DVD−Rへの道は、遠く険しいです・・・ヽ(^o^)丿
ようやっと、DVD-Rが書き込めるドライブが手の届く範囲の価格ででてきました。 DVDを容量拡大版CDとして考えている私としては、 1 大容量CDとして、4.7G分データを保存したい。 また、パソコン用DVD-ROMドライブで読み出しが出来る事。 2 作成したビデオDVDは、あたかもCD-Rが音楽CDとして一般のCDプレーヤーにも 使用できた様に、DVDプレーヤーでも再生できる事。 が満たされないと使用する気になりませんでした。(おかげでDVD-RAMは横目で見 ているだけで済みました) DVD+RWも、魅力的なスペックですが、いかんせん、ドライブが出て来ないし、生皿 も幾らになるのか、よく分りませんでしたので、とりあえずパス(笑) と言う訳で、DVD-Rが発売になって、飛びついてみることにしました。 なお、私はDVD関係に関してはまったくの素人で、フォーマットなんかにしても、最低限の 事しか知りません。もし、もっと知りたい方は、こちらにどうぞ。
とりあえず、7月の段階で2ドライブ(松下、パイオニア)4モデル位が選択可能でした。 松下ドライブは安いけど、DVD-Rが等速(という事は、2時間のビデオ焼くのに2時間 掛かる)と、私には不要なDVD-RAM機能であり、とりあえずパス。 とすると、パイオニアドライブ限定で、後はどのインターフェイス(ATAPIかIEEEか) を選択するかという話になりました。 結果的にはIEEEを選択しました。ATAPIを落した理由は、ウチのマシンは全て440BXチップ +PromiseのATA100カードと言う構成で、BXのATAPIのインターフェイスに繋ぐのは何と無 く不安だったのと、ATA100カードにCDやDVD系を繋ぎたくなかった・・・と言うのが理 由です。そうすると、選択肢はSONYのVAIOのオプション品か、Logitecのドライブしか有り ません。まぁ、SONYのにしておけばどうも平和だったようですが、つい、品物が目の前 に有ったLogitecのIEEE-1394外付けドライブを買って来てしまいました。 製品の詳細はここ TOPへ 表題にも有りますが、ウチにはDV機器は一切有りません。今回の事にしても、そもそも の発端は「過去に撮り溜めたテープの経年変化が激しい」という事で、早めにデジタル 化しないと、やばいなーーという話でした。といって、DVデッキを買って来て、ダビン グして保存すればいい様な物ですが、諸般の事情によりこれ以上デッキ関係を増設でき る状況でもないし、ましてやDVテープを新たに置いておく場所も有りません。必然的に インプットの画像はアナログ系だけという事になります。インプットがDVでないならば、 取り込んだ後、DVフォーマットにこだわることもないし、チープなシステムでなんとかなりそ うでした。 システムとしては、こんな感じになります。 CPU Pentium-III 850Mhz マザーボード ASUS P3B-F FSBはノーマル(笑) メモリー 256M キャプチャー ATI All-In-Wonder Radeon その他 Primise ATA-100 DVD-ROMドライブ HDD 80G弱 DVD-R Logitec DR-214F(IEEE-1394) 編集ソフト Ulead Media Studio Pro 6.0 VE + PowerUp kit チープな点(笑) キャプチャカードとビデオカード(それもATIのRADEON)合わせて税込み3万を切る。 MPEG2を読み込んで編集できるので、HDDの容量をバカ喰いしない。 (編集過程においても、AVI形式なんて一切使わないで済む) アナログ入力なので、古いデッキ等からもダイレクト(コンバーター不要)に接続可能。 TOPへ 手順としては、アナログ出力をAll-In-Wonder(以下AIW)のコンポジット入力で受けて、 IフレームだけのMPEG2ファイルで取り込みます。取り込んだファイルをMedia Studio Pro 6.0(以下MSP)で読み込んで、必要なシーンだけをカットして、切り出します。