第1回 Fireworksとは?


  FireworksはDirectorなどで有名なMacromediaが開発した、JPEG、GIFなどのWeb グラフィックスを作成するための統合環境です。


 従来、Webで使用するグラフィックを作成する場合、FreeHandなどのベクターベースのドローツールで画像やレイアウトをデザインし、ラスタライズした後、Paintshopなどのビットマップベースのツールでさまざまなフィルターを駆使してエフェクトをかけるという方法が一般的でした。


 しかし、その場合、たとえばWebに貼り付けるボタンを作っている時、Paintshopでいろいろなエフェクトをかけた後で、スペルミスに気付いて途方にくれたり、同じデザインで文字だけ違うボタンを量産する時など、うんざりするほどのルーチンワークに嫌気が差したのは私だけでは無い筈です。

 Fireworksでは、まずこんなhome.gif (1526 バイト)ボタンを作ったら、それをベースに下のような文字だけ変えたボタンを量産するのは朝飯前です。(所要時間数分)

next.gif (1562 バイト) cool.gif (1548 バイト) new.gif (1813 バイト)

 さらにテクスチャーを貼ったり、エフェクトを変えたりすれば、こんなボタンも簡単に作成することができます。(所要時間約10分)

sample1.gif (5286 バイト) sample2.gif (5031 バイト) sample3.gif (4033 バイト)

 Fireworksではグラフィックやテキストが、いつでもエフェクトをかけられる状態でありながら、常に編集することが可能です。このため、真の意味でのデザインに専念することができ、プロのWebグラフィックデザイナーにとっては生産性を飛躍的に高める、かなり使えるツールであると言えるでしょう。また、素人でもパラメータをいろいろなを適当に変えて試行錯誤していると、自己流にしてはそこそこ満足の行くデザインを作成できると思います。


 Fireworksの詳細については、MacromediaのWebページを参照してください。また、ここにFireworksを使用して作成された素晴らしいグラフィックスのギャラリーがありますので、ぜひ一度ご覧になってください。

おわりに

 今回はFireworksをほんのさわりだけご紹介しました。参考までに私がFireworksを使用している環境を以下にまとめておきます。

使用マシン Gateway G6-266 Multimedia

Pentium II 266MHz、Memory 96MB、STB Nitro 3D(Virge GX)

OS Windows 98

 

Fireworksのバージョン 1.0.1(日本語版)

 

 次回は、今回サンプルとして使用したボタンを実際に作成する手順を説明します。

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