WindowsNT - マルチOSのススメ


DOSや95ドライブを mbm edit で、「unknown」に変更してからインストールしましょう。

1台目のHDDにしかインストールできないような気がします。

実は、過去にNTを2個インストールしようとして、失敗して、それいらい挑戦してないので、詳しくはわかりません(^^;

それから、Win95やWin98と共存する場合には、IRQのリソースに注意しましょう。
Win95OSR2やWin98では、一つのIRQに対して複数のカードで利用することができます。
ところが、WinNTでは現在のところのそのような仕組みを持っていません。
IRQが競合してしまいインストールがうまくいかなかったり、一部の機能が使えない場合などがでるかもしれません。
特に最近のPCIのサウンドカードなどはゲームポートもあり、IRQを2つ食ったりします。
うまいことBIOSの設定や、BIOSが融通利かない場合は、物理的にPCIの指す順番を変えたりして調整してください。

WinNT4.0はFAT32ドライブへのアクセスができません。
FAT32ドライブはドライブ番号としては割り当てられるようですが、アクセスするとエラーとなります。
FAT32 for NT 4.0というドライバをインストールすることで、アクセスが可能になります。
製品のようですが、read-only版はダウンロードすることができます。
日本語ファイル名、半角ファイル名などの扱いも特に問題が無いようです。

その逆にNTFSドライブをDOS/Win95/Win98からアクセスするためのNTFSDOSもあります。
使い方は簡単で、autoexec.batまたはDOS窓や生DOSから実行するだけです。
ネットワークドライブとして認識して、読み込み専用でアクセスが可能になります。
いざというときに便利かもしれません。小さいのでフロッピーの緊急ディスクに入れておくといいかも。
ただし、日本語ファイル名の処理がうまくいかないようです。
あと、Win98上だとファイルが正しく読めてないような気がします。
Win95か生DOS(95,98とも)ならば問題無いようです。


IDEとSCSI混合環境

以前はSCSI−HDDのみの環境でしたが、IDEのHDDも追加したところ、NTでかなりはまったので注意を書いておきます。
IDE#0にインストールする分には特に問題はありません。IDEのみ、またはSCSIのみの環境と同じです。
ところが、IDEとSCSIの環境でSCSI#0にインストールするには、コツが必要でした。

まず、インストール時に、IDE#0のドライブにntldrなどを置こうとします。
できれば、SCSI#0のパーティションだけでNT環境を構築したいと思うのが普通だと思います。
そこでいろいろ考えた末にやり方を発見しました。
MBのBIOSで、IDEのHDDを認識させない設定にします。HDDパラメータをいじるあたりが多分 auto になっているので、Not Installedにします。
(ハードウェア認識は手動にして、IDEドライバを組み込まない)
こうすることで、SCSIのHDDしか見えなくなるので、セットアップを続けます。
セットアップが終わったらMBの設定を元に戻して、IDEを見えるようにしましょう。

そして大問題なのが、セットアップ完了後です。
IDEドライブは認識すらされないので、ディスクアドミニストレータを起動してもSCSIだけになります。
ここで、IDEドライブを使用したいと言って、コントロールパネルへ行って、IDEドライバを入れては行けません。
Win9xでは、起動ドライブがC:になって、次にIDEまたはSCSIとなるのですが、NTではIDEが常にSCSIよりも優先してしまいます。
つまりIDEドライブに一つでも基本区画があれば、そこのドライブがC:になり、WinNTはD:になってしまいます。

結論を言うと、IDE+SCSI構成で、SCSIにNTをC:としていれる場合、IDEドライブは使用不可です。
IDEのCD−ROMで、SCSI−HDDにインストールってのは問題ありってことになりそうですね。(未確認)
誤ってIDEドライブを入れてしまったらもう最後、事前準備が無いと元に戻すことは難しいです。
注:IDEドライブがすべて拡張領域(基本領域無し)ならば上記問題は発生しません。

やっかいなんで、素直にIDEにNT入れたほうが無難ではあります。
しかし、SCSIのほうが高速なドライブを使用している場合、SCSIにシステムを入れて、IDEにデータ類を入れたくなりますよね。
そういう時はIDEのドライブには基本領域を作らず、拡張領域のみにしましょう。
IDE→SCSI変換アダプタをつかうとどうなるか興味有ります。SCSIとして認識させられるんなら便利そう。
(確かメルコが、ドライブはIDEだけどSCSI接続という外付け増設HDDという製品を出してますよね。この変換部分だけって売ってるのかな?)


(事前準備)

正常に動作しているとき rdisk.exe で、リカバリーディスクの作成をしておきましょう。
そして、ディスクアドミニストレータの「構成情報−保存」を実行して、ディスクに保存しておきましょう。
誤ってIDEドライバを入れてしまった場合に役立ちます。

(誤ってIDEドライバを入れてしまった場合の対処法)

NTを起動するとD:となってしまい、C:はIDEになっているとおもいます。
そして、C:を直接参照するショートカットなどはエラーとなってしまい、エラーが出るでしょう。
まずコントロールパネルから「SCSI アダプタ」を選択します。
IDEドライバとSCSIドライバがあるはずなので、IDEの方だけを削除してください。
次にディスクアドミニストレータを起動して、「構成情報−復元」を実行してください。
この時構成情報のディスクを入れるように求められるので、正常に動いていたときにやっておいたディスクを入れます。
自動的に再起動されるので、次にNTを起動したときには元に戻っているはずです。
レジストリの値のいくつかが D:\WINNT に置き換わっている場合があります。
regedit.exeを起動して、「D:\WINNT」を検索にかけ、「C:\WINNT」に修正しましょう。

もちろんIDEドライバを削除したので、IDEは見えません。
ドライバを削除しただけで、構成情報の復元作業をしない場合、IDEは見えなくてもNTはD:という状況になってしまうと思います。
(ちょっと自信無いけど、少なくとも私がいじくりまわしたときには、C:には戻りませんでした。)

(参考)

コントロールパネルを起動しようとしたときに、エクスプローラがエラーで起動できない状況に陥ったことがあります。
これではIDEドライバを削除できなくて、すごく困りました。(なんでエクスプローラが起動できなくなったのかは不明)
DOS窓を起動して、
D:\WINNT\Profiles\Administrator\スタート メニュー>mkdir "コントロール パネル.{21EC2020-3AEA-1069-A2DD-08002B30309D}"
としてスタートメニューにコントロールパネルを追加しました。
こうすると、スタートメニューが直接コントロールパネルの要素を起動できるので、エクスプローラが落ちても問題なし。
以上参考までに。


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