MPEG ファイルを読み込んでくれるので、とっても便利(笑) 以前は2Gを超えるファイルを読み 込めないという障害も有りましたが、PowerUpKit(これは、MSP持ってる人は必需品でしょ う)で直っていますし、機能的にはDVD-Rに書き出す事も出来るそうですから。 あとは、先程カットしてライブラリー化したデータを、表示したい順番に読み込んで、 ちょこちょこっと細工(例えばシーンの切換え部分に細工をしたり、タイトル入れたり、 フェードアウトさせたり・・・お好みで)して、NTSC DVDモードで書き出します。ここでDVDに焼き付け る元が出来ましたので、オーサリングソフト(これも、添付ソフトかMSPプラグイン使って)で、チャプター スキップ(DVD再生時のメニューですな)なんかを設定して、DVD-Rに書き出して完成!! と言うのが、構想です。カタログだけへろへろっと読むと、実に問題なく出来るはず・・ なんですが(出来たら、タイトルに「奮戦」なんて入りませんって(笑))敵もサル者引っ掻く者 中々一筋縄では行きません。 以下が、私が直面した(解決/未解決含めた)問題点です。 1 データDVDが焼けない ようやっと一部のホームページで書かれていますが、このLogitec製のドライブに添付 されているWinCDR(ver6.15)は、なんとデータDVDが焼けません。CDの様にフォルダーをドロップ すると、「無効です」と怒られます。現時点では、パケット方式でRWに書き込むか、ビデ オモードDVDをこれも添付のオーサリングソフトのDVDit LE Ver2.3経由でディスクアットワンスモードでDVD-R に書き込めるだけです。これは流石に「おい、冗談だろ」モードでした。うーん、知ってた ら、真っ先に購入候補からたたき落としたでしょう。これから買う方は覚悟して買ってく ださい(笑) 注)その後、アプリックスに問い合せたら、データDVDが焼けるバージョン6.5を、Logitecの ホームページで公開するそうです。期待期待ヽ(^o^)丿 TOPへ 2 MSPからダイレクトにDVD-Rが焼けない これも今調査中何ですが、IEEEで接続されたDVD-Rを認識しないのか、DVD-Rに書き出す イメージ(VOBファイル)は書き出すのですが、どういじくってもDVD-Rに書き出す様な画面にた どり付けません。私の操作が悪いのか、IEEE認識の問題か? ただいまメーカーに問い合せ 中です。 注)カノープスよりお返事が来ました。なんと、Pioneerの103は、Uleadのテスト機種には 入ってなかったそうです。従って、DVD-Rとして認識しない。一応Uleadには連絡して頂け たそうですが・・・Uleadは松下のドライブでしかテストしてないのだろうか??? 3 DVD-R添付のオーサリングソフトが、形式が違うとファイルを読み込んでくれない。 Logitecドライブに添付されてきたDVDit LE2.3を使って、オーサリング作業をやろうとすると、 DVDitがNTSC DVDモードのファイルを「ファイルの形式が違う」と言って、読み込んでくれ ない。しかも、同じファイルは、DVDit PEや、DVD itfor Vaioでは問題なく読み込めるそ うです。なんなんだぁ!! (検証協力感謝 ANGIE,TOTO両氏) 注)テストデータは、アプリックスでも読み込めたそうです。なんでウチだけ読み込め ないのだろうか?? なんか、DVDit LEではこう言うこと(特に、DVD再生ソフトが入っている と、その組み合わせによっては、不安定になったりコマ落ちしたりするそうです) 情報ありがとうございました>Angieさん 4 オーサリング開始時に、1ファイルにまとめておかなければならない。 仕様なんでしょうけど、オーサリング(DVD特有の、メニューや、チャプタースキップを作り、実際にDVD-R に焼くイメージを作る作業)作業を開始する時点で、DVDに焼きたいシーンは全て1ファイルに まとまってなければならない。要は、チャプター単位に別ファイルにしておいて、ここで一気 にDVD1枚分・・・という事が出来ない。 