あまつぶ

1.28 【7の倍数……】

 ふと、今月のあまつぶ更新日が7の倍数ばかりなのに気付く。が、別に不思議なことはなくて、単にすべて日曜日というだけのことだった。日曜日くらいしか更新できないのであれば、週に1回くらい更新ってことにした方がきてくれる方にもわかりやすくていいのかななんてちょっと思ってしまった。どうかな。

 なんとかIconParty 1.20b1をリリース。32ビットアイコンと8ビットマスクのサポートが今回の最大の目玉なのだけど、IconParty自体が256色までしかサポートしていないので編集はしない方がいいと思う。マスクについては8ビットも4ビットもあんまり変わらないかもしれないけど。
 そこで、外部エディタに絵を依託するという機能をつけてみた。アイコンファミリウィンドウで32ビットアイコンなどをダブルクリックすると、その絵をPICTとしてテンポラリファイルに保存し、外部エディタにAppleEventを送って開いてもらうという流れ。あとはそのファイルを定期的に監視して、変更されていたら読み込んでくる。ウィンドウを閉じる時にテンポラリファイルを消すようにすれば、ごみが残る心配はないはず。とりあえずPhotoshop 2.5LEでテストしてみただけだけど、ちゃんと動いてくれたし。
 使いやすいとは到底いいがたい機能だけど、IconPartyでフルカラーを扱えるようにするというのも大変だし、第一できたとしても他のペイントソフトより快適なものになるかというとそんな自信もない。だったら、お願いしちゃおう、と。

 32ビットアイコンなどを扱うことができるのは、MacOS 8.5以降。それ以前の環境では扱うことができない。システムがサポートしているかどうかと一致しているからわかりやすいと思う。
 32ビットアイコンをもっているフォルダなどをドロップすると、自動的に32ビットアイコンが表示された状態になる。表示されない時はズームボックスをクリックすると表示されるという仕掛け。外部エディタでアイコンを編集するにはなにか入っている状態でないとだめなので、ない場合は他からコピーしたりして作成する。外部エディタで編集するには、コンテクストメニューから「外部エディタで編集」を選ぶ(もちろん、その前に初期設定で外部エディタを指定しておく必要がある)。
 アイコンの保存は、8ビットアイコンなどはこれまでと同じように'icl8'などに保存される。32ビットアイコンと8ビットマスクについては、'il32'などに保存しても反映されないため、他のアイコンとまとめて'icns'リソースに保存することにした。MacOS 8.5以前でも正しく表示できるからこの形式が一番いいのかな。
 アイコンファイルに保存する場合は、'il32'などで保存しておくことにした。これは単に管理を楽にするため。Finderにドラッグしてアイコンつきフォルダを作る時は上と同じように処理すると。
 Windowsアイコンもフルカラーのものがあるらしいけど、それはサポートせず。形式がわからないので……。なにかわかればやってみる可能性もあるかな。

 Carbonバージョンのみ、Proxy Iconに対応。どうもこれらのライブラリはPowerPCコードでないと使えないらしい。ペイントウィンドウのみの対応で、アイコン部分をドラッグしてファイルを移動したりできる。内容が変更されていると、アイコンが薄く表示される。
 また、コマンド+クリックでパスを表示する機能もOSのものを使用するようにしてみた。
 このあたりの機能の組み込みは非常に簡単だったので、やってみる価値はあるかも。役に立つかどうかはよくわからないけど(笑)。あ、MacOS 8.5以降で対応。ちゃんとチェックするならGestaltで。


January 14, 2001 ↑ January index → Frbruary 3, 2001