パソコンでのDVD焼き 


  
  

現在の機器構成について

  
  最近特に高速化・多様化(1層・2層)が進んでいるパソコンでのDVD焼きについて、すこし
  書いてみたいと思います。
  特に、日常使用しているお皿の種類とその品質について見てみたいと思います。
  まぁ、単にPLEXTORTOOL使えるようになったからという話もありますが)(笑)
  
  ドライブが付いているマシン構成は次の通りです。
  
  1台目
   マザー GIGABYTE GA−8KNXP Rev.1
   CPU intel Pentium4 3G(非プレスコット)
   メモリー 512Mバイト
   OS  WindowsXP SP1
  
  2台目
   マザー GIGABYTE GA−8PENXP Rev 2.0
   CPU intel Pentium4 3G(非プレスコット)
   メモリー 1Gバイト
   OS  WindowsXP SP1
  
  3台目
   マザー SuperMicro P6DBE(440BX)
   CPU intel Pentium3 1G Dual
   メモリー 512Mバイト
   OS  Windows2000 SP3

表1.ドライブ
メーカー 型番 備考 スペック
PLEXTOR PX-712A/JPB 内蔵(1台目) -R 8倍速
-RW 4倍速
+R 12倍速
+RW 4倍速
SONY DRU-500UL IEEE外付け -R 4倍速
-RW 2倍速
+R 2.4倍速
+RW 2.4倍速
日立LG GSA-4082B 内蔵(2台目) -R 8倍
-RW 4倍
+R 8倍
+RW 4倍
-RAM 3倍
BENQ DW822A 内蔵(3台目)
Firmware (B3HC)
-R 4(8)倍速
-RW 2倍速
+R 8倍速
+RW 4倍速
  
  他に、Kprob用にDVD-ROMが付いていたりします。
  焼きソフトは、基本的にドライブ添付の物(もしくはWinCDR8)
  まぁ、見て分かるとおり−R主体で、RAMはほとんど使用していません。
  大体数百枚オーダーで焼く為に、1枚当たりの価格が高価な物は選択できない事と
  書き込み速度が遅いメディアは使ってられないのが主たる理由です。
  MOはずっと使っていたので、感覚は分かりますが、RWの2倍速より遅いメディア
  は使う気がしないので、使ってはいません。
  まぁ、HDDの容量が足りなくなったら大容量のHDDを買い足せばいいし、バックアップもHDDで
  しか取れない様な時代になったし、あまりMO的使い方って無いんですよね。んで、4G程度を
  書き込むのに30分〜40分掛かるのでは、お皿入れ替え等まで考えるとやってられない
  と思いました。

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ドライブのプロフィール

  
  −Rの2倍速のドライブが出てすぐ買って以来、計5台購入して、3台残っています。
  流石に2倍速ドライブは引退し、4040Bは調子がおかしかったので、4082B
  を買い直しました。(実は、4040Bのせいではなく、マシン側の問題だった)

  SONY 500A
   始めて買った4倍速ドライブです。外付けという事もあり、大変重宝しています。
   台湾メディアを焼かすと、712A導入までは一番成功率の高いドライブです。

  LG 4082B
   SD2.9以来ヒットを続けているドライブとして、又RAMを扱う事も有ろうかと導入。
   4040Bの代替として入れたが、台湾メディアの焼き性能は余り高くありません。
   ある意味、ウチでは期待はずれ的ドライブ。

  BENQ 822A
   ROM化の為に+Rだけしか焼けないドライブの導入を躊躇っていた所、やっと−Rも焼ける
   ドライブが出たので導入。ファームを入れ替えて、-Rも8倍で焼けるようだが、まだ
   試してない。買ってから気が付いたが、2004年9月に+DLにも対応するらしい。とり
   あえずはおまけという所か。性能についてはまだ10枚ぐらいしか焼いてないので、
   未知数。

  Plextor 712A
   PLEXTORTOOLの為に導入。ただし、測定に時間が掛かるのと、マウントが異様に遅いのは
   誤算だった。PoweRecの為か、Ritecの板を綺麗に焼いてくれる。エラーレートから言うと
   500A以上である。ROM化ができれば最高なのだが・・・
  
  
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生皿

  
  最近はちと疲れてきたのと(笑)お皿のテストをやり始めたせいで、焼く量がだいぶ落ちてきましたが、
  大体週に40〜50枚をコンスタントに焼いてきました。基本的に、焼き終わった後にはコンペアする
  か、全ファイル読み出しチェックを掛けて、NGの物は再度やり直しという方法を採っています。
  一応(全てではありませんが)、KProbeでチェックして、読み出せてもデータの悪い物は破棄対象にしてい
  ます。大体不良率が5%程度を許容範囲にしています。
  
  前提として
   ・焼く速度は4倍速(ドライブは500Aと4040B(当時))(注1)
   ・よほどの保存用を除いて、\130/枚以下(必然、台湾メディアとなります)
   ・購入はスピンドル品(プリンタブル限定)
  
