あまつぶ

3.12 18:00 【圧縮方式の再考】

 今さら書くまでもないことだけど、うちで公開しているソフトは一部を除いてLHAで圧縮されている。どうしてLHAなのかってのは前に書いたので(えーっといつだったかな、、あ、7.16みたい)、細かい話は省略。MindExpanderというStuffItExpander互換の展開ソフトが登場したりStuffItも5.1(だっけ? 使ってないのでよく知らんが(笑))になったり、状況がまたちょっと変わってきたということで再度その話題を取り上げる。
 5.1形式(って呼び名でいいのかな?)で圧縮すると4.xでは展開できないらしい。圧縮率が向上するということなので、StuffItを圧縮/展開に使っている人は新しい形式で圧縮する方がいいかもしれないけど、うちみたいに4.02を使っていると当然ながら展開することができない。5.1のExpanderもフリーウェアだからそれを使えばいいのかもしれないけど、フリーウェアのくせに「製品版を買え」みたいなダイアログが毎回表示される(笑)。うちは前にも書いたように買うつもりはないからそんなダイアログの出てくるうっとうしいソフトを使うつもりは毛頭ない。LHAのアーカイブを中途半端に展開してくれるソフトも使うつもりはない(笑)。
 アーカイブを作成する人にも、新しい形式で圧縮する必要があるのかというのは謎だ。自分で使うだけならその方が確かに便利なんだろうけど公開するとしたら以前の形式にすべきだろう。わざわざアーカイブを展開するために新しいバージョンのExpanderをインストールして展開する度にダイアログを見るなんてのは精神衛生上よろしくない(笑)。どうしても展開したい時のためにインストールしておくだけならいいかもしれないけど。
 そもそもなぜ新しい形式を作ったのかもよくわからないが、どうしてなんだろ。圧縮率があがったりいろいろできることが追加されたりしたのかも知れないけど、Expanderを使って展開だけしている人にとってはうっとうしいだけ。こんなばかげたことができるのは、事実上StuffItが"標準"になってしまっていて他に競合するソフトがないからではないか、と思うわけ。MindExpanderっていう互換の展開ソフトが出てきたのでそれで展開できないアーカイブを……という意図もあるのかも知れないが。
 LHAのサポートについても相変わらず中途半端なままだ。まあMacBinaryつきのLHAファイルなんてのはたぶん日本でしかもごく一部でしか使われていないフォーマットだろうからそんなものに対応するつもりはないのかもしれないけど、うちみたいにLHAでファイルを公開しているサイトにとっては頭の痛い問題だ。今でこそ「ちゃんと展開できない」とか「テキストファイルになってしまった」というメールは減ってきたが、4.5が出てすぐの時にはそういうメールをたくさんいただいた。4.5は使っていなかったのでわざわざ入手してきてわざわざ試してみなくてはいけなかった(結果がわかったらすぐに消したけど(笑))。結論は「展開した後にできたテキストファイルをもう一度ドロップしてデコードしてやればok」というものだったが、これでは『LHAは不便だ』と思われてしまう。
 確かにMacLHAはあまり便利とはいいがたいが、LHA Expanderを使えばその展開はかなり簡単だ。展開の速度も速いし。LS Assistを使えばドロップしたファイルの種類によってStaffItExpanderとLHA Expanderに自動的に振り分けてくれるし、コンテクストメニューの使える環境ならLSAssistCMPをインストールしていればコンテクストメニューから「展開」を選ぶことができる。シェアウェアだが、まいまいを使えば展開せずに中身をブラウズすることも可能だ。唯一の問題は、ブラウザでダウンロードした時などに「〜.hqx」などのデコードをStuffItExpanderにさせる設定にしてあると、4.5以降ではデコード後のLHAを展開してしまうことだけだ。
 StuffItExpanderの設定で「Continue to expand(日本語版だとなんだろ?)」をオフにしておけば自動的に展開しないようになるが、自動的に展開までやってくれる方が便利だという人もいるだろう。できたアーカイブの種類によって処理をわけてくれればいいのだが、そのへんは戦略なんだろうか。理想的にはファイルのデコードをしてその結果できたファイルをLS Assistに渡してくれるようなソフトがあればいいのだけど見たことないよなぁ。自分で作れたらベストだけどデコードの方法知らないし(汗)。MindExpanderとかでそういうことができるようになるといいんだけどなぁ……。ま、今のところはうちみたいに4.0xを使ってなんとかするか、「Continue to expand」しない設定にしておくか、展開してしまうのを我慢して使うかしかないのかな。うーむ。。

 ま、うちではLHAを使い続け、「〜.LZH.hqx」でファイルを配付し続けるつもり。DiskCopyの例のバグがなおってもう少し一般的になってきたら(最近のAppleから配付されているファイルはだいたいDiskCopy形式になっているからそこそこ一般的かも知れないけど自動マウントできる形式になっているとサイズがちょっと気になるかな)そっちに乗り換える可能性もあるけど、少なくとも「〜.sit.hqx」にするつもりはない。エンコードせずに「〜.LZH」のまま公開するという手もあるけどアーカイブファイルのファイル名に自由な名前が使えなくなるし環境によっては正しくダウンロードできない可能性もあるだろうからおそらく今のままかな。

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