★鉄道員(ぽっぽや)★

(1999.06.27)

 今回のPickUpは映画“鉄道員(ぽっぽや)”です.京都での劇場公開は6月の頭(忙しくて見に行けなかった・・・ということにしておいてください)ですし,何かと話題のある(?)作品ですので,もう見た人も多いかと思います.そんな中あえてPick Upする必要があるのかな,とも思ったんですけど・・・それでもPick Upしたくなるような作品でしたので.

 えぇ,いい作品でした.泣きました(;_;) 娘役広末に関してはいろいろと言われているようですが,それはさておき.実は,作品の中のメインとなる現在進行形の時間は,わずか3日間なんですよね.その間にいろんな回想シーン+αをちりばめて(ちなみに,原作は読んでおりません.いずれ読もうかな,と思っておりますが).
 主人公乙松は,娘が死んだときも,妻が死んだときも,仕事をしていて・・・なんか,「おまえ何やってんだ!」と食ってかかられても不思議ではなく,はたして何故にそのような乙松に対して奇跡が起こったのか,と作品を見るまでちょっと不思議に思っていたんですよね.でも,乙松は,そういう生き方しかできない(ある意味,融通の利かない?),不器用な人だったんだな・・・と.だからこそ,あのような夜を迎えることができたんだろうな,と.
 話が進んでいって,どういう風なエンディングを迎えるのかな,と思ったんですが・・・この先はちょっとネタバレを含むので,別ページにしますね.他の人の感想を見てみたい人,ネタバレを気にしない人はどうぞ.
 それはさておき,お薦めの映画です.まだしばらくの間は上映されているそうなので,まだ見ていない人は是非見にいってみてください.僕自身はあまり映画を見る方ではない(と思う)ので,あまり参考にならないと思いますが,ここ数年間で見た映画の中で一番のお気に入りかな(他に見たのは「もののけ姫」「タイタニック」「シンレッドライン」「エヴァンゲリオン(夏版)」「(ハル)」「7月7日,晴れ」「スプリガン」「アルマゲドン」「プライド〜運命の時」「死国」などなど.この中では「もののけ姫」がよかったです).LD出たら買ってしまいそう・・・.
 坂本美雨の歌う主題歌も作品の雰囲気を引き立てています(実は作品よりも曲の方を先に聴いていたんですけどね・・・α-stationで耳にしていい曲だな〜と).実は今リピートモードで聴きながらこれを書いていたりします(笑).

 ちなみに,月刊誌「アフタヌーン」9月号(7月24日発売予定)に,鉄道員(ぽっぽや)のマンガ版が掲載されるそうです(原作が集英社で何で講談社の雑誌に? とは思いますが).アフタヌーンは愛読書(ぉぃ)であるので,「さすがはアフタヌーン.目の付け所が違う(笑)」とうれしく思う反面,どの程度の人が実際にアフタを手にしてマンガ版「鉄道員(ぽっぽや)」を読むのかな・・・とも思ったりします(苦笑).というわけで,ここでアピール(笑).

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