欠陥解決モジュール For

    MS-Word 95, 97以降

         ( ※ Word97以降 = Word97, 98, 2000, 2002, 2003 etc.)

[ 改訂  2003.11.20 ]

 
 これは、MS-Word95およびMS-Word97以降 における、データ消失の欠陥を
解決するソフトです。(内容については後述。)

 これはフリーソフトなので、無料で利用できます。
 また、初心者でも、簡単に使えます。

 ダウンロードするには、次をクリックしてください。
 そのあとどうすればいいかは、次に述べます。

  (ダウンロードしたあと、ゆっくりとこのファイルを読むといいでしょう。)

 

  MS-Word 95 用は

     欠陥解決モジュールFor MS-Word95       (Ver 3.0d )   (48KB)

  MS-Word 97以降 用は

     欠陥解決モジュールFor MS-Word97以降    (Ver 3.0d )   (76KB)

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 ※ ダウンロードの際の注意点。

           \Windows\Temporary Internet Files 


 
  < インストールの方法 >

 ダウンロードすると、Upaid95a.exe または Upaid97a.exeというファイルを得ることができます。

 このファイルは、自己解凍ファイルです。次の手順で、解凍してください。

   (1)新しいフォルダを作成する。
   (2)上述の、ダウンロードしたファイルを、(1)のフォルダのなかにコピーする。
   (3)コピーしてできたファイルを、ダブルクリックする。
   (4)「Readme.txt」というファイルが自動表示されるので、その指示に従う。

 インストールの仕方などは、説明ファイルに記してあります。その説明を読んで、インストールするかどうか決めてください。

 なお、ダウンロードしただけでは、インストールはされません。また、解凍しただけでも、インストールされません。インストールするには、一定の操作が必要です。

 (※ 念のために言い添えておくと、このソフトはレジストリなどの変更を行わないので、安心してアンインストールができます。気に入らなければ、プログラムファイルを削除するだけで、アンインストールできます。)


 
  < MS-Wordの欠陥  >

 MS-Word には、バグのほかに、本質的な欠陥があります。それによって、保存・編集・印刷・表示などの際、データの一部が消えてしまいます。具体的には、次の場合です。(多くは、ルビのある文書で生じるデータ消失です。ただし、それ以外の場合もあります。)

 
 保存のときのデータ消失

 [1]ルビのある文書を txt 形式で保存すると、ルビの付いた文字が丸ごと消えてしまう。

 たとえば、「とても憂鬱だ」という文の漢字に「ゆううつ」とルビを振ると、 txt 形式で保存したとき、「憂鬱」の部分が消えて、「とてもだ」となってしまう。

 [2]冒頭に自動インデントで字下げが入った文書を txt 形式で保存すると、冒頭の1字分の空白がすべて消えてしまう。

 ちゃんとした日本語の文書をつくったつもりなのに、それを txt 形式にすると、見るも哀れなひどい体裁の文書になってしまう。当然、段落ごとに、いちいち 冒頭に空白を入れなければならないが、大変な手間が掛かる。しかも、見落としも起こりがちだ。
 Word文書を txt 形式にするのは、 Eメールを書いて出したり、文書を他人に渡そうとしたりするときには、よくあることだ。それが正常にできなくなってしまうのだ。 

 編集のときのデータ消失

 [1]検索するとき、ルビ付きの文字は無視されてしまう。

 たとえば、「憂鬱」という語を検索しようとしても、その語にルビが振ってあれば、検索から漏れてしまう。実際には文中に「憂鬱」という語があったとしても、MS-Wordは「見つかりませんでした」と結果報告する。

 [2]文書校正のときに、ルビ付きの文字は無視されてしまう。

 たとえば、「私は憂鬱だ」という語があると、この文を文書校正したとき、「憂鬱」の部分を無視して「私は■だ」という文と見なすので、判断ミスが生じる。(Word 97 では常に「間違った文だ」と見なすので、わずらわしい。Word 98 以降では常に「正しい文だ」と見なすので、間違いが見逃される。)
 こうしたことが、ルビの付いたあらゆる箇所に起こるので、ルビの多い文章では、非常にたくさんの判断ミスが生じる。Wordのたくさんの判断ミスに、ユーザーは無理やり付き合わされねばならないので、たいへん面倒である。

 印刷のときのデータ消失

 [1]ルビのある文書を印刷すると、行間隔が乱れることがある。

 ルビのある部分だけ、行間隔が広くなるのだ。つまり、その部分で、行間隔のデータが失われるわけだ。

 [2]ルビのある文書を印刷すると、ルビのサイズが 1/4 角にならないことがある。

 たとえば、本文が 11 ポのとき、ルビのサイズが 5.5 ポとはならずに、5 ポとなってしまう。通常、いちいち手動で直さなくてはならないので、たいへんな手間が掛かる。
 また、たとえば、ルビ付きの文書を10.5ポで作成したあと、この文書を12ポに変更すると、ルビのサイズまですべて12ポになってしまう。そこで、ルビを6ポに変更しなくてはならない。いちいち手動でやるのはたいへんな手間が掛かる。

