MZ−80C  (定価 268,000円)

前年末発売のMZ−80Kは自分で組み立てるキットでしたが、このMZ−80Cは完成品です。シャープは「クリーンコンピュータ」をセールスポイントにしていました。他社のパソコンがBASICをROMに入れていたのに対し、シャープは起動する度にBASICをテープレコーダからRAMにロードする方式を採用し、これを 「クリーンコンピュータ」と呼んでいました。RAMに別のプログラムをロードすればBASIC以外のプログラムも使えるということです。しかしこの方式はROM方式に比べ起動に時間と手間がかかるという大きなディメリットがありました。現在のパソコンはこのクリーンコンピュータ方式ですが、ハードディスクからRAMにプログラムをロードするので高速です。



■ 用語
1) ROM(ロム) 書き込んだ内容を変更できないメモリ。電源を切っても内容が消えない。
2) RAM(ラム) 自由に書き換えができるメモリ。電源を切ると内容が消える。



 アメリカの御三家のパソコン


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