PCMCIA-IDEカード付き電源不要2.5HDD増設ケース HD530P


概要

HD530PはPCMCIA-IDEカード付きの電源不要な2.5HDD増設ケースです。
通販だとSUNshineってところで売ってるみたいです。
秋葉原とかでも売ってるでしょう。少なくともOVERTOPでは売っていました。
まあこの機種じゃなくてもPCMCIAのIDEカードなら、何とかなると思いますけどね。
電源が不要なので、とてもコンパクトに増設することができます。

リブレットの内蔵HDDは厚さ8.45mmというTOSHIBA製のちょっと特殊なハードディスクです。
一応は売っていますが、だんだん入手困難にあるようです。
さらに8.45mmの対応型番の中でもLロットと呼ばれるものは認識しないとか。
というわけで内蔵を交換するのは大変なので、HD530Pは非常に重宝します。


認識

まずはPCカードの認識させるための情報ファイルを作成。
(/etc/pcmcia/config の中から *.conf を取り込むようになっている)

# vi /etc/pcmcia/hd530p.conf
# HD530P
card "PCMCIA PnPIDE"
  version "ARGOSY", "PnPIDE", "*"
  bind "ide_cs"
ファイルの内容からもわかるように純粋なIDEカードってことっすね。

設定を有効化する。もちろんリブートでもいいけど。

# kill -HUP cardmgrのPID
カード指して認識を確認
だめなら /var/log/messages あたりを見れば、なんかわかるかも。

フォーマット

(かなり手抜き説明)
領域確保
# fdisk /dev/hdc   デバイスは /dev/hdc だと思う。/var/log/messages で確認
p   パーティション確認
n   新規パーティション作成
p   プライマリパーティション
1   第一パーティション
1   先頭
???  取りたい大きさ
w   書き込み
q   終了

ファイルシステム作成
# mke2fs /dev/hdc1  ext2のファイルシステムを作成

マウントポイント作成
# mkdir /home2

試しにマウント
# mount -t ext2 /dev/hdc /home2

アンマウント
# umount /home2

自動マウント設定
# vi /etc/pcmcia/ide.opts
# ATA/IDE drive adapter configuration
#
# The address format is "scheme,socket,serial_no[,part]".
#
# For multi-partition devices, first return list of partitions in
# $PARTS.  Then, we'll get called for each partition.
#
case "$ADDRESS" in
*,*,*,1)
    INFO="Sample IDE setup"
    DO_FSTAB="n" ; DO_FSCK="n" ; DO_MOUNT="y"
    FSTYPE="ext2"
    OPTS=""
    MOUNTPT="/home2"
    ;;
*,*,*)
    PARTS="1"
    ;;
esac
カード抜いて、もう一回指してみる。 自動的にマウントされれば成功。 簡単ですね。


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