲームを終了させた後ならば、このドライバは使われていないはずであり、難なく移動できるはず、なのだが・・・
アクセスが拒否される
アクセスが拒否されるのは移動に限らない。コピーでも駄目だった。他のプロセスからこのファイルに触れる事は一切できない。
これは、ファイルハンドルが排他モードでロックされ続けているときに起きる。デバイスドライバがそう言う状態である、と言うことは、メモリに居座って動作し続けている事を意味する。それはいくらなんでも行儀が悪い。ディスクチェックにカーネルモードのドライバを使うこと自体はまあ許そう。しかし、ゲームが終了してもなお、必要のないカーネルドライバがアンロードされない、というのは、あまりに常識外れな仕様である。たかがエロゲがやっていい事ではない。