あまつぶ

3.10 23:30 【続AppleScriptのサポート】

 QT-QにちょっとずつAppleScriptに対応するルーチンを追加中。Object Specifierの分析方法はまだおぼろげながらわかったというくらいで不安も多い。本(Macintoshプロフェッショナルプログラミング)のサンプルコードを読んでアプリケーションにプロパティを追加するところまでは簡単にできたのだが、ウィンドウクラスを作ってそれにプロパティを……というのがなかなか難しかった。これをする方法については書かれていないのでSDKにあったソースをがんばって読む。'aete'をRezで作る方法もいまいちよくわからなかったが、サンプルを見ていたらだんだんわかってきた。関係ないが、プロパティの設定にフランス語環境でのスクリプティングを考慮して「男性」とか「女性」といったフラグがあるというのは驚いた。ま、今となっては使われることはないんだろうけど。
 'aete'にウィンドウクラスとそのプロパティを追加するのは別に難しくなかったのだが、そのプロパティを取り出すプログラムがややこしかった。指定されたウィンドウを得るところまではサンプルのコードを見てだいたい理解することができたのだけど、そこからプロパティを得るにはどうしたらいいんだろう。サンプルではウィンドウのトークンからウィンドウプロパティのトークンを作成するようにしているが、AEResolveの最後で取り出したいプロパティへのspecifierが作成できていないとまずいんじゃないだろうか。と、、しばらく悩んだのだが、サンプルと同じようにやってみてデバッガで追ってみると、最後に作成するものがウィンドウプロパティのトークンで構わないみたい。AEResolveから戻ってきた時にトークンのデスクリプタタイプを調べて、ウィンドウプロパティならそのプロパティを取り出すルーチンに渡すと。グローバルプロパティ(じゃなくてアプリケーションプロパティかな?)についても同じようにするべきだろうからもう少しコードがまとまったら変更していくようにしよう。
 なんとかウィンドウに「名前」プロパティを用意してそれを取り出すところまではできたのだが、次にQT-Qの独自のプロパティを追加しようとしたところでまた行き詰まってしまった。プロパティにはユニークな4文字のコードを割り当てるのだが、どうもここで使えるコードは最初が'P'でないといけないみたい。そのあとの文字に制限があるのかどうかは調べていないが、サンプルではすべて大文字のアルファベットになっていたのでそれに従っておくのがよさそうだ。ドキュメントのどこかに書いてありそうな気がするけど面倒なのでやめ。とりあえず「PSIZ(イメージサイズ)」と「PQLT(画質)」プロパティを追加し、それらを取り出すことができるようにしてみた。
 あとは「set」「close」「save」くらいをサポートできれば一通りのことはできるかな。QTのエフェクトもAppleScriptから実行可能にするのが理想なんだけどどれもパラメータがたくさんあるので難しそうだなぁ。どういう形で実現するかも問題だけど。ま、それぞれについて命令を用意するって方法で構わないかな?(^^;; その前に実装しないといけないことがたくさんあるんだけど。

 Mac Fan internet 99年3月号でWebColor_FKEYが紹介されてCD-ROMに収録されているという話を聞いたのだが、うちにはまったく連絡がきていない。収録されているバージョンは0.02で添付のドキュメントに書かれているメールアドレスは以前のものだそうなのでひょっとしたら連絡をとろうとしたが連絡がつかず未確認のまま掲載してしまったということなのかも知れないがどういうことなんだろう。まだ自分で掲載を確認したわけではないのでわからないが、連絡がつかなければ無断で掲載していいというわけではないと思うのだが。連絡することを強制してはいないが、礼儀というものがあるでしょう。
 メールアドレスが古いままのものを公開してしまっていたのはぼくのミスだけど、ドキュメントにはあまつぶのアドレスが書いてあるわけだから調べようと思えば調べられるはず。どういう経緯で掲載されたのかちょっとわからないが、明日にでも掲載状況を確認してくることにしよう。わざわざ買って……というのは面倒なので立ち読みでいいや。無断掲載を発見したのは今回が初めてなのでどう反応していいかわからん(苦笑)。

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