ＨＴＭＬって？

最初に

今のところ、世界で一番汎用性の高い文書形態が、ＨＴＭＬだと思っている
自分。世界で一番なんて言いながら、日本語で書いていては仕方ないのですが・・。
汎用性なら、テキスト形式の方が高いじゃんと言われるかも知れませんが、ＵＮＩＸ
と、ＭＳ－ＤＯＳ系では改行コードが違う等の問題もあるし、第一、表現力が全然
違うから、言いたい事を素直に伝える上では、断然ＨＴＭＬの方が良いのであります。

ワープロは要らない

最近、何らかの文書を書くとき、出来るだけＨＴＭＬで書く様に心がけ
ている。こうしておけば、誰にでも何とか読めちゃうのだ。相手がＵＮＩＸ
だろうがＭＡＣだろうが読めちゃうのだ。そのまま、ＷＷＷで公開する事も
出来るし・・。
少々大げさかも知れないけど、下手なワープロよりも表現力豊かな文書
が作れるし、テキストエディタさえ有れば、編集出来てしまうのだから、
これほどお手軽な文書は無いのである。

簡単な事

自分がホームページを作っていると、まるで強力な魔法を使っている
かの様な目で見られる事があるので、とりあえず先に言っておこう。
『そんな事は全く無い！』
自分が人にプログラムを教える時など、いつも言ってる事だけど、別に、
魔法を使ってるわけでも、難しい公式を使って数学の問題を解いている
わけでも無い。単に基本的な事を繰り返して使っているだけなのだ。英単語
で言えば、This is a penや、I am a boy程度が理解出来るレベルである。
だから、身構える事は全く無いのである。
特に、ＨＴＭＬに関しては、ほんの数種類のタグというものの使い方
さえ覚えて（別に覚える必要も無いが）しまえば、有る程度の文書は書けて
しまうのである。まずは、簡単な文書をＨＴＭＬで書いてみる事だ。その上で、
『もう少しこうしたい』などという欲求が出てきたら、ＨＴＭＬのリファレンス
を買って読むなり、どこかのＷｅｂに転がってる説明書などをダウンロードして、
目的のタグを発見すれば良い。更にその欲求が加速して、動くホーム
ページや、生きたホームページなどという欲張りな希望が現れたら、
ＪＡＶＡやＣＧＩを勉強しよう。とにかく、あんまり難しく考えない事が重要だよ。

基本的なこと

タグについて、細かい事を書いていったらキリが無いから、さっき
から言ってる基本的な事を書くよ。とりあえず、やってみる事が肝心
なのだ！メモ帳や、テキストエディタ（ＷＺなど）を開いて、適当に文書を
書いてみる。そう、メールで文書を書いてる時と同じ様に書けば良いのだ。
最初に題名を入れて、本文を書いていく。そうそう、最初に陥りがちなトラブル
を避ける為に、まずは、全部全角で書いてみて！・・・例えば、

テスト
これはＨＴＭＬのテストで～す。最初はこんな感じで、テキストエディタ
に自由に書くのだよ。それからタグを入れてみよう。

こんな風に。

書いたら、文書の最初に、半角文字で<HTML>、文書の最後に半角で
</HTML>と入れてみる。この<>で囲まれたものが、俗に言うタグ
だ。これは、ＨＴＭＬで書かれた文書が、<HTML>から始まって、</HTML>
で終わる事を示している。ＨＴＭＬに於いて、範囲（エリア）を示すタグは、
この様に、範囲の先頭を示すタグに、「／」スラッシュが付いたものを範囲の
終結を示すタグとして使うんです。一応、これでＨＴＭＬ文書は完成！！　
超簡単でしょ？

<HTML>
テスト
これはＨＴＭＬのテストで～す。最初はこんな感じで、テキストエディタ
に自由に書くのだよ。それからタグを入れてみよう。
</HTML>

でも、これだと、ちょっと御行儀の悪い文書って事になっちゃうので、もう少し
手を加えてみよう。

まず、文書情報を記述するヘッダエリアという範囲を設定して、題名『テスト』
をタイトルにする。<HTML>の後に、<HEAD>を書き、『テスト』の後に、
</HEAD>を書いてヘッダエリアを閉じる。更に、『テスト』の文字の前後に、
<TITLE>と、</TITLE>を書いて、タイトルに設定する。
次に、本文を記述するボディエリアを設定する。本文の前後に、<BODY>と、
</BODY>を書いて、ボディエリアの中に、本文が入る様にするのだ。
あと、改行を示すタグは、<BR>だから、本文の改行位置に、このタグを
入れておく。

