あまつぶ

1.6 【野望の続き】

 ひさしぶりに更新したのでうっかり「amatubu.html」の方を修正し忘れていた。指摘してくださった方々、どうもありがとうございます。

ブレンドパレット案 IconPartyのブレンドパレット、および情報パレットのデザインについて。しばらくプログラムのことは忘れていろいろいじってみることにした。とはいえ、イメージを作るのはIconParty上だから、変更したい箇所がいろいろ出てきたりして忘れようと思ってもなかなか難しかったりするのだが(笑)。
 右にサンプルの画像を載せてみたので、ご意見のある方はお早めにどうぞ。まず、上がブレンドパレットの新しいイメージ。一番上の部分に前景色、背景色を並べて表示し、交換などもできるようになる予定。また、これまではクリックしてもなにも起こらなかったが、ひょっとしたらクリックするとカラーピッカーがあらわれるなんていうこともできるかなと思う。なぜか右端の方に現在の情報パレットが入ってしまっているが、これは単に消し忘れただけ(汗)。
情報パレット案 下は情報パレットのサンプル。1.3に書いたように、選択中のツールによって内容が変わる。各パレットの左上に小さなマークがついているのでどれがどのツールが選択されている場合のものかは見ればわかると思う。
 選択ツールでは上半分で「矩形選択、だ円選択、投げ縄」からどれを使うかを選び、下の半分で現在の選択範囲を保持したまま新しい選択範囲を「追加」などが選べるようになる。
 スポイトツールは特になにも思いつかなかったので、現在の選択色と得られた色を混ぜ合わせる……なんてことを考えてみた。使えるかどうかはともかく。
 バケツツールでは、上半分に塗りつぶすパターンを表示し(パターンパレットのものとだぶるけど)、下半分は不透明度を指定すると。現在のバージョンではペンの不透明度をそのまま使うことになっているけど、こちらの方が使いやすいと思うし。
 ここまでに書いたことは、あくまで「野望」であって、将来のバージョン(1.0とか)で実現されるというわけではない。が、こうやって具体的な形を示すことによって、なにかしらのレスポンスがあるとうれしいなというわけ(もちろん、イメージを作ることによる自己満足もあるけど)。ご意見、ご要望、待ってます。

 こういうこまごました絵を描いていると、さすがにかなり使いやすくなってきたなぁと思うが、一方で不満に思う部分もある。まず気になったのはマスクに関する処理で、レイヤーを使っていない時も律儀にマスク処理しているのはなんだかちょっと気持ちが悪かったりするわけ。範囲選択して移動しただけでもとあった部分が透明になるというのはちょっと妙だ。
 そこで、背景色の指定を参照し、背景色が透明の場合にのみ透明化(?)することにしてみた(もちろんレイヤー構造になっている場合は現在と同じ処理をする)。また、背景色が白以外の場合はその色が出てくる仕掛け。Photoshopでもそんな処理になっているようだし、それにあわせたと言えばわかりやすいかな。
 それから、新しい画像ファイルを作成した時に、指定されている背景色で塗るようにしてみた。これについては、背景色に関係なく白や透明を使いたいという要望がありそうだからちょっと検討しないといけないな。作成時にダイアログを表示する設定になっていればそこに追加、また、初期設定にも追加か(場所が……)。ついでに、画像サイズを変更して新しい部分ができた場合にも背景色で塗るようにしてみた。これも上に書いた設定にしたがうべきだろうな、うむ。

 もうひとつ、扱う画像のサイズが大きくなってくると動作が遅くなってくるのが気になりはじめた。スクロールバーが必要になるほど大きな画像を扱うことはあまり奨励しないが、せっかくそういう機能があるのだからできるかぎり快適に使いたい。そうすると、68kバージョンではだんだん苦しくなってくる。例えばグラブスクロールなど、実装してみたはいいが使い物になるのかどうか謎だ。まだプログラム自体の最適化の余地はあるが、いつかは移行しないといけないのかもしれない。
 PowerPCバージョン自体は一応存在している。プログラムはPowerPC用にもコンパイルできるようにしてあるし、動作テストも、両方のバージョンで行ってある。Power Macで動かせば快適になることは明らかだが、なんとなく68kに別れを告げるような気がしてなかなか踏み切れない。「奨励環境:PowerPC以上」というソフトにはしたくない……。
 別にすぐに結論を出さないといけない問題ではないからゆっくり考えるつもりだけど、この件に関してもなにかご意見のある方はどうぞ。「重いからPowerPCバージョンを早く出してくれ」ってのは却下ね(笑)。


January 3, 2000 ↑ January index → January 11, 2000