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過激な性的描写による影響
コンピュータゲームにおいて、過激な性的描写を売りにするゲームが1988年頃から(正確には、ドラゴンナイト(ELF)発売以後)増えている。現在では、コンピュータゲームの多くがアダルト向けである。
一般には、アダルトソフト等は、性的な刺激を与えるが故に、性犯罪等を助長するものと考えられている。しかしながら、映像によるものも含め、性的刺激が性犯罪等を助長するものと証明されてはいない。
社会的位置付けから考えるに、アダルトソフトは、社会的に満たされない性的欲求の発露である。すなわち、アダルトソフトが存在することは、必然である。アダルトソフトは、アダルトビデオに相当するものであり、社会的にどのような扱いを受けようと、消えることはない。
しかしながら、年々過激化の一途を辿るアダルトソフトの内容には、注意を払うべきである。以前国会で問題とされた177(マカダミアソフト)よりも過激なソフトも数多く見受けられる。
ドナースタインとバーコウィッツのポルノフィルムと攻撃の実験(Zillman,D. , Katcher, A. H. & Milavsky, B. : Victim Reactions in Aggressive Erotic Films as a Factor in Violence against Women. Journal of Personality and Social Psychology, 1981, 41, 710-724)でみられた通り、SM等、攻撃的要素を含む性的刺激は、女性に対する攻撃性を助長する。すなわち、過激化したアダルトソフトは、性犯罪を助長する可能性が高い。
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