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>テスト</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
これはＨＴＭＬのテストで～す。最初はこんな感じで、テキストエディタ <BR>
に自由に書くのだよ。それからタグを入れてみよう。<BR>
</BODY>
</HTML>

これで、一応、御行儀は良くなったので、これをセーブしてみよう。エディタの
「名前を付けて保存」を選んで、拡張子をＨＴＭＬまたは、ＨＴＭにして保存する。
セーブ出来たら、それをブラウザで開いてみよう。題名の『テスト』は、ブラウザ
のタイトルバーの部分に表示されている筈だから確認してみて。

以上で、基本中の基本は、お終い。簡単でしょ

もうちょっと変化を

上の例をやってみて、最初に感じる事は、もっと変化が欲しいって事だよね。
多分、次に書くような事をやってみたくなるはず。
- 文字を強調したり、アンダーラインを付けたり、斜体にしたい。
- 背景の色を変えたい。
- 図を貼り付けてみたい。
- 文字の色を変えたり、サイズを変えたりしたい。
- 他のファイルにリンクを貼りたい。
- 区切り線を付けたい。
- 表を作ってみたい。
大丈夫。全部出来るから、ここに、順を追って説明しているよ。もっと、違う事が
したいって場合は、やっぱり、説明書などをダウンロードして、目的に合った
タグや記述方法を探してみてね。探しても目的のタグが見つからない場合は、
あなたの要望が高すぎ！　きっぱり諦めましょう。

最後に！

ここまで書いてきて、出てきたタグの種類は、２０個位かな？　とりあえず、この
位のタグの使い方を知ってれば、有る程度のホームページは作れてしまうん
だから、簡単なもんでしょう？　あとは、やる気の問題で、何とかなるでしょう。
一応、最後に注意点を書いておくけど、普通にホームページ作る場合には、
あんまり邪魔にならない様な注意点だから、ちらっと読んでおいて。
- 半角文字の["](ダブルクォーテーション),[<],[>], [&](アンパーサント)の表示方法
  半角文字の上記文字は、普通に書いても表示されない場合が有るので、注意！
  ・「"」は、"
  ・「<」は、<
  ・「>」は、>
  ・「&」は、&
  と書くのが正式。&を先頭にした文字は他にも有るけど、とりあえず、これ
  だけ覚えておけば、問題無いはず。
- 半角のカタカナは使えない！
  時々、半角カナ文字を使っていて、表示がぐちゃぐちゃになってるホームページを
  見るけど、気付いてないのかな？とりあえず、半角カナは使っちゃ駄目。半角文字
  の「」鍵括弧なんかも駄目！
- 方言などに気を付けて！
  Internet Explorer,Netscape Navigatorブラウザの違いでも、タグの解釈の違いが
  有るけど、それぞれのVersionの違いでも、タグの解釈などが違ったりするので、
  こういう文書を書いたつもりなんだけど、違って見えたってことはよく有る事。
  まあ、ここで書いてきたタグを使う位ならそんなに差は出ないと思うけど、
  方言には極力気を使って書くのが無難ってこと。
- 大文字，小文字に気を付けて！
  ＨＴＭＬのタグは、大文字(例：<HTML>)で記述しても、小文字(例：<html>) で記述しても、
  どちらでも良いのだけれど、ＵＲＬについては、大文字と小文字を区別して書かないと
  駄目。Ｗｉｎｄｏｗｓは、大文字と小文字を区別しないから、自分のハードディスクで
  作って、画像表示出来たからＯＫと思って、自分のサーバに乗せたら、表示出来
  なかったって事は良くあるのだ。Ｗｉｎｄｏｗｓのエクスプローラーは、半角／
  全角ぐっちゃぐちゃに表示しているので、このファイル名を信用しては駄目。
  正式なファイル名の表示されるファイラーや、ＭＳ－ＤＯＳでディレクトリ表示
  して、正式なファイル名を確認する必要が有るのだ。面倒くさい！と思ったら、
  自分のサイトのＵＲＬには、最初から、法則を決めてしまうと良い。例えば、
  フォルダ名は全部小文字，ファイル名は、大文字，拡張子だけ小文字にするなど。
  あとは、その法則に乗っ取って、ファイル名を変更して、その通りに書くだけ。
以上、あとは、あなたの頑張り次第！面倒くさいのさえ我慢すれば、あとは
頑張って作るだけ。エディタを立ち上げて、無限の可能性を捜索してちょうだい。