7.29【続・24ビットの色化け】
前回書いた色化けの件の続き。
うまくいく方法、うまくいかない方法とで保存されたPICTファイルを比較してみると、右に1ピクセル大きな絵を用意してから作成したものでは、実際に使われるのは32ピクセルであるのにも関わらず、33ピクセル分のデータが保存されていた。ということは、Pictureを作成しようとする場合は、あらかじめぴったりの大きさのGWorldを作成しておく方がサイズが小さくできるということか。なんか意外だな。
それはともかく、うまく表示されない絵の内容をチェックしてみると、ビットマップ(PixMap)の部分がなんらかの形で圧縮されているらしいことがわかった。どうも、1行ごとにRGBにわけられて、それぞれがランレングス圧縮されているらしい。RGBにわけて……というところから、影山さんとこで以前紹介されていた「icns」の圧縮方法を思い出したが、icnsでは行ごとにではなくて全体をRGBにわけているらしいのでちょっと違う。圧縮の内容についてもかなり似ている感じだが、微妙に違うような気がする。
まあ、それはともかく、保存されたファイルの内容を見る限り、右端ピクセルの青が抜けているということはなく、正常に保存されているようだ。
とすると……、問題は、DrawPicture(というよりは、内部で呼ばれているであろうCopyBitsかな)のバグなのだろうか。そう思うと、他のソフトでもうまく開けないことも納得がいく。が、、こんな問題があるのであれば、話題になっていてもおかしくない。これまでのところ、そんな話は聞いたことがないし、そうすると他のなにかのソフトが悪さをしているのだろうか……?
それはそれとして、対策方法はあるのだろうか。DrawPictureを呼ぶ前にBottleneck procedureを置き換えてCopyBits部分を横取りしてやればなんとかなりそうな気もする。が、自前でそんなルーチンを書くのは現実的ではない。試しに、別
のダミーのGWorldを用意しておいてそちらにCopyBitsしてみたが、これは失敗。そういえば、この時にコピーされようとしていたデータの内容をチェックしていなかった。もし、コピーする前におかしくなっているのであれば、いくらCopyBitsを自前で作成してもだめだ。根本的に、Pictureを解析する部分から自作することになってしまう。
この件に関しては、引き続き調査を続けようと思う。前回の化ける画像で同じような現象が起こるという方、連絡お願いします。同じOSでも起こったり起こらなかったりするのかも知れないので、そんなこと起こらないよという方も、情報お願いします。
DreamWeaver 3体験版の使用期限もあと8日となった。4の体験版がどこかにないかなと思っていたら、Mac
Fan Beginnersの9月号についていた。これはうれしい。まあ、3もあと1週間使えるので、使えなくなってから試してみようかな(我ながら細かい(笑))。
なんでも、4にもテキストの選択で問題があるらしいので、先にアップデータを入手しておこうかとマクロメディアのホームページをチェックしてみたが、「体験版にはあてられません」と書いてあった。うーん、残念(涙)。ま、製品版で修正されているなら問題ないんだけど。
F12問題(前回参照)は、「Keyboard PLUS」というコントロールパネルで、Cmd+Option+=をF12に割り当てることによって一応解決。そういえば、新iBookで、F12をしばらく押し続けるとCD-ROMドライブが開くっていうショートカットがあると雑誌で読んだ気がするが、関係ないのかな。あれ? F15だったっけ??
プロパティパレットのリンクの横にある「ファイルの指定」というアイコンをサイトマップにドラッグすると、そのファイルに対してリンクをはるという機能があるらしい。これは便利かも……と試してみたが、重い……。テキストを選択しておいてサイトマップからファイルをドラッグするというVisualPageのインタフェースの方がシンプルで快適だったのだけど、リンクする側とされる側っていう考え方からすると逆なのかな。うーん。まあ、ファイル選択でNavigation
Servicesが使えるので、その点では便利なんだけど。
IconPartyで、IconPartyがアクティブな状態で日本語を入力し、変換するとフリーズあるいはタイプ1のエラーが起こるという報告があった。MacOS
9.0.4+ことえりで起こったということだが、にたような症状が起こるという方は報告してほしい。私の環境(MacOS
9.1)では再現されないので……。
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