あまつぶ

7.13【リソースフォークもコピーしたい】

 まず、前回の続きから。
 前回、cpコマンドでコピーをするとリソースフォークの内容などが消えてしまうということを書いたが、それに対する解決策がわかったのでその報告。今日送られてきたADC(Apple Developer Connection) News #309を読んでいたら、Learning the Mac OS X Terminal, Part 5というのが紹介されていた。参考になる情報がないかなとアクセスしてみると、どうもバックアップの話のようだ。その中でいくつかのツールが紹介されていて、たしかに、cpでは、リソースフォークなどをコピーできないことがわかる。それに対して、CpMacやdittoというコマンドを用いれば、リソースフォークを残したままコピーができるようだ。
 早速、dittoを試してみた。「ditto -help」によると(上記の記事にも書かれているが)、-rsrcというオプションがあって、これをつけることによってリソースフォークを含めてコピーしてくれるようだ。前回、「cp -R "Documents/" BinaryDist」と書いていたところを、「ditto -rsrc Documents BinaryDist」とすればok。cpの場合は、サブフォルダまでコピーするのに-Rというオプションが必要だったが、dittoでは不要のようだ。また、-Vオプションを指定することにより、コピーされたファイルを表示させることができる。上記の記事では、この機能を使用して、バックアップの結果をメールで送信している。そんなこともできるんだなぁ。
 ちなみに、Part 5以外を見たい場合は、Learning the Mac OS X Terminalから。

 もう一方のCpMacの方は、日本語の記事があった。OS X ハッキング! 第23回によると、Developer Toolsに付属のコマンドらしい。パスを通しておく必要があるのと、大文字/小文字を区別するのでCpMacと正しく書かないといけないのが少々面倒だが、こちらも同じことが実現できた。ただ、先に紹介した記事によると、CpMacではアクセス権はコピーされないらしいので、それが必要な場合には注意が必要かもしれない。

 以前書いたように、iBookにNX-MD1をつないでいるのだけど、夜間など、ヘッドホンを使う場合もある。コントロールパネルのサウンドで出力する装置を切り替えるか、USBケーブルを抜く……などの方法で切り替えることができるけど、いちいちコントロールパネルを開くのも面倒だし、ケーブルを抜き差しするのも面倒だ。なにかいい方法はないものだろうか。
 Mac OS 9.xだと、AppleScriptのScripting Additionsに「Sound Scripting」というのがあって、この中の「sound output devicesとかcurrent sound output deviceとかを使えば切り替えができそうなのだけど、Xではどうやるのかしら。「set volume ...」で音量が変えられるのはわかったのだけど、こういうリファレンスってどこかにあるのかな?
 また、Terminalで「defaults find sound」としてみると、com.apple.sound.output.balanceとか、com.apple.sound.output.muteとか、com.apple.sound.output.volumeとかが出てくるのだけど、装置については何もなし。うーむ……。

Harry Potter and the Goblet of Fire CD(case) なぜか右の写真のものがすでに家にあったりする(苦笑)。
 ということで、買っちゃいました(汗)。CD 18枚、20時間。とりあえずiTunesで取り込み中。1.5GBくらいになるのかな。すごい。ハードディスクの空き容量が心配だけど、ぼちぼちがんばろう。
 まだ取り込みながらざーっと聴いているだけだけど、だいたい聴き取れそうな感じ。よかったよかった。しゃべりわけは、iBookに入っていた(おそらく)US版の朗読の方がはっきりしているような気がするな。ちゃんと聴き比べたわけじゃないけど、感じとして。また、「Complete & Unabridged」と書いてあるだけあって(anabridgedは、「省略していない、完全な」という意味らしい:研究社 新リトル英和和英辞典より)、本と同じ内容みたい(当たり前か)。
 ところで、中のCDは下の写真のような感じ(いまいちな写真だけど)。この写真でわかるかどうかは謎だけど、それぞれのCDに数字で番号がついてる。それと、なぜか、色が2種類あって、2、6、7、10、13、14、17、18枚目とばらばらに色が違う。3枚目が同じ色ならジグザグに同じ色になるような気もしつつ、謎だ。
 内容については、聴き終わった頃にまた機会があれば、レビューさせてもらおうかなと思う。

Harry Potter and the Goblet of Fire CDs 本の方は全然進んでなくて、まだ11章の途中。日本語版の発売が10月23日に決まったらしいけど、それまでに読み終えることはできるんだろうか。まだ3か月あるからなんとかなるかな……(笑)。ま、聴くだけなら20時間で終わるみたいだから、がんばらないと。

 次回は、前回の予告通り、かもしれない。
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