6.6 Navigation Service SDKの続き。pdfのドキュメントをリファレンス部分以外一通り読んだ。その前にサンプルのアプリケーションを開いてみて動かしてみたら今までと同じファイル選択ダイアログが出てきておかしいなと思ったら、Navigationっていうライブラリを機能拡張フォルダに入れておかないとだめらしい。Navigation Serviceを利用するために必要な環境は、Navigation Shared Library、Apperance Manager 1.0.1以降、MacOS 7.5.5以降ということらしい。要するにOS8以降ならばNavigation Shared Libraryを入れるだけでよくて、7.5.5~7.6.1ならApperance ManagerとNavigation Shared Libraryを入れるだけでいいというわけか。68kで動かす場合は、現在のところCFM-68k Runtime Enablerがインストールされていないと動かないとのこと。将来のバージョンではなくても動くようになるとか書いてあった。 かなりいろいろな変更がなされているが、複数のファイルを同時に開くことができるようになったことや、よく開くフォルダ/ファイルを登録したりこれまでに開いたファイルを覚えてくれたりという機能はなかなか便利かな。ダイアログを動かすことや大きさを変えることもできるし、ファイルリストのフォルダをFinderでのリスト表示のときのように開くことが可能というのもなかなか面白い。FinderからアイテムをDrag&Dropすることができるのはちょっとびっくりしたが。また、フォルダ選択専用のルーチンも用意されたので、これまでのようにCustomGetFileでうまくフォルダを選択できるように、、と努力する必要もなくなった。 だいたいわかったのでさっそく組み込もうと思ったのだけど、いろいろ機能が追加されたので結構ややこしい。SimpleTextのソースを見てみたら、今までのファイル処理ルーチンと似た形で呼び出すルーチンを介してNavigation Serviceとやりとりするようにしてあった。たしかにこうすればすでに作ってあるルーチンをあまりいじらずに使うことができるからいいかもしれない。それにNavigatior Service関係のルーチンを別のアプリケーションと共有することもできるだろうし。ただちょっと厄介なのは、ファイル選択ダイアログをデフォルトの設定のまま使ったとき、SimpleTextならSimpleTextで作ったファイル(要するにクリエータコードがttxtのファイル)しか選択できないというのは不便だ。ポップアップメニューで「Readable File」などを選べばその他の開くことができるファイルも選べるようになるが、ちょっとわかりにくい。Type Popupなしのダイアログのときにどうなるのか、、というところかな。まずは適当に使ってみることからかなー。 |