 表示のときのデータ消失

 [1]1行の文字数が多いと、行の右側部分が、画面の外にはみ出す。

 仕方ないので、いちいち右スクロールすることが多いのだが、これでは、たいへんな手間が掛かる。

 文書変換のときのデータ消失

 Word95 , 97以降 の 各形式のルビが、相互に編集不能。

 ここで、「編集不能」とは、つまり、ルビ自体は表示されるが、ルビを解除したり、ルビの文字を変更したりすることができないことを意味する。

 Word98 と Word 2000 は、それ以前のバージョンのルビを編集できる。しかし、それ以外の場合は、編集が不可能となる。たとえば、 Word 2000 で作った文書を、他人に渡すと、そのルビの箇所が、Word 95 や Word 97 で編集できない。(読み取りは可能だが。)

 つまりは、Word では文書の文字の互換性が不十分なのである。これは困る。レイアウトの互換性が不十分だとしても、まだ我慢できるが、文字の互換性が不十分だとしたら、到底我慢ができないだろう。


 ………以上に述べてきたように、さまざまなデータ消失が生じます。

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 さて、以上は、MS-Word95とMS-Word97に共通した欠陥です。もちろん、一太郎では、このような欠陥は生じません。当然、メーカーが直すべきなのですが、以上の欠陥は、ずっと以前から指摘されてきたにもかかわらず、MS-Word97の発売時点でも、改善されませんでした。

 そこで、メーカーは頼りにならないので、MS-Word97の発売された現時点で、私が欠陥を解消するソフトを開発しました。

 このソフトを用いれば、以上の問題はすべて解決されます。

 さらにまた、マクロウィルスを駆除する機能も加わっています。

 というわけで、どうぞ、このソフトをご利用ください。



  < 使い方 >

 このソフトの、機能の説明や、操作の方法については、ダウンロードしたファイルのなかにある説明ファイルを、お読みください。初心者でも簡単に使えます。



 [付記]

 乱れた行間隔の再指定は、このソフトでは、特に対応する機能を用意しておりません。手動で再指定してください。
 そのやり方は、次の通り。

   (1)対象範囲を選択する。(通常は文書全体。)
   (2)メニューの「書式」→「段落」を選択。
   (3)「行間」を「固定」にして、「間隔」に数値を入力する。
   (4)「OK」ボタン。

 なお、このソフトではともかく、後述の「ワープロ機能拡張セット」を用いれば、上記の操作は簡単に実行できるようになります。 

 多くの箇所にルビを一括して付ける機能は、本ソフトでは用意しておりません。これは欠陥解決というわけではないし、操作が少し難しいからです。この機能が必要な場合は、「ワープロ機能拡張セット」をご利用ください。 


 

 < 利用条件 >

 このソフトは無償です。体験版やシェアウェアではないので、使用期限も設定されていません。とはいえ、著作権は、当方にあります。勝手にコピーや配布をすることは禁じます。ただし、次のことは構いません。

  ・他のホームページにリンクを置くこと。 (個人ページ・商業的ページとも。)
    (許可を求める必要はありませんが、事後連絡してください。)
  ・雑誌の付録CDに掲載すること。
    ( ※ 従来と異なり、特に制限を設けません。)



 < お願い >

 このソフトは無償です。ただし、ひとつだけ、お願いがあります。

 使ってみて、気に入らなかったら、使用をやめて結構です。ただし、もし気に入ったら、あなたの属するパソコンネットの会議室などで、感想(好意)を述べてほしいのです。なぜなら、うちのかみさんが、いつもこう言っているからです。

「フリーソフトなんて、そんな無駄なことやめたらどう? 一円にもならないし。もしかして、ボランティアのつもりかもしれないけど、世の中の誰も感謝なんかしていないわよ。それより、あなたの妻に感謝してもらったらどう? いつもパソコンとばかり付き合って、妻をおろそかにしっぱなしじゃないの。最近、夫としての務めも減ったようだし。わかった? そんな愚にもつかないことは、いいかげん、やめるのよ!」
「はい……」

 と言わされかけているのです。だから、お願い!

 



 < バグについて >

 バグについて心配する人もいるかもしれませんが、十分、確認してあるソフトなので、ご安心ください。

 


  < ウイルスの心配について >

 このソフトは、プログラムなので、ウイルスの感染を心配する人もいるでしょう。しかし、ご安心ください。このソフトに外部からのウイルスが感染していないことは、作者である私自身が確認してあります。また、ホームページはジャストネットに管理されているので、作者自身がウイルスをまぎれ込ませる、という犯罪的行為を犯した場合には、ただちに、身元を突き止めることができます。

  なお、念のため、作者のEメールアドレスを、このホームページの最後に示しておきます。


 
 < 参考 >

 なお、同じ作者から、別のソフトや情報も提供されています。これらも無償ですので、ご利用ください。

   「知の道具箱」

      ここはトップページです。
      リンクを付けたければ、ご自由にどうぞ。
      このホームページからは、多くのソフトを入手できます。
      「簡易日記帳・スケジューラ」「いつも画面上に現れる時計」など。

   ワープロ機能拡張セット For MS-Word

        ( Word95用 と Word97以降用があります。)