  2倍速の時代はとりあえず置いておいて(笑)、大体2003年10月位から4倍速を標準にしています。
  まぁ、週に1スピンドル分(50枚程度)消費していたので、800枚程度消費した事になります。(注2)
  実際に使用したメディアはMr.DATA(CMC)の40枚入りスピンドルです。モデルチェンジした為に、最近
  では余り見なくなりましたが、安定供給されていて焼きミスが5%程度で安定しており、かつ価格が
  40枚で税込み\4,000〜\5,000とお手頃でした。
   ところが、2004年に入ってモデルチェンジしました。価格も少し下がったのでとりあえずサンプルで
  50枚程度使ってみたのですが、ウチではズタボロという結果になりました。なんとか焼けるのが500A
  だけで、4040Bでは使い物にならない状態となりました。(注3)
  あまりのひどさに、システムがおかしくなったかと、マクセル等の国産板を焼いてみるとキチンと焼けるので、
  これは板の性能か、相性と判断せざるを得ませんでした。
  
  そこで仕方なく、代替の板を探して居たのですが、SuperX,XXX,Hi DISC等はどれも満足できる品質では
  なく、結局落ち着いたのがRitekの50枚パッケージ(スピンドルではなく、パッケージしただけの物)
  でした。価格も50枚で\4,500程度と満足できる範囲でした。エラー率もMr.DATAと同等もしくはそれ
  以下でした。
   ところが、2004年3月に品切れが発生して買えなくなってしまいました。いや、勿論1枚当たり\180
  とか出せば買えましたが、マクセルの4倍速が\200で買える現状ではあえてリスクを冒す価格差ではあ
  りません。低価格で在庫していたのがM●G−L●Bとラ●ックスアウトレット館だったのですが、
  ある日、そこだけ全て在庫が無くなっていました。(注4)
  2週間ほどは仕方なく、昔のMr.DATAを見つけて耐えていましたが、それも尽きてしまい、どうしよう
  かと思案していましたが、Ritekの50枚シュリンクパッケージ(ManufacturerIDは同じだが、プリンタブ
  ルではなく、上半分強が薄い紫の物)を\4,500(税込)で買ってきて使っています。
  2004年5月末にやっとプリンタブルが再入荷したようで、100枚ほど確保しましたが。(笑)
  
  
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最近のドライブ

  
  
  8倍速から16倍速へ、1層から2層へという移行期に当たる為か、最近はファームのアップデート(?)に
  よる機種変更モドキが流行っているようです。私の知る限りでも次の様な物があります。
  
表2.ファーム変更
メーカー 元型番 アップ後 変更スペック
NEC ND-2500A ND-2510A         → +R DL 2.4倍
±R 8倍速 →変わらず
±RW 4倍速→変わらず
LITE-ON SOHW-812S SOHW-832S(DRU-700A)         → +R DL 2.4倍
±R 8倍速 →変わらず
±RW 4倍速→変わらず
BENQ DW800A DW822A +R 8倍 →±R 8倍
+RW 4倍→±RW 4倍
BENQ DW800A DW832A       → +R DL 2.4倍
+R  8倍→変わらず
+RW 4倍→変わらず
  
  
  これ以外にも有るかもしれませんが、追っかけ切れていません。(笑)
  この中には、実勢価格で倍近く違うケースや、売られているのを実際目にした事が無いモデルも
  あるので、(自己責任で)やってみる価値はあるのかもしれません。
  個人的には、2層対応はまだ早い(お皿の価格が高い、焼いた事例(人柱)が少ない等)と思っているので
  どちらかというと、バグ取りや焼き具合が良くなるアップデート以外は・・・・と思っています。
  最もこの中では、DW800A->DW822Aは-R/RWが焼ける様になるので価値があるかなぁと思いますが、
  いかんせん、DW822A自体持っているのでわざわざ800A買う気にはならない。(注5)
  
  
  
  
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  後書き
     なーんて言ってるウチに、「そーいやKProbの測定値ってスピードによって違いそうだな。」
  速度変えて測定するにはROMじゃなくてライター買ってこないとダメか。そーいや812Aって832A化
  とか700A化できるよな・・・等と思っているウチに、LITEONのSOHW-812Sを買ってきてしまいました。
  うーん・・・ま、測定できるからいいか(笑)
  でやってみると、X1とX8ではグラフが全然違う。ほんとに同一の皿なんだろうか???
  YSSさんのページとか、も一度チェックしてみよう・・・700A化はその後だな。

注1
712Aと822Aは2004/5導入。4082Bは2004/3導入。それまではこの2台体制。

注2
うーん、1枚100円としても、メディア代だけで8万かいっ!!
ちょっと反省・・・・・

注3
500Aでもエラーは10%を超え、しかもKProbのエラーレートも高い。4040Bに至っては
焼き成功率は50%を切っていました。このタイプです Manufacturer ID : [CMC MAG. AF1]

注4
焼くペースが落ちたのは、お皿の供給が細ったせいも多々あります。しかし、アウトレット館は
見事に買い占められてましたね。店頭に10本以上有った物が、翌日1本も残っていなかった
タイプはManufacturer ID : [RITEKG04]

注5
逆に、822Aを832Aにすると、2層対応になる代わりに-R/RWが未対応となる様なので、とりあえずはあげる
のはパスです。


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