AfterStepの国際化対応 - I18N support for AfterStep
AfterStepの各バージョンおける日本語などのDBCSフォントを表示する方法をまとめてあります。
このバージョン以降はオフィシャルで国際化のサポートがされています(READMEも日本語を含め、各国語版そろってたりしますが、ほとんどはSBCSな環境のものばかり^^)。また、AfterStep-1.5*.tar.gz内に含まれるいくつかのモジュールも国際化対応しています。しかし、preview/beta版のいくつかは、I18Nが有効の状態でコンパイル自体が通らなかったり、通っても落ちる場合があります。個人的には、pre3 / pre6 / Beta4以降あたりが安定しているような気がします^^;
設定方法
--enable-i18nと--with-locale=(LOCALE)と、必要に応じて--with-xlocaleを追加して、configureを実行してください。
普通に make / make install でコンパイル・インストールを行います。
~/GNUstep/Library/AfterStep/non-configure/look.xxbppファイルを編集します。
また、各モジュールも同じようにフォント指定の部分で、FontSetを指定することで、DBCSを表示することが可能です。簡単なLookファイルのサンプルを下記に示しておきます。
#
# (略)
#
#--------------------------------------------------------------
# Texts
#
Font -adobe-helvetica-bold-r-*-*-12-*-75-*-*-*-*-*,\
-mnkaname-fixed-medium-r-*--12-*
WindowFont -adobe-helvetica-bold-r-*-*-12-*-*-*-*-*-*-*,\
-mnkaname-fixed-medium-r-*--12-*
IconFont -adobe-helvetica-medium-r-*-*-8-*-*-*-*-*-*-*,\
-elisa-fixed-medium-r-*--10-*
IconBox 54 21 -2 -2
TitleTextAlign 0
#---------------------------------------------------------------
# TitleButtons : [1] [3] [5] [7] [9] (title) [0] [8] [6] [4] [2]
#
TitleButton 1 as-switchwindow-a.xpm as-switchwindow-a-pressed.xpm
TitleButton 2 as-kill.xpm as-kill-pressed.xpm
TitleButton 3 as-menu-a.xpm as-menu-a-pressed.xpm
TitleButton 4 as-shade-a.xpm as-shade-a-pressed.xpm
TitleButton 6 as-iconize.xpm as-iconize-pressed.xpm
#
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指定していない場合は、自動的に-*--14-*に合致するフォントが自動的に設定されます。
オフィシャルでサポートされていませんので、パッチを当てる必要があります。1.4.xの最終版は、1.4.5.55N6ですが、このバージョンに対してのパッチは、ここにあります。
設定方法
- パッチを入手して、
patch p1 -N < AfterStep-1.4.5.55N6-i18n-0.3.patch
として、パッチを当てます。
普通に xmkmf; make Makefiles; make; make install でコンパイル・インストールを行います。
~/GNUstep/Library/AfterStep/non-configure/look.xxbppファイルを編集します。修正方法に関しては1.5.xと同様なので、そちらを参照してください。
このバージョンもオフィシャルでサポートされていませんので、パッチを当てる必要があります。パッチは、馬目さんのAfterStep in Japanで手に入ります。
設定方法
- パッチを入手して、
patch p1 -N < as10.patch
として、パッチを当てます。
普通に xmkmf; make Makefiles; make; make install でコンパイル・インストールを行います。
- ~/.steprcファイルを編集します。
パッチを当てたものは、LinuxユーザであればPJEとかJRPMに、FreeBSDユーザであれば、portsにありますので、面倒であればそちらを使ってください。
Written by Makoto Kato
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