最終更新日付:1999年08月17日
加古川市の施設の加古川内水面漁業振興センターは田園地帯にある。
加古川線の中西条第二踏切には遮断機も警報機もなかったことが事故につながった。事故後、センサーが取り付けられて、踏切りに近付く物体があれば女性の声で注意を促すようになったが、抜本的な対策とはいいがたい。
事故に逢った列車もそうだが、日中の時間帯の列車は一両編成である。上り列車から道路への見通しは悪くないが、センターの敷地内にいた自動車が
にわかに出てくるのを発見しても列車は急にはとまれない。事故に逢った列車には約六十人の乗客がいたが、幸いこちらには負傷者はなく、約二十分現場で停車したのち発車した。神野駅で待っていた下り列車が約三十分の遅れとなった。
(C) 1999 小松敏郎 (KOMATSU Toscirou)