     ……MS-Wordの機能を大幅に拡張します。上級者向けです。
       100以上の機能が新たに使えるようになります。

   Atok, MS-IME カスタマイズファイルHomes

     ……キーボードから手を離さずに入力できるようにします。
       いちいちカーソルキーを押さなくても、変換・確定が可能となります。

   MS-Word97の問題(バグ・トラブル) 

     …… MS-Word97では、重大なバグや問題が生じています。その情報。

 (※ マイクロソフトのホームページに移るには、先の「ワープロ機能拡張セット」の
    ホームページに移ってください。そこにリンクが記してあります。)

 


 

< バージョンアップ情報 > 

 このソフトについては、次のようにバージョンアップを行ないました。変更点は次の通り。

 (1) Ver 1.1      1997.6.16.

  ・説明ファイルを、簡潔に表示した。
  ・特殊な表示状態の文書でも、ルビの検索ができるようにした。

 (2) Ver 1.2      1997.7.03.

  ・Word95 と Word97 では、ルビに互換性がないので、この問題を解決した。
   つまり、 Word95 形式と Word97 形式の変換機能を付加した。(新機能)
  ・特殊な書式を含む文書でも、ルビに関する処理ができるようにした。
   (これは、MS-Wordのマクロ言語の問題を回避するための機能強化。)

 (3) Ver 1.3      1997.7.11.

  ・マクロウィルス(Word 文書に感染する)を、駆除する機能を付加した。

 (4) Ver 1.411     1997.7.14.

  ・使い勝手を良くした。(わずかな変更)

 (5) Ver 1.5      1997.7.30.

  ・「標準」以外の表示モードのとき、ルビ修正関係の機能に異常が発生する問題を解決。

 この問題は、Word97 のVisual Basic で、「EditGoTo Destination:="d'EQ'"」というコマンドのエラーハンドラが無効になる、というバグの影響を受けました。本ソフト自体のプログラムミスではありません。Word95では正常に機能します。
 この問題は、Ver 1.5 では解決されています。同時に Word95 用のプログラムも修正し、安全性を高めました。

 (6) Ver 1.6      1997.10.13.

  ・「ルビ検索」が実行できなかった問題を解決。
    (プログラムのミスではなく、コンバートの際のまぬけな設定ミスでした。ごめんなさい。)

 (7) Ver 1.62      1997.10.14.

  ・「ルビ検索」機能に安全対策が抜けていたのを修正。

 (8) Ver 1.7      1997.10.15.

  ・「ルビ検索」機能が一部不十分だったのを修正。

 (9) Ver 2.0      1997.11.16.

  ・ ルビ処理のさまざまな機能を、大幅に高速化した。

  ・「IME 色設定」の項目を、配置変更した。
    ツールバーのボタンから、メニューの「ツール」へ。
    これにより、本ソフトのバーを、最下段に常時表示できるようになった。

  ・「補助機能バー」の名称を「特殊機能バー」に変更した。

  ・ Word97 版のみ、「校正波線の 表示・非表示」機能を付加した。

 (10) Ver 2.0b      1997.11.23.

  ・ Word97 版のみ、「校正波線の 表示・非表示」機能を修正した。

 (11) Ver 2.3       1998.03.21.

  ・ 「ウィルス駆除」を使いやすくした。

  ・ Word97,98 版のみ、「MS-IME98カスタマイズファイルHomes」を付属した。

 (12) Ver 2.3b      1998.08.01.

  ・ Word97,98版のみ、添付の「MS-IME用ソフト」を少し変更した。
   (本体ソフト[Word97,98用]の方は 無変更)

 (13) Ver 2.4      1998.09.10.

  ・ 一部のごく特殊な書式がある場合に、「ルビ削除」「ルビ脇字」が
    エラーを起こすことがあるという問題を解決。
  ・ Word97,98版のみ、添付の「MS-IME用ソフト」を少し変更した。

 (14) Ver 2.5b      1999.05.09.

  ・ 漢字以外の文字にルビを振ると、「ルビ削除」「ルビ脇字」が
    エラーを起こすことがあるという問題を解決。
  ・ その他、細かな修正。
    ※ Ver 2.5 (99.05.08.) には若干問題があります。

 (15) Ver 3.0      1999.08.23.

  ・ Word 2000 上で作動するようにした。
  ・ Word 2000 の「クリップボード バー」機能。
  ・ 「ルビ変換」で Word 2000 形式に対応。
  ・ 「ルビ検索」の不具合を修正。

 (16) Ver 3.0c      1999.08.25. (Word97以降 用のみ)
  ・ 「ルビ変換」で、他形式から Word 2000 形式に変換できない
    という問題を修正。 ( ※ Word95 用では、この問題は無し。)
  ・ 起動の高速化

 (17) Ver 3.0d      2003.11.20.
    説明文書のみ、変更した。


  <最後に>

    感想があれば、ぜひお寄せください。大いに歓迎します。
    ただし、一般的な使用法などのサポートは行なっておりません。

    当方のメールアドレスは、次の通り。

          nando@js2.so-net.ne.jp

    氏名   南堂 久史

                      [ 以上 ]