あまつぶ

7.20【.mac】

 iToolsが.macという名前に変わって有料化、らしい。ネーミングがいまいちな気がするけど、気のせいだろうか。
 メールやiDiskの容量が増えたり、アンチウィルスソフトがダウンロードできたりするみたい。あとは、バックアップのツールが追加されたとか、iToolsのメールがWebからも確認できるようになった、とかそんな感じ。
 価格は年間$99.95で、これまでの登録ユーザは$49.95でいけるみたい。iDisk(ホームページ)のスペースはともかく、メールはすでにメインとして使っているのでこれがなくなってしまうのはつらい。他のメールアドレスを用意することは簡単だけど、メールアドレスが変わること自体が面倒だ。メールアドレスだけ使えて無料とかいう選択肢も用意してほしかったなぁ。
 サービスの内容については、メールの容量は別にどうでもいいけど、ホームページとして使えるスペースが100Mまで確保できるのはうれしいかもしれない。X用のソフトの容量が結構大きいのでこれまでの20Mのスペースでは手狭になってきていたし。Xではウィルスと無縁ではいられないようなので、アンチウィルスソフトも気になるところ。
 と、$99.95というのが高いのか安いのかよくわからないけど、メールアドレスを変更したりホームページ用のスペースを探して引っ越したりという苦労をするのは大変だし、ってことで、早速申し込んでみた。しかし、申し込んだ日から1年間となるみたいなので、無料で使える期間は今のままで引っぱっておいて、ぎりぎりに申し込んだ方がよかったかも。あ、あと、iCab 2.8.1aでは、最後までいけなかった。登録は、IEでした方がいいかも。

 まずはWebMailを使ってみる。サーバにメールが残るようにしていれば、どこからでもメールが読めるようになる(Mail.appなど、IMAPの使えるメーラーを使っていれば、サーバに残したままメールを読めるので簡単に共有できそう)。見た目はMail.appをイメージしているみたい(うちからではちょっと重い)。署名とかメール転送、自動返信なんかも設定できるみたいなので普通に使うには十分かな。あ、最初に使うとき、時間帯がアジア/東京になっているかどうか確認した方がいいかも。メールはちゃんと日本語が使えて、テキストで送られる(当たり前か)。うちから使った場合のレスポンス以外は満足かな。有料だけあって広告とかも入らないし。
 iDiskは、iDisk UtilityというソフトでPublicフォルダの設定(パスワードとか)などを変更できるようになったみたい。これはまだ試してないので、省略。

 気になるアンチウィルスソフトは、Network Associates Technology, Inc.のVirexというソフトがダウンロードできるようになっている(とりあえずX対応の7.1を試してみた)。ダウンロードしてホームディレクトリを検索してみると、メールフォルダに保存されていたKlezを見つけてくれた。圧縮ファイルの中なども検索してくれるみたいなので、こういうのも見つけてくれる。しかし、設定によっては感染しているファイルを消してしまうこともできるので、1メール1ファイルでないメールソフトを使っているときにこの設定をするとちょっと危険かもしれない。あと、60000ファイルもスキャンしたあとにウィルスの報告をしてもらってもどのファイルか探すのが大変。今回の場合は、目星がついていたからすぐにわかったけど、どのファイルかを最後に表示してくれてもいいんじゃないかしら。
 DAT File(新しいウィルスに対応するためのアップデートファイル)の入手は、.macから入手できるみたいだけど、これはバージョンが古い(スキャンをかける時に「古いかも」と表示される。ちゃんと更新してね>Apple)。とりあえず、McAfee - Virus Scan Downloadから「DAT File for Virex 7.x(あるいは6.x)」をダウンロードしてインストールする。7.x用のファイルはパッケージ形式になっているので、ダウンロードして展開したらダブルクリックしてインストールする。パッケージ形式になったものは頻繁に更新されるわけではないようなので(ヘルプを読むとMonthlyとなっている)、必要に応じてDAT Fileだけをダウンロードする。ヘルプにも書いてあるけど、上記のページから「DAT File for weekly v4x (DAT Only)」をクリックして、Unix用の「dat-xxxx.tar」をダウンロードする(おそらくWindows用でも問題ないと思うが、ファイル名を小文字にしないといけないので面倒)。適当なフォルダに展開して、*.datのファイルを/usr/local/vscanxへコピーする。普通のユーザでは権限がないので、「sudo cp *.dat /usr/local/vscanx」として管理者(root)のパスワードを入力する。この操作、ダウンロードするファイルさえわかっていれば自動化できそうな気もするけど、どうかなぁ。
 設定関係では、「Automatically scan at login」にチェックがされていると(デフォルトではオン)ログインしたときにホームディレクトリがスキャンされる。ホームディレクトリのファイル数によってはこのチェックに非常に時間がかかる可能性があるので(60000ファイルとかだとかなり長い)、定期的に手動でチェックするのであればオフにしておいてもいいかもしれない。まあ、バックグラウンドで走らせておいてもそれほど影響はないようだけど。あと、StuffIt Expanderの設定に解凍時にウィルスをスキャンするというオプションがある。これをオンにしておくとファイルを解凍したあとに解凍したファイルに対してウィルスキャンをかけてくれる。試しに、EICARというテストファイルをgzipで圧縮したものを展開させてみたところ、無事見つけてくれた。

 次回は、FireworksをOpenGLを使って書き直してみた話かな。あと、WebColorX 1.0リリースを予定。
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