UNIXのX-Window用に開発されている Windows エミュレータ 「Wine」を使って、
NetGenesisのセットアップユーティリティが動作するかを試してみたところ、
予想に反してあっさりと動作してしまいました。→screenshots
ここでは、私が試した方法を紹介しようと思います。
私は Wine について素人であり、全く詳しくありません。
今回この実験の為に始めてインストールしてみました。
したがってここで紹介する内容は誤りもあるとおもいますが、ご了承ください。
まずは Wine をダウンロードします。
Wineのページ Wine Development HQ の Download を選択。
Wineのバイナリをダウンロードできるサイトのリストが出てきます。
RPM形式が使えれば、それが一番楽なので、一番上のサイトにアクセス。
トップからWineのページを選ぶと WINE: Windows emulator for Unix にたどり着くと思います。
Compiled version for Linux (glibc) in RPMというところから、RPMを落としてください。
1.8MBくらいです。
root権限で、
# rpm -i wine-990225-1.i386.rpm
root権限で、
※ 最後の4行は事前に用意したファイルを仮想windowsディレクトリにコピーするという意味です。# mkdir /mnt/fd0 # mkdir /usr/local/wine # cd /usr/local/wine # mkdir windows windows/system # ln -s /usr/local/wine /c (シンボリックリンクで /c を作る) # cp /tmp/olepro32.dll /c/windows/system # co /tmp/msvcrt40.dll /c/windows/system # cp /tmp/NWGset.exe /c # cp /tmp/NWGcom.dll /c
一般ユーザ権限で、
% cp /usr/local/etc/wine.conf ~/.winerc
デフォルト定義ファイルの内容に合わせて環境を作ったので .winercの編集はあまり必要無いと思います。
最後のほうにある WineLook を変更すると見た目が変化します。
[Tweak.Layout] ;; WineLook=xxx (supported styles are 'Win31'(default), 'Win95', 'Win98') WineLook=Win98
以上で準備完了です。試してみましょう。
% cd /c % wine NWGset
設定画面も使いたいのであれば、必要なDLLをコピーしてやればいいと思います。
(必要なDLLが何かってのをどうやって調べたらいいものか。。。)
ところでwineはDOSパーティションにインストール済みのWindowsディレクトリをマウントして使うのが普通らしいです。
(最初からそれで説明しろって?)
root権限で、
※ /dev/hda1 はIDEの第1パーティションです。当然 Windows が別のパーティションならば読み替えてください。# mkdir /dos # mount -t vfat /dev/hda1 /dos # rm /c (もし先の説明で作った /c があるなら) # ln -s /dos /c
% cd /c/windows % wine sol
:-)
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