あと、私はTVのCM集なんか作りたいのだが・・・1本45Mバイトとしても、100本以上 1枚に入ります。インデックスって、100以上作れたっけ(笑) TOPへ 5 コマ落ちの問題 キャプチャー時に、どうもコマ落ちが少々発生している様です。具体的に、何コマ落ちて いるかは、TOOLが無いので分りませんが、VOBファイルをPowerDVDで再生すると、カクカクす る部分が有るような気がします。うーん、PenIII-850でもダメなのかなぁ・・・ 6 作業時間の問題 一番時間が掛かるのが、データコンバートですね。ソフトエンコードですから、大体実時間の数倍 程度掛かります。まぁ、チープなシステムが前提(って、いつから前提に昇格したんじゃ?) なんて、仕方の無い部分ではありますが。バンとエンターキー叩いて寝てしまえば、朝まで には出来ているんで、なんとかなっていると言えばそうなんですが、テスト何かで、じっと待っ て居たりすると、ちと堪りませんね。と言って、ハードウェアエンコーダー入れれば早くはなるでしょ うけど、高いんですよね。カノープスのMTV-1000でも、4万弱(税別)しますから・・・。 7 ファイルサイズの問題 出来上がりのディスクは4.7Gですから、ファイルサイズとしてはそれ以下になるはずですが、 FAT32の制約から、4Gを超えるファイルは扱えないケースがでてきます。これを回避するには、 NTFSにして、NTか2000の導入ですけど、それの為だけにはねぇ・・・・。これは、当面は、 (正攻法ではありませんが)Pen-IIIの1Gdualマシンがあるので、このマシンはキャプチャ専用機にし して、コンバートはすべてdualマシンでやる事で逃げを打っています。まぁ、その内このマシンにも 2000入れること考えよーっと。(うう、\12,800+税金飛んで行ってしまう) 8 DVD-Rの生皿が高い まだ、一枚税込みで\1,000前後します。流石に、そのまま焼くのは怖いので、一度-RWに焼 いて、試してからになります。余計時間が掛かる(;_;) せめて一枚\500弱にならないかなぁ・・・。 TOPへ という状態で、今の所止まってしまっています。まぁ、きちんと焼ける日の為に、一晩に1枚分 づつファイルは出来上がりつつありますが・・・(笑) あと、ちとショックだったのが、IEEE1394経由のせいか、今まで使っていたVeritusのBackupExec がCD-Rドライブとして認識してくれませんでした。それまで使っていたCD-Rドライブは外す予定 だったので、「過去のデータが戻って来ない〜(;_;)」という状態になり掛かっていました。 まぁ、8倍速はそろそろ遅いなぁと感じ始めていたので(その前の4倍速から変えた時は感激した んだけどなぁ)、この際とばかりにCD-Rドライブを買っちゃいました。とりあえず、YAMAHAの20 倍速ドライブCRW2200S-VKです。賭けだったんですけど、BackupExecはキチンと認識してくれまし た。当然、ホームページの対応表何かには乗ってないんですけどね。(笑) TOPへ
目的 | 経過・対応 | 結果 | 評価 |
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データDVDの作成 | WinCDR未対応 | ● | 基本機能の欠落!! |
ビデオDVDの作成 0 | イメージをHDD上に作ってDVDソフトで再生 | ○ | ファイル制作工程は大丈夫な事の証明(笑) |
ビデオDVDの作成 1(焼き付け) | MSP6.0PUKが103未対応 | ● | 購入前にDVD-Rに対応してますってカノープスから聞いたのに・・・ |
ビデオDVDの作成 2(焼き付け) | DVDitがMPEGデータを読み込まない | ● | アプリックスでも、原因不明、対策なし。どないもでけん! |
ビデオDVDの作成 3(焼き付け) | イメージを作ってDVD-RWに焼く | ○ | パイオニアの525できちんと再生できました |
ビデオDVDの作成 4(焼き付け) | イメージを作ってDVD-Rに焼く | ? | WinCDRがデータDVDを作成できる様になれば・・・か? |