商品説明の書き方
商品説明は親切丁寧に書かなくてはならない。その商品の説明を客観的かつ的確に書かなくてはならない。しかし、文章にすると、同じことを表現しているのに書き手によって、微妙に違う言い回しになることが良くある。
写真はその商品を良く見せるために、光の当て方や角度など撮り方に工夫することが多いが、不思議と文章を深く考える人は少ない。嘘は絶対に書いてはいけないが、文章にも写真と同じく、良く見えるためのひと工夫が必要なのではないだろうか。
それでは、オークションにおける文章の工夫とは何だろう。
それは、先ず、分かりやすく書くこと、客観的な説明とすることが挙げられるがそれ以外に「必要ないことは書かない」、「不利な点をあえて強調する必要はない」ということだろう。
これらについて少々見ていくとすると、
1文面から中古品と分かるものはあえて「中古」と表記するな
オークションの商品は基本的に中古品である。例えば、「3年前に購入したマザーボード」と説明しておきながら、題名に「中古マザーボード」などと書く必要なない。「中古」とわざわざ断る必要など全くない。これは、書くだけで古さが前面に出てしまいイメージの低下につながるのを防ぐためである。
2欠陥があるものは欠陥を明記したうえで肯定的に書け
欠陥があるものは欠陥を必ず書かなければならない。しかし、例えば「傷があります」と書くよりも「傷がありますが、見た目には殆ど目立ちません」とか「傷がありますが、動作には全く支障がありません」と書いた方が肯定的なイメージとなる。
3オークションで手に入れたものでも「オークションで入手した」とは絶対書くな
オークションで売却する場合、売り手がどのように入手したかなどは落札者は感知しないし興味はない。落札者はその落札価格と商品の状況にしか興味はない。しかし、「オークションで手に入れた」という情報を聞いたら落札者はどう思うだろうか。「もしかすると俺が落札した金額よりも安く落札した品じゃないの」とか「こいつ、高く売りつけやがって」と思うかもしれない。いきおい、なるべく安く落札するべくなかなか価格は上がらなくなってしまうことが予想される。
4重大な欠品は明記しなくてはならないが大した重要でもないものの欠品は「お送りするのは写真のとおり」とせよ
何が重大か、何が重大でないかは商品によるが、まあ、常識的に言って、その欠品が、その商品価値が低下させるようなものではないのであれば、わざわざ「欠品です」とは言う必要はない。例えば、ユーザー登録が大して必要がない商品とすると、わざわざ「ユーザー登録カードはありません」などと書く必要はなく、商品の写真を見せて「お送りするのは写真のとおり」とするのみで良いということ。
5偽物が存在するジャンルの場合、普通に入手したものは「正規品」と明記せよ
先の「中古」が否定的なイメージがあるのに対して「正規品」は肯定的なイメージがあるためである。これは偽物が存在するジャンルであるならば、伝える必要がある正しい情報であることには間違いないので、できるだけ「正規品」と書くようにしたい。
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