ネットワークバックアップとは?
バックアップするには当然受け側のメディアが必要。
フロッピーじゃ日が暮れちゃうし、でっかいファイルはやっかい。戻すのも大変。
MOはSCSIカード必要だし、本体だけでやろうとしたら、FDカードと物理的に競合して工夫が必要。
そこで PlamoLinux のインストールFDを”バックアップツール”として利用!
こいつで起動すると、それだけでPCカードのネットワークカードを使えるのはもちろん、
NFS(ネットワーク越しのファイルシステムね)を組めちゃう優れ物なインストールFDなのです。
デスクトップマシンとかの大容量HDDにNFSでマウントして、WindowsのHDDをそっくりバックアップできます。
バックアップもファイル単位じゃなくて、ディスク装置のイメージ丸ごと吸い出す。
リストアするときもそのまま戻すだけで全く同じ状態に復活。こりゃ便利。
当然リブのHDDと同じだけのディスクが必要ですけど、270Mとか500Mとか今じゃ大したこと無いし。
中にはギガ単位での増設してる人がいると思いますが、それでもデスクトップにそのくらい何とかなるでしょう。
そういえばタイトルはWindowsのバックアップってなってますけど、別にWindowsに限った話じゃないです。
必要な物
・リブレット本体
・リブレット用のFDD
・バックアップ先のマシン(デスクトップでもノートでも。記事ではデスクトップと表現しておきます。)
・PCカード用のネットワークカード(古すぎたり新しすぎたりマイナーだったりすると苦労するかも)
・PlamoLinuxのインストールディスク(フロッピー1枚)
Windows共有(SMB,samba)を使うなら 1.4 のブートディスクを用意しましょう。
■1.起動
インストールFDを入れて起動。そんだけ。
たぶんわかってるとは思いますが、
リブのFDはすごく遅いから読み込みでかなり待たされますが、気長に待ちましょう。
AT/Install/PCMCIA/bootdsk や
AT/Install/PCMCIA/bootdsk2 など
がインストールイメージです。どっか別のマシンのDOSとかから rawrite.exeでフロッピーに書き出すんですよ。
もちろんまだリブにWindowsが入っているならば、そいつでやってもいいですけど。
bootdskでうまくいかなかったらbootdsk2で試してみましょう。それもダメでも他にもイメージあるで試す価値あり。
PlamoLinux 2.0の場合は AT/Install/PCMCIA/bootdsk-net です。
読み込み終わると、画面がだらだら流れて、「login: 」になると思うので、root でログイン。
フロッピードライブのPCカードを抜きます。変なブザーが鳴るはずです。
ネットワークカードを指します。ピッ。。。ピッ。となれば正常。ピッ。。。ブゥ。となれば認識失敗。
ダメな理由はわかりません。対応してないカードなのかブートイメージが悪いのか。。。
そういうときはbootdsk2とかでももう一度トライ。
日本語キーボードの配置じゃないと使えないっ!って人は
# loadkeys /etc/custom/kbd/jp106.map
■2.ネットワークカードの設定
(例)
リブレット 192.168.0.100 / 255.255.255.0
デスクトップ 192.168.0.10 / 255.255.255.0
この場合、次の様にします。
もしデスクトップ(バックアップ先)が別のネットワークにあるならば、さらに# ifconfig eth0 192.168.0.100 netmask 255.255.255.0 # route add -net 192.168.0.0 eth0 ←2.0以降のブートディスクならこれはいらないと思う
とかしておきましょう。(ゲートウェイが 192.168.0.1 の場合)# route add default gw 192.168.0.1 eth0
timeout とか出たらうまくいってません。どっかちがうのでしょう。% ping 192.168.0.100
■3.NFSの設定
PlamoLinux 1.4のブートディスクではNFSじゃなくてもsamba(Windowsの共有)にも対応しています。でも2.x系はダメです。
smbmountを使えば、NFSサーバ側なんか用意しなくてもWindowsの共有でいけます。
そのときは3を飛ばして4を読んでください。
NFSをするには、デスクトップ側にも設定が必要です。
Windowsの場合は、フリーのNFSサーバソフトがあるみたいなので「Unix - Windows ネットワーキング」からどうぞ。
使ったこと無いので、設定とかはわかりません。調べてください。
Linuxの場合のNFSの簡易設定をあげておきましょう。
私が試したときには、こうやったってだけでけです。こうでなければいけないって訳では無いです。
/etc/exportsこの設定したら、nfsを再起動しなければいけないみたいなので、起動し直しましょう。
/backup libretto
/etc/hosts
192.168.0.100 libretto
NFSが入ってないとか起動しないようになってるとかいうときは、何とか解決してください。# cd /etc/rc.d/init.d # ./nfs stop # ./nfs start
うまくいったら4を飛ばして5に進みましょう# mount -t nfs 192.168.0.10:/backup /mnt # mount (一応確認)
■4.Windows共有
NFSなんか面倒だって人はWindows共有を利用しましょう。
この場合 PlamoLinuxの1.4用のブートディスクが必要です。2.x系では対応していません。
Windows側でディスクを共有状態にしておきます。
そのあとLibretto側で以下のコマンドでマウントします。
# smbmount //WINDOWSマシンの名前/共有名 /mnt -I WINDOWSマシンのIPアドレス # mount (一応確認)
■5.バックアップする
いよいよHDDのバックアップです。
これもコマンド一個叩くだけ。簡単ですね。
数十分から1時間ほどほったらかしておけば終わると思います。# dd if=/dev/hda of=/mnt/libretto.hda
ちなみに、戻すときは、
# dd if=/mnt/libretto.hda of=/dev/hda
試しに戻してみたらちゃんと使えました。
サイズの違うHDDに戻したせいだと思うのですが、最初はダメでしたが、FDで起動して、
で、とりあえず起動できました。A>fdisk /mbr A>sys c: