1.14 【マスクをビットマップに】
1年前の1.11はIconParty開発開始から2周年だったはずだからそのことについてなにか書いているかなと思ったが、1.11にはなにも書いていなかったらしい。その前後にもそれらしい記述はなし。まだアイコンがサポートできるかどうかというところだったから2周年もなにもなかったのかな。
99.1.12に、ソースリストのサイズや行数のことが書いてあったので今つくりかけのバージョンでちょっと調べてみた。ソースのサイズが800k、行数が28000行くらいで、だいたい1年前の倍。最初の2年間にくらべるとかなり開発のペースがあがったということかな。にしても、1年前でも「開発開始当初には思いもしなかったほど複雑化」していたらしいから、今はなんと表現したらいいのやら。
そうだ。Phutのこと。ひさしぶりに新しいバージョンをリリースしてみた。終了時のフリーズ問題が解決できているかどうかはわからないのだけど、うちでは今のところ順調(っていくつか前のバージョンからずっとそうなんだけど)。
今回は、以前要望のあった「パレットのアピアランス対応」の機能を追加してみた。アピアランスに対応したというよりはシステムのWDEFを使う設定が可能になったという方が正確なのだけど。システムのWDEFを使うだけだから漢字Talk
7.5以降で使用可能で(Phutはもともと7.5以降が必要だからPhutが動く環境ならokってこと)、8.5以降ではテーマに応じた外観で表示される形。
また、パレットの色設定のパターンに「Graphite」を追加してみた。ドキュメントにも書いたけど原物を見たことがないのでちょっといまいちかも知れないけど。液晶モニタで確認しているのでちょっとコントラストがきつめかも知れない。それからこれまでのパターンはシステム256色の色しか使っていなかったけど、今回追加したGraphiteでは256色に属さない色が使われている。そのため、256色しか表示できない環境では思ったとおりの色にならないので注意。
あとは元のファイルが見つからないアイテムに関する処理を追加したくらいかな。クリックした時などに、そのアイテムを削除するか別のファイルに対応させるかなどが選べるようになった。あまり使うこともない機能だろうけど、このくらいのことはできないとね。
表題の件。1.11に書いたようにマスクの管理をビットマップで行うように変更しているところ。構造体のメンバを変更して試しにコンパイルしてみたらなんと150箇所近くエラーが発生。それらひとつひとつを修正して……、面倒なところはコメントアウトして後回しにして……、なんとか一応動くところまで到達。まだバグや後回しにした部分が何箇所か残っているから徐々にそのあたりをいじっていく予定。途中で何度もあきらめそうになったけど(b11のソースのバックアップと入れ替えようかなと考えたこともあったっけ)なんとか先は見えてきたかな。
背景の設定は、やはり「起動時の処理」を「ファイル設定」に入れて「ペイント設定」を新設することにした。この部分はすでに完成して、あとは画像サイズ変更のダイアログにも同様の設定を追加するだけと。
ブレンドパレットの上部の分割はまだできていない。この前載せたデザインで作ろうと思ったら、選択色の色が濃い(暗い)と左上の小さなアイコンとくっついてしまってちょっと見にくいのだ。まわりに1ドット余白を作ってみてもいまいちだったし、もう少し検討する必要がありそうだ。
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