あまつぶ

6.24【コマンドラインで計算する】

 前回の続き。ウィルスは相変わらず届き続けている。今度は、オーロラの写真が届いた。新顔だね(笑)。と、思ったら、Receivedがkeio.ac.jpだ。同じ人か……。中にはHTMLファイルが添付されているものもあって、そのページを探してみたら、これが、なんと、見つかってしまった(汗)。インターネットってすごいかも。
 ここ。ここの写真の中の、3種類が送られてきてたみたい。送られてきたHTMLファイルのファイル名に[1]ってついているところを見ると、IEのキャッシュっぽい。んー、手がかり(?)と思ったくらげも、どうやらはずれらしい。

 少し前に、iBookのプリインストールにiTunesのサンプルとしてハリー・ポッターの朗読が入っているという情報をいただいた。が、うちのiBookは、ハードディスクから起動する前にフォーマット・パーティションの切り直しをしてしまったため、プリインストールでなにが入っていたのか全然知らなかったのだ。というか、同梱のOSやらソフトやらが入っているCD-ROMからインストールできるもの以外が入っている可能性なんて考えてもみなかった。
 買ってすぐの状態に戻そうと思ったら、リストアのCDを使うしかないんだよな、きっと。リストアすると、ハードディスクの内容はきっと消去されてしまうんだろうな。そんなこともあり、しばらくためらっていたのだが、先日、思いきって挑戦してみた。消えても一番影響の少なそうなアプリケーションを入れたパーティションの内容を他へ移し、そこにリストア。
 予想通り、指定したパーティションに入っていたものはあっさり消されてしまったが、無事リストアは完了。早速ファイルを確認してみると、iTunesのフォルダの中に「Sampler」というフォルダを発見。中は「Spoken Sampler」と「Tunes Sampler」に別れていて、その中に(朗読だから当然、Spokenの方だ)、「J.K. Rowling」というフォルダがあり……と、Goblet of Fire(4巻ですね)の1〜3章の朗読が入っていた。最初に「Perform for you by Jim Dale」って言っているから、たぶん、これなのかな。ざっと聴いてみたところ、1回読んでいるからってのもあるんだろうけど、結構聞き取れる。一人でしゃべっているのに人によってしゃべりわけていて雰囲気もいい感じ。
 英語の朗読っていうと、イギリス版(?)のこれも気になるところ。ペーパーバックもイギリスから取り寄せた(苦笑)くらいだから、CDも……と考えてしまう。しかし、値段を見ると、倍近くも違う。悩ましい。関係ないけど、Amazonのレビュー、ペーパーバックとか単行本の転載じゃなくて、CDだけのレビューを見たいんだけどそういう機能はないのかしら。
 全部買うと35000円かぁ。んー(汗)。US版だと25000円なのね。んー。

 予定通り、Terminalで使える電卓、bcの話。MacOS Xにも、これまでと同様に、電卓のアプリケーションがついている。だけど、こんな電卓を使って計算をしようなんてまったく思えない。コンピュータの中で、普通の電卓をシミュレートして、そのボタンを押して計算をするなんて、ナンセンスだ。コンピュータで計算するのだから、式を入力して、その通りに計算してくれるんじゃないと。
 前に書いたかもしれないけど、計算式が残らない電卓って妙に不安で。これまで、計算機のアプリケーションとしてMathPadを使ってきたのだけど、今のところMacOS Xに対応する気配はないようなので、代わりになるソフトを探していた(Windowsだと、AlphaCalcっていうソフトを愛用)。そして、どこで見つけたのだったか忘れたけど、コマンドで、「bc」というのを使うと計算ができるらしいという情報を発見した。
 コマンドラインで計算できるというのは、それはそれでおもしろいかもしれない。ということで、早速試してみる。Terminalを立ち上げて、「bc」と入力してEnterキーを押せば、準備完了だ。四則演算、括弧、ルート(sqrt)などが普通に使える。うん、通常の計算には十分かな。と、初期状態では小数点以下が切り捨てられてしまうので、小数点以下が必要なら「scale=...」で必要な桁数を設定しておく必要がある。設定すると、その桁まで正しく計算してくれるみたいなのでそれはそれで重宝するかもしれない。
 あとは、三角関数などの関数が使える。ただし、普通に「bc」とだけ入力して立ち上げた場合には使えない。オプションをつけて、「bc -l」としてやると、いくつかの関数が使えるようになる。三角関数のsineがs()で、cosineがc()で、arctangentがa()など。例えば、a(1)*4とすれば、円周率が得られる。計算をしてみればすぐにわかると思うけど、「-l」をつけて起動すると、小数点以下の有効桁数が20桁になる。あ、計算を終えるときは「quit」で抜けられる。関数やquitは、大文字・小文字を区別するので注意。
 さらに、変数も使えるし、プログラムも作ることができる。そこまではまだ試してみていないが、なかなかおもしろそうなツールだ。
 それはそうと、16進数の計算ができるかどうかというのも大きなポイントだ。マニュアル(man bc)によると、ibase=16とすると、16進数として扱われるようだ。ふむふむ。しかし、計算結果は10進数でしか出せないのかな? お、obase=...で出力も変えられる。注意しないといけないのは、ibase=16としたあとにobase=16とすると、16進数にしたつもりが22進数(?)になってしまうこと(汗)。ibase=16のあとは、obase=10にする、と。もとに戻すときは、これまたibase=10ではなくて、ibase=A。obase=10は、変わらない。一桁だけ「A」〜「F」を使った場合は、自動的に16進数として扱われる。10進数+16進数などの計算が簡単にできないのが難点だけど、一応は使えそうだ。

 そういえば、Dreamweaver MXとFireworks MXのバージョンアップのお知らせが届いた。Dreamweaverだけでも2万近くって、異様に高くない?(汗) 定価が48000円らしいので、差額を考えると妥当なのかなという気もするけど、ちょっと躊躇してしまう金額だ。しばらく考えよう……。実際、今、テキストエディタでこれを書いていたりするので、それで足りるかもしれないとちょっと思いはじめていたり。しかし、Xネイティブで動くのは魅力だ……。
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