用語解説 - マルチOSのススメ


以下、勝手な解釈、誤った解釈、全然間違った内容の可能性が大いにあり。
MBR - Master Boot Record
ハードディスクの先頭。マシンをたちあげると、まず最初にここに記録されているプログラムを実行する。
この領域は512バイトであるが、プログラム部は446バイトまでなので、凝ったことはできない。
通常のWindows環境では、「先頭のパーティション(Windows)を起動しろ」というプログラムが書かれている。

SystemCommanderや、今回使用しているMBM、その他類似ソフトは、この領域を Windows 標準のものから独自のものへ書き換えて、
    「〜番のパーティション(OS)を起動しろ」
というプログラムに変更している。

何らかの理由で Windows標準の MBR に戻したいときは fdisk の隠しオプションを使えばよい。
DOSモードでやったほうが無難である。
    C:\WINDOWS\COMMAND\>fdisk /mbr

446バイト目以降に、「ここはWin95だ」とか「ここはLinuxだ」といった、ディスクのパーティション情報が格納されている。
OSはこの値を見て、認識可能かどうかを判断している。
マルチOS環境実現には、このパーティションタイプが重要な鍵を握る。

LILO
Linuxのブートローダ
定義ファイル /etc/lilo.conf さえしっかり記述すれば、LILOからいろいろなOSを起動することも可能。
Linuxだけの環境でも「Linuxを実行する」という大役があるので必ず必要。
起動はメニュー選択ではなく、OS名(定義フィルに登録)をキータイプしなければならないので手軽でない。

MBRに登録したり、MS−DOSでいうところの、IO.SYSのように起動したときに最初に実行されるものとして登録することも可能。
また、特徴的なのがフロッピーディスクのIPL(FDのMBRみたいなもの)に登録することもできる。

・MBRに登録:マシン起動直後にすぐに実行される。MBMやSystemCommanderが不要(同居できない)
・ブートパーティションの先頭:MBMやSystemCommanderからパーティションを選んだときに実行される。
・FDに登録:LILOフロッピーディスクを入れてマシン起動時に実行される。物理的なOS選択法式といえる。

NTLDR
NTローダ
NTをインストールすると、最初に認識されるドライブ(C:¥)に ntldr,boot.ini,ntdetect.comなどがコピーされる。
boot.iniに、どのパーティションになんのOSが入っているかなどを記述できる。
これにより、ntldrから95などを起動することも可能。
ただし、FAT32ドライブは駄目という制約がある。

ntldrを起動するプログラムは、MBRではなく、ブートパーティション先頭にあるため、MBMやSystemCommanderと併用も可能。


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