LibrettoでLinux

LibrettoにPlamoLinuxを入れればまだまだ活躍できます。
特にファイルサーバにするとかなり便利です。
※基本的にこのページで扱うのは初代リブレット = Libretto20 です。が、Libretto50Mを中古で入手したので一部50Mの記事もあります。
と思ったらLibretto60も買っちゃいました。でも固有の記事はまだ無いです。


まずは必要な物を揃えることから

リブレット本体
これがなければ始まりません。
私は初代リブレット Libretto20 を使用しました。HDDは500Mに変えてあります。
標準の270Mでもたぶん大丈夫だと思います。
これってCPUは486DX4/75MHz相当です。(AMD)
メモリは基本8Mだったかな。最大は+12Mで計20M。
液晶綺麗だし、今見てもいいマシンだなと思います。
使い方によってはまだまだいけるマシンですよ。
Libretto50Mは、某生命保険会社で採用されていた「ほほえみくん」という物です。
基本的にはLibretto50(Pen/75MHz)ですが、リブポイント(マウス)が無くてペン(マウス非互換)になってます。
X入れずに使うならマウスが無くても何の問題も無し。

もう一台のPC

今回PlamoLinuxを入れる手段として、ネットワークインストールを使います。
ルータを作るってことはもう一台くらいPCありますよね。
OSはできればPC-UNIXが入っていた方がいいですが、Winでも大丈夫みたいです。
ルータを作らない/PCカードアダプタが手に入らない場合でも、この方法でLinuxを入れるところまでは可能。
ルータにできなくたってファイルサーバやWebサーバにする道もあります。
あ、ダイヤルアップルータにもできるかもね。IOポートのは標準で付いてくるし。

リブレット用FDドライブ

FDドライブは別売ですが、Windowsで使うにしても必須オプションみたいなもんで、持ってる人も多いでしょう。
このドライブはPCカード接続の特殊ドライブなので、結構くせ者なんです。
特に Linux なんかではちょっとやっかいです。

リブレット用PCカードアダプタ

PCカードスロットを1個増設する物です。型番:PCCADPM1(Lib20/30用) 定価1万円
これが一番入手困難でしょう。
リブレットに限らず、この手の専用パーツは本体と一緒かそれに近い時期に買って置いた方が無難。
専用パーツだけ後から探してもなかなか見つからないです。
ちなみに私は、2000年4月下旬に秋葉原のチチブ電機で新品を買いました。
おでん缶を売ってるお店って言った方が通じるかな。
いつもある訳じゃなく、たまたまあったみたいですけど。
そうそう、Yahoo!オークションとかに結構出てるみたいですけど、人気のようで、値段高くなります。
さすがに最近(2002年)は中古で見かけるようになってきました。

ルータにする場合のみ必須です。その他の用途ならば無くても平気です。

PCカード用ネットワークカード

PCMCIAの安いやつでいいです。CardBus用とかは当然ダメですよ。
その辺のジャンクを980円とか500円で買ってきても問題なし。
カードとコネクタさえあれば、ドライバだとかは不要。
でもあんまり変なのだと Linux でも対応できないかも。。。
適度に古くてメジャーなやつのほうが困らなくて良い。
ルータにするなら2枚必要です。メーカ違ってもいいけど、組み合わせによってはちょっと困るかな?

PlamoLinux 1.3/1.4/2.0/2.1/2.2 など

他の Linux でもよいですが、FDが特殊なのでインストールFDが2枚以上になってるとやっかいです。
1枚目の起動はできますが、インストーラが起動した後は、FDドライブを認識できません。
このFDを認識させるにはカーネルパッチとかpcmcia-csドライバだとかやんなければならないのです。
なので、Libretto対応のブートディスクなどが用意されていないとインストールは大変。
PlamoLinuxはインストール時のディスクは1枚ですので問題ありません。
また、HDDにインストール後のカーネルは対応済みなので何も考えずにFDドライブが使えます。
(PlamoLinux2.0は標準では使えないみたい?)
他のディストリビューションは試してないのでわかりません。
FreeBSDにしなかったのは、単に私がFreeBSDのことをあまり知らないってだけです。

PlamoLinuxを選んだ理由はもう一点あるんです。それはインストールディスクが便利だから。
ハードディスクのネットワークバックアップに使えます。
ちなみにオススメは1.4のブートディスク。こいつはWindowsの共有をマウントできます。
2.0,2.2系はWindowsのマウントができません。
1.4のブートディスクで2.2をインストールできるし、特に問題なし!


目次

一風変わったWindowsのバックアップ 2002.03.10
PlamoLinuxのブートFDだけで、ネットワーク越しにディスクをマウント(NFSとかWindows共有)できます。
リブ本体とFDドライブとネットワークカードでHDDをそっくりバックアップしましょう。
PlamoLinuxをインストールしなくてもバックアップできますよ。
他のコンテンツに興味なくてもリブレットをバックアップしたければここだけでも見てみましょ。
同じ感じで、CD-ROMの無いマシンにWin95のクリーンインストールするのも、HDDにファイル送っておいてできる。こりゃ便利。

PlamoLinuxのインストール 2002.03.17
このページは PlamoLinux を使ってます。
リブのFDってPCカード接続で特殊だけど、PlamoLinux なら簡単にインストールできるから。

ルータ 2000.12.31
これが一番やりたくて。ルータが簡単にできちゃうんですよ。
PCカードアダプタ持っていてリブが眠っているなら挑戦してみるといいですよ。

ダイヤルアップルータ under construction?
PCカード1枚+標準のI/Oアダプタだけでダイヤルアップルータ。
まだ試してないけど。ほんとに試すのかどうかすら謎(^^;)

ファイルサーバ 2002.04.21
ハードディスクを増設してsambaを入れて、ファイルサーバにするのも悪くないです。
増設は内蔵を取り替える方法と、PCカードのIDEやSCSIで増設する場合があるでしょう。

ネームサーバ 2001.01.07 (under construction)
ルータにしろ、ファイルサーバにしろ、DNSに関連してちょっと厄介な問題があります。
代表例としては、他のマシンからtelnetで接続したときにすごく待たされることがあります。

セキュリティ 2001.01.07
やっぱりセキュリティには注意しなければいけません。
設定を変えて安全なサーバを構築しましょう。

不良セクタの検査と登録 2003.02.11
HDDは使っているうちに不良セクタが出来てしまうことがあります。
不幸にもこのような状態に陥ったとき(あるいはそれを検出するとき)の手順を簡単にメモしました。


インストールメモ

ntpdate(xntp3-5.93.tar.gz) 2000.05.17
マシンの時計をNTPサーバの時計に合わせるツール

openssl(openssl-0.9.6c.tar.gz) 2002.03.17
暗号化のSSL(Secure Socket Layer)のライブラリ。httpsとかsshで使われる。

OpenSSH(openssh-3.1p1.tar.gz) 2002.04.21
暗号化されたシェル。telnetとかftpの代わりにすれば安心。
※3.4以降だいぶインストール方法が変わっています。
※メモしなかったので忘れた。。。また今度挑戦しなければ。

rsync(rsync-2.5.5.tar.gz) 2002.04.21
2つのディレクトリを全く同じ状態にできるもの。同じファイルはコピーしないので効率がよい。rshやsshでリモートマシンもOK。

PCMCIA-IDEカード付き電源不要2.5HDD増設ケース HD530P(やどかり君) 2000.12.31
これはソフトのインストールではなく、ハード増設の手順です。
ちょっと修正すれば簡単にIDEカードとして認識します。


リンク

PlamoLinux
Plamo Linux のホームページ

Libretto FAQ(TOSHIBA PC Users' FORUM)
リブレットに関する情報はここから。

Plamo Linux Fan
PlamoLinuxに関する情報です。

Life with Libretto!
Libretto50にLinux入れて使いこなす方法が書いてあります。

ゼロ円でできるブロードバンド・ルータ 1FD Linuxで古いPCをルータにする
ゼロ円でできるブロードバンド・ルータ 2 1FD Linuxで作る高機能ルータ
Librettoではありませんが、1FDルータの解説。


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