あまつぶ

7.14【Xにも花火を】

 なんの前触れもなく久しぶりに新作のソフトをリリース。Fireworksというスクリーンセーバ。
 昨晩、ふと、花火のスクリーンセーバが欲しいと思い(1:00頃)、いろいろ検索してみたが、これといってぱっとするものがなく、じゃあ作ってみるかと参考になりそうなアルゴリズムを探し(1:30頃)、Project Builderを起動し、スクリーンセーバのテンプレートから新しいプロジェクトを作成(2:00頃)。中身はCocoaで書かなければならないようなので、Cocoaはやっぱり!のスクリーンセーバの項や画面描画あたりを参照しながら試行錯誤。4:00頃には一応動くようになり、それから5:30頃まであちこちいじったところで一度睡眠。13:30頃に復帰して14:30頃に一応完成。思い立ってから約13時間(内、休憩8時間)、一応、花火らしく見えるスクリーンセーバが完成した。
Fireworksイメージ ま、勢いだけで作ったので、まだまだ完成度は低い。なんといっても動きが遅すぎるし、花火の種類が変わるわけでもない。種類については、開くタイミングでパターンをいくつか用意したり、途中で色が変わるようにしたりすればそれなりにいろいろできそうな気もするけど、スピードの方は結構深刻だ。公開したものは、iBook Dual USB(500MHz)でそれほどストレスなく動くようにパラメータを調整したけど、やっぱりちょっと寂しい(右のイメージは、スクリーンショットを撮るためにパラメータを変更して、スピードの遅い中で撮ったもので、実際のものとは異なる(汗))。
 Cocoaでの描画がいまいちまだわかっていないので、そのあたりを最適化していけばもう少しましになるのかなとも思いつつ(右のイメージを見ればわかるように、すべての点についてアンチエイリアス処理がかかっているのでこれも遅くなっている原因なんだろうな……。きれいだけど)。

 初めて作ったのであちこち無駄な部分もあると思うけど、一応ソースも公開。アーカイブの中になにもドキュメントが入っていないけど、ソースについても自由に使っていただいてかまわない(使えるかどうかはともかく)。もし、このソースを参考にして別の花火スクリーンセーバを作って公開するなら、そのソースも公開していただけるとうれしいなと思う。

 予告通り、GENE95というフリーの英和辞書を入れてCeDarで検索できるようにしてみた話。(Mac OS X限定)
 検索ができるようにするためには、FreePWINGという形式(正確にはJIS X 4081形式?)に変換しなければいけない。このための変換ツールは、FreePWINGから入手できる。また、FreePWINGを使ってGENE95を変換するためのスクリプト(?)はFPWBOOKから入手できる。
 まず、FreePWINGをダウンロードする(これを書いている時点での最新バージョンは1.4.2)。そして、適当なフォルダへ展開する(以下の説明では、~/workにfreepwing-1.4.2というフォルダで展開したものとしている)。そして、ダウンロードしたFreePWINGをインストールする。

 FreePWINGのインストール(~/work/freepwing-1.4.2へ展開した場合)
% cd ~/work/freepwing-1.4.2
% sudo make install
(パスワード入力)

これで、自動的にインストールされる(インストール先は/usr/local/bin)。
 インストールがすんだら、今度は変換のスクリプトをダウンロードして、これも適当なフォルダへ展開する(説明では~/workのgene95-fpw1.1.2へ展開)。その中のREADMEを読んで、必要なファイルをダウンロードする(gzipとかzipとかは最初からインストールされているし、LHaの展開はStuffIt Expanderでもできるので、特に必要はないかもしれない。私は、とりあえず、jcode.plのみをダウンロードして、~/work/gene95-fpw1.1.2フォルダに入れておいた)。さらに、GENE95をダウンロードして展開し、これも同じフォルダに入れておく。
 ここまで準備できたら、READMEに書かれているとおり、

 GENE95の変換(~/work/gene95-fpw1.1.2へ展開した場合)
% cd ~/work/gene95-fpw1.1.2
% fpwmake
% fpwmake catalogs
% fpwmake package

とすれば変換は完了する(fpwmakeには大変時間がかかるので、しばらく休憩)。
 最後にgene95-fpw1.1.2.zipというファイルができるのでこれを展開して「GENE95」フォルダを作り、このフォルダを適当なところにおいてエイリアスを~/Library/Preferences/CeDar Preferencesに作成するか、フォルダからディスクイメージを作成して使用するかすればok。Xではディスクスクリプトがまだ使えないようなので、フォルダのエイリアスがおすすめかな。多少容量がもったいないけど、すぐにひけるメリットは大きい。
 作成する途中でできたファイルは必要なければ捨ててしまってかまわない。最後にできた圧縮ファイルをバックアップしておけば、次に使うときには変換作業をしなくてすむ。

 最近X漬けだなぁ。次回は、PackageMakerを使ったインストーラパッケージの作成、かも知れない。
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