北海道サミット週間に燃え尽きました


 
 
最新更新日 2008年07月26日土曜日

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7月7日にU−fullが和音堂でユカタで歌う

 2008年07月07日に京都和音堂で3組が出演。出演者のうちひとりめのmidoさんの助っ人に入った男性ギターリストを除いて浴衣で演奏しました。浴衣のお客さんはドリンクを割引するというキャンペーンだったのですが、お店の人が浴衣で仕事していなかったというお粗末さです。

 u−fullのユカさんの浴衣すがたをはじめて見ましたが、本日は北海道出身の作家池澤夏樹氏の六十三歳の誕生日です。夏に生まれたから夏樹氏なのですが、夏樹氏はヨーロッパ滞在中に生まれた自分の娘に冬に生まれたのに春菜と名づけました。近年、夏樹氏は自分が生まれる約1年前に亡くなったサンテグジュペリの「星の王子さま」を翻訳なされました。ユカさんの普段のしゃべり方はアニメ声優の池澤春菜さんと似ているのですが、ユカさんは春菜さんを知らなかった。

 トシロウはお金があって健康状態もよければタテヤマユキさんの出身地札幌に行って不法なサミット(アタック・フランスがそういう本を出した)へのプロテストの集会に行き、スーザン・ジョージの生の姿を見たかったし、十数年前北海道に行ったときに定休日だった札幌市交通資料館を訪ねたかったのだが、北海道で路上ライブした経験があるu−fullで行くので精一杯。

(2008年07月11日金曜記)

7月12日にサミット抗議に北海道に行った人の話を聞く

 2008年07月12日に京都の浄土寺で二階堂和美さん、拾得でベイツカンガルーさんとどちらに行くか困っていたところ、 三日前に伏兵が現われた、洞爺湖サミットに抗議に行った京都の人の話が下京区ひと・まち創造館で聞けるという。
 事前にキャンプ場を確保するのに地元自治体が活動家が一箇所に固まるのは好ましくないと、 豊浦、壮瞥、伊達の三箇所に分散させられる。京都から行った人は豊浦にキャンプ。 小樽港にフェリーで上陸した時点で私服の警官が取り巻いて、警察は一向が京都からきて特別永住者を一名含むことを 知っていてパスポートを見せろと言ってきたが、犯罪になるようなことは何もしていないので無視して 駅まで行ってまいたという。豊浦のキャンプ場はサミットの会場のホテルから三十キロもはなれている。 なるべく会場の近くまで行こうと日本側の抗議者が三日間毎日22キロのデモすることを立案していた。 サミット初日は日本の事情を知らない外国勢が別行動をとる。 サミット二日目は22キロのデモを敢行したと。一日目に外国勢がJR北海道の列車で移動しようとしたら日本の警察に ブロックされた。日本には移動の自由もない。ここは警察国家だと外国からの抗議者は日本の実態を知って いかっていた。日本側が計画した22キロのデモという途方もない案は警察国家ゆえのやむをえない選択だった と外国勢ものみこめたのである。欧米ではあえて警察に捕まるのを活動家が勲章にするのだが、日本で警察に捕まったら いつでてこれるかわからない。欧米では一日二日で出て来れるが、日本では自衛隊の宿舎に反戦のビラをまいただけで 2ヶ月半警察からでてこれない。拉致とは海の向こうの半島の北半分の国がやっていることではなく、この島国が 二十一世紀になっても自国民に対してやっていることであり、拉致問題の解決とは日本政府が拉致被害者と その家族に対して北にまねされることをこれまで繰り返してやってきたことを謝罪し補償することにほかならない。 日本政府の言う拉致などアメリカですら聞き流しているのはあたり前のことなのだ。国際常識の欠けた日本の マスコミも情けない。
 長距離デモでは車の通行の多い道を通るのは拒否され人家がまばらな閑散とした道を歩かされ 途中で山道になり、そこからは流石に警察もついてこなかった。途中で海水浴をしたり、地元のおばちゃんにお菓子を もらったりと都会では考えられないようなスローライフなデモであったそうな。 三日目は三箇所に散らばったのを合同で抗議集会をひらいたという。毎晩、日本勢と外国勢とミーティングを繰り返して 翌日の計画を練り、寝不足で体力的にきつかったが、有意義な体験だったとの弁。洞爺湖周辺では抗議者は何百人単位に 留まり1/3は外国勢。抗議を恐れて交通不便なところに逃げ込んだサミット側の作戦勝ちだが、欧米での抗議に比べて 日本の若者の参加の少なさが目立っている。8年前の沖縄サミットでは米軍基地反対闘争に助けられてその点が隠されて いたが。
 サミットはもともと国連加盟国に発展途上国が増えて先進国が思うように国連を操れなくなったためにヌケガケ的に 国際法上の根拠がないまま先進国が談合してきたものだが、先進国だけで世界を牛耳るのは結局無理なので経済規模の 大きな途上国を招いてサミット(頂上会談)の体をなしていない。今の世界を歪めているのは国境を越えた投機的な お金の流れにあるのは誰の目にも明らかなのにアメリカのブッシュはそれをサミットで議論することにハナから拒絶し サミットを開催したことで世界を改善をするのに寄与したとはとても言えない。
 それにしてもこのサミットでの地元はありがた迷惑な過剰警備、おびただしいほどの税金の無駄遣いだが、それに対して 日本の若者の抗議はまだまだ少数である。警察官自身も疲労してしまう愚に公金を使うぐらいなら悪徳業者の取り締まりや 若者の職業訓練に使うのが筋だし、サミット参加国のうち大陸ヨーロッパは既にそうなっている。自分のポケットから お金を盗まれても怒らないような若者が多数の国に未来はないだろう。
 12日の集会のあと一同で京阪五条駅近くのラーメン屋で食事をしたあと帰る。京阪電車で南下したのはトシロウだけ。 それにしてもこの駅を清水五条駅に改名するのはなあ。ここから清水寺は遠いぞ、事情を知らない遠方の観光客をだますような命名だ。五条駅がだぶっているのは地下鉄烏丸線の五条駅の方がはるかにあとからできたのだから「おひがしまえ」に 改名するべきだろう。 (2008年07月17日木曜記,26日に